Shinobu  Shimizu

Shinobu ShimizuさんのMy best 2023

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茨城県

飲茶・点心

Shinobu  Shimizu

御近所にある『家庭中華料理しんちゃん』が、なんと食べログ百名店に選ばれちゃいました。これって凄い事です。お祝いがてらランチを戴きに久しぶりの訪問です。2年ぶりぐらいです。 お店は閑静な住宅地の普通の一軒家。こちらのお宅の庭の一角にある離れが厨房。こちらのご主人が調理を行います。この厨房の前を抜けると普通の住宅の玄関。玄関に入ると、奥さんがスリッパを出してお出迎え。そのまま一階のリビングに通されます。まるでご近所にお呼ばれされた様な感覚です。正に、隠れ家的なお店ですね(笑) 久しぶりなので、単品じゃなく1,500円のランチをお願いしました。メインは「五目やきそば」か「五目チャーハン」が選択できます。「五目やきそば」にしました。他にも何種類かのコースがありますね。5~6,000円台はかなり本格的なコースです。 こちらのご主人は、調理師学校の先生をされており、週に一回教えておられるそうです。その他の日はここでお店を営業しているソースです。 いよいよ「ランチコース」のスタートです。結論から申し上げると、素晴らしい料理でした。メインは当然の事ながら、前菜、点心、デザートに至るまで、一切の隙がありません。 先ずは前菜の「棒棒鶏」です。ピリ辛の胡麻ダレが良いお味です。蒸し鶏は柔らかくジューシー。キュウリは水々しくシャッキリ。味付けは勿論の事、包丁の入れ方、火の入れ方まで完璧ですね。この「棒棒鶏」めちゃめちゃ美味い。 「エビチリソース」です。エビはプリプリ。チリソースの辛味と酸味のバランスが抜群です。白ご飯が欲しくなります。 エビは3尾ですが、この量も絶妙。もう少し食べたいなぁ〜と思うぐらいで、次の料理に移行する感じなんです。 この初っ端の「棒棒鶏」と「エビチリソース」の2品で完璧にやられました。どちらも凄い美味さです。 「海鮮巻き」と「中華点心」です。「海鮮巻き」は、所謂春巻きみたいな感じです。パリパリの皮と、中身のプリプリの白身魚の対比が素晴らしい。今回はそのまま戴きましたが、山椒塩なんかを付けて食べるのも美味しいかも。 点心は「胡麻団子」です。炒り胡麻の風味に、モッチリした餅。甘さ控えめの餡。餡は風味が素晴らしいです。この「胡麻団子」もバランスが良いですね。ホントは。甘い物は苦手なんだけど(笑)、これは美味しいですね。 スープは海鮮?薬膳?野菜?清湯の澄んだ綺麗なスープです。細かく切った野菜が入ってます。奥深くて、ジンワリと染み入る味わいです。 そしてメインの「五目焼きそば」です。文句無しに美味いです。パリパリに揚げた麺に、瀞みが抜群の五目餡が絡みます。大振りの具材は、どれもが主役になるような活かし方をされてます。それらの集合体の餡だから、纏まると凄い美味さ。 麺は揚げているのに、コシがあって、柔らかく、パリパリの食感。相反する食感が交差する美味い麺です。海老も木耳もプリプリの食感です。野菜は油通しされてるので、シャッキリした食感。 珍しかったり、高価な具材は使っていません。何処の家庭でも手に入る食材ばかり。調理で引き出したこの美味さは素晴らしいと思います。卓上の酢が良く合います。こんな美味い「五目焼きそば」食べた事無いです。 〆のデザートは「杏仁豆腐」?「ココナッツミルク」?甘い物にはとんと疎いんで良くわからない(笑)トロトロの舌触りです。これも美味いですね。初めて食べました。 総じて… 最高最強の絶品中華ランチです。 凄い料理の連続でした。全てが完璧でした。家庭中華料理とありますが、これは本格中華料理です。しかもこれが1,500円で食べられるって奇跡です。 こんなに美味しい中華料理が食べられるお店は、中華街なんかを探しても、滅多に出会えないと思います。流石です。 ご近所にある、住宅街にある、徒歩で行ける、隠れ家的な中華料理店。百名店に相応しい名店です。

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茨城県

ラーメン

Shinobu  Shimizu

この日は、昼メシに『良温』さんです。なんか外壁工事してるんですかね?外壁塗装かな?ビックリしました(笑) 最近復活した「中華そば」の「塩」に「辛ネギ」をトッピングしました。メニューに表記は無いんですが、醤油と、塩で選べます。『良温』で「塩」は久しぶりです。 具材は何だかたくさん入ってます(笑)チャーシュー、メンマ、ワカメ、半味玉、ナルト、青海苔。そしてトッピングの「辛ネギ」です。麺が見えませんね〜(笑) スープは軽く乳化した豚メインの塩清湯。動物の分厚い旨味に、煮干しがドーンと加わった濃厚スープです。煮干しは通常の2〜3倍の量だそうです。塩ダレ強めで、油も多め。これぞラーメン!といった感じの、パンチのある分厚いスープです。これはめちゃめちゃ美味いですね。 麺は中太のややウェーブ。モチモチっとした食感に、ツルっとした啜り心地。濃厚塩スープに負けない麺の存在感は、高次元で渡り合うスープと麺の共演です。これは美味い訳だよね。 具材は、どれも最強の『良温』クオリティ。チャーシューはバラになったんですね。口中でトロっと溶けますよ。メンマはコリコリ系。気持ち長くなったような気がしますね。 トッピングの「辛ネギ」はブラペ中心の味付けで、シャキシャキの食感です。量もたっぷりで、麺との食感のギャップが良いですね。 ナルトとワカメって、中華そばって感じの具材ですね。半味玉は黄身の具合が好みです。青海苔はスープに溶かすと磯の香りがフワリ。良い味変ですね。 総じて… 絶品の塩中華そばです。 めちゃめちゃ美味い。スープ、麺、具材と、一切の隙の無い完成度の高さ。 これが「中華そば」の一言で片付けられるのは勿体ない気もするんだけど、これは紛れも無いレギュラーの「中華そば」ですね。レギュラーがこれだけ美味いから、限定や、他のメニューが美味いのは当然ですね。 現時点で2023年、最高に美味かった一杯です。最強です。

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茨城県

ラーメン

Shinobu  Shimizu

タンメン専門店から、メニューを一新した新生『飯村製作所』さんにようやく来れました。 外看板は「タンメン専門店」から「自家製麺」に変更されました。 松代の『馬しゃ屋』時代の、スタミナから、店名変更の中華そばへの移行。そして自家製麺の導入。今の場所に移転してのタンメン専門店、そして今回のリニューアル。そのリニューアルの都度、大きな進化を遂げてきた業態変更。簡単に言うと、今回5回目の大きな転換ですね。期待しちゃいます。 評判の良い「ワンタン麺」の 醤油を注文します。 以前は結構いたスタッフも、この日は飯村くんと、女性1人の2人体制。調理は飯村くん1人で取り仕切ってますね。 スープは豚鶏と煮干の清湯醤油。喜多方とか、佐野のスープに近い感じがします。一見普通の醤油スープに見えますが、以前の「中華そば」よりも、煮干をガツンと効かせた分厚い出汁の旨味が凄いですね。 塩味は強めで、化調も程よく効かせた力強いスープ。出汁、醤油ダレ、油のバランスが絶妙です。このスープは美味いですね。 麺上げは平ザルになったようです。流石器用ですね。麺は自家製の多加水中太縮れ。中太ストレートから縮れ麺に大きなリニューアルを遂げました。この麺が実に美味いんです。小麦の風味、プリモチの食感が癖になります。 店主は「一周廻ると、こういう麺が美味いんですよ」と、訳の解らない事言ってます(笑) ワンタンは肉餡がミッチリ詰まって、皮がチュルンと滑らか。昔ながらのワンタンだけど、こういうのが一番美味いんだよね、 赤身のチャーシューはふっくら柔らかです。このクラスのチャーシューがデフォで2枚は立派ですね。 メンマは細めの乾燥タイプで、コリコリの歯応えが良良ですね。この丼に良く合ってます。 ここの味玉は昔から美味しいんだけど、相変わらず美味いです。黄身の加減がジャストです。 そして麺を海苔で包んで食べるお約束。具材はどれも、スープ、麺に負けず劣らずのハイレベル。全てのレベルが高いから、総合的に凄い丼になります。 総じて… 毎日でも食べたいワンタン醤油ラーメンです。 いやいやこれは美味いよ。スープ、麺、具材の全てが凄い進化してる。旨味がガツン。麺が絶品、全体のバランスも秀逸。満足度の高い、正に王道の中華そば。 飯村くん、これがやりたかったんだなぁ〜。良い仕事してるね。 これは、塩も、つけ麺も食べなきゃダメだね。年末に飛び込んできた最強の中華そばです。

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茨城県

カレー

Shinobu  Shimizu

常総市のパキスタン料理の名店『マーフレストラン』に初訪問してきました。 人気の無い、中東っぽい怪しい建物ですね。車は店の前に停めちゃって良いのかな?仕切りも何も無いので、適当に停めちゃいます(笑)入口にはほんの少しの日本語です。中は薄暗く、入り辛い事この上無い雰囲気です(笑) 薄暗い店内に入ると、学校のような手洗い場があります。左手にはモスクが併設されているようで、中には中東の方が数人います。 茨城県の西部や、千葉県の野田市の辺りは、インドや中東から仕事で来た方がたくさんいるそうです。中古車関係の仕事が盛んだと、昔聞いた事があります。自然とコミュニティも出来るでしょうし、インド、スリランカ、パキスタン料理の店もたくさん出来るでしょうね。 勇気を振り絞ってその先に進むと、右手に食堂らしい部屋がありました。謎のテレビが映ってます(笑) 奥が厨房のようですが、誰もいません。正直、帰ろかと思いました(笑)が、少し待っていると、日本語の上手な笑顔の店員さんが「オハヨウゴザイマース!」と登場です。 メニューが豊富です。焼物、カレー、ナン、スープ、デザートと、それぞれがいろいろありますね。これは迷いますね。店員さんにオススメを聞いてみると、「野菜カレー」との事です。メニューには無いんですが、この日のオススメだそうです。それはもう、頼むしか無いですよね(笑) 注文して直ぐに、先ずは白鳥のお皿のサラダが登場です。このミスマッチのお皿がなんとも…(笑)ケチャップ系の、オーロラソースみたいなドレッシングです。店員さんが割り箸を出してくれたので、箸で戴きました(笑) サラダが登場してから、なかなかメインのカレーが出て来ません(笑)待たされるとは聞いてましたが、ホントにけっこう待ちますね(笑)それから、30〜40分程で待望の「野菜カレー」の登場です。 トマトの酸味、重層的なスパイス。一口で野菜の美味さを引き立たせるカレーソースに悶絶です。奥深くて、物凄い美味さです。時折くる、パクチーの香りも無くてはならない調味料ですね。全体の一体感が素晴らしいです。 固形の野菜はジャガイモ、にんじん、カリフラワー、後はカレーソースに溶け込んでいて判別不可能ですが、野菜だけとは思えない濃厚な旨味です。カリフラワーも、ジャガイモも、サブジみたいに、単独で食べても美味しいです。下味とかつけてるのは分かりませんが、凄く美味しい野菜です。 ナンでも良かったんですが、この日はライスの気分でした。大盛りのバスマティライスです。やっぱりあちらのカレーには、あちらのお米が良く合います。というか、個人的には日本のカレーでも、インディカ米の方が合うと思いますけどね。 野菜カレーのあまりの美味さに、大盛りのライスもペロリでした。カレーもライスも、お替わりしたい衝動を抑えるのに必死でした(笑) 総じて… 超絶品の本場パキスタンの野菜カレーです。 こんなに美味いカレー久しぶりです。野菜の旨味、スパイス、そしてバスマティライス。全てが完璧で、深いです。素晴らしいですね。 一見じゃ、物凄く入り辛いとは思いますが、勇気を振り絞ってお店に入れば、驚愕の本場パキスタンカレーに出会えます。パキスタン恐るべし。カレーマニア垂涎の名店です。必食です!!

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千葉県

うなぎ

Shinobu  Shimizu

常磐線天王台駅近くの鰻の名店『小暮や』さん。半年ぶりに、自分へのご褒美の訪問です。 開店前は相変わらずの待ち客。オープン時には続々と来店客。凄いですね。 入口には、その日に使う鰻の産地が表示されてます。焼きには紀州備長炭を使ってます。誠実かつ、自信の表れです。 こちらの「うな重」にはランクが無く、メニューは「うな重」一本です。これも自信の表れですね。美味い鰻が時間がかかるのは当たり前。30分程かかって待望の「うな重」の登場です。 蓋を取った瞬間の高揚感がたまらないですね。圧巻の光景です。素晴らしい。 関東特有の蒸してから焼き上げるフワフワの鰻は、口中で溶けていく、別名「飲める鰻」です。タレの味わいも抜群のバランスです。山椒の風味が良いですね。この日も完璧です。めちゃめちゃ美味い。 プラス50円で肝吸が付きます。美味いです。お新香も美味しいです。浅漬けってサッパリして美味しいですね。 総じて… 絶品の飲めるうなぎです。 関東には鰻の名店がたくさんあるけど、『小暮や』さんの「うな重」は個人的に別格です。たまに無性に食べたくなるご褒美的な逸品です。食べログ百名店も納得の名店です。 またご褒美が貰えるように頑張ります。

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茨城県

ハンバーガー

Shinobu  Shimizu

ずっと気になっていたチーズバーガー専門店『ドロールダイナー』さんに初訪問です。 つくば市の外れの幹線道路沿いにあります。グリーンの壁が可愛らしいこぢんまりとしたお店です。まさかこんな場所に…って感じです。運転中、滝のような雨が降ってきましたが、なんとか到着。駐車場からお店までの短距離でずぶ濡れ。異常気象です(笑) 外観同様に、店内も小ぢんまりとした可愛らしいお店です。テーブル一席に、カウンター席です。厨房は店の奥ですね。 チーズバーガー専門店って何気に珍しいんですが、チーズは6種類から選べるようです。初訪問なので無難な所で「チェダーチーズ」にします。セットのドリンクは、身体の糖分の事を考えてコカコーラゼロ(笑) 感じの良い女性店主さんのワンオペのようです。 壁に貼られた「ハンバーガーを包み紙に移す方法」って可愛いですね。確かに初めての人には難しい作業ですからね。注文から20分ほどで「チェダーチーズバーガー」の登場です。 溶けて、流れでるチーズが迫力満点です。圧巻のビジュアルです。これだけで美味さ保証付きって感じですよね。 指南書通りに、素早くバーガーバックに移して、軽く潰して齧りつきます。 パティは牛100%の粗挽きハンドチョップ。香ばしくハンドチョップらしい、肉肉しくてジューシーなパティです。 バンズはややハードタイプ。外側はパリっと焼かれてます。バンズ自体、小麦が香るしっかりしたタイプで、ジューシーなパティをガッチリ受け止めます。両者のバランスが絶妙です。 流れる出るチェダーはコク深く、トマトとレタスの野菜はフレッシュです。ソースは野菜ソースだそう。パティに合わせて旨味は濃厚ですが後味がアッサリしてます。底に隠れたマスタードがアクセントになってます。 ハンバーガーとしてももちろんですが、料理としてのバランス感が絶妙です。これは細かく計算されたビルドによる賜物です。文句無しに美味いです。 ハンバーガーにはビールか、炭酸飲料が良く合いますよね。カロリー控えめの「コカコーラゼロ」も美味しいですね。いまさら無駄な抵抗ですが…(笑) セットのポテトもボリュームあります。外はカリっと、中はホクホク。卓上のケチャップを付けると、更に美味しいですね。 総じて… 衝撃の美味さのチェダーチーズバーガーです。 文句無しに美味しいグルメバーガーです。まさかこんな所で、こんな美味いチーズバーガーに出会えるとは…。ちょっと感動です。 今まで茨城県内なら取手の『ビッグスマイル』さんが一番だと思ってましたが、こちら『ドロールバーガー』さんも負けてませんよ。 色んなグルメバーガーを食べたけど、このバーガーは幸福度が高いです。ハンバーガーって、味もさる事ながら、食べ終わった後の満足感と幸福感ですからね。食べた人を幸せにしてくれるチーズバーガー、素晴らしかったです。

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茨城県

ラーメン

Shinobu  Shimizu

この日は水海道にやってきました。目的は、5年ぶりの『拉麺 時代遅れ』さんです。 あの『拉麺人生』さんのオヤシさんが息子さんに店を譲って、鬼怒川を挟んだ対岸に出したお店が『拉麺 時代遅れ』さんです。 こちらは営業して無い事の方が多くて、実は5年の間に3回ぐらいフラれてますからね(笑)『人生』さんと一緒で、屋根の上に信号があります。この日はちゃんと青でしたよ(笑) 店の中から鬼怒川が見えます。京都鴨川の川床料亭みたいですね。まぁここは茨城ですけどね(笑) 店主のオヤジさんが、自分自身で納得のいく仕事がしたいと作ったのがこちら『拉麺時代遅れ』さんです。1日20食ぐらいの提供っていうのは、その為なんですね。 この日は、5年ぶりの「昭和の中華そば」を注文しもした。オヤジさん曰く「ラーメンなんかたいして美味くないんだよ。一番美味いのはいなり寿司だっぺ」って事で、「いなり寿司」も一つお願いしました。 その「いなり寿司」は、甘辛く煮付けたお揚げが優しい味わいの懐かしい味です。鬼怒川を眺めながらの「いなり寿司」って、ほのぼのしちゃいますね。美味しいです。 卓上調味料のところの、「胡椒は味を良くする魔法の粉ではありませんよ…」の文言は、『拉麺人生』さんにもありましたね。10分ほどで「昭和の中華そば」の登場です。 スープは鴨出汁と鴨油からなる清湯醤油です。スープは鴨の旨味が濃厚です。多めの鴨油のコクも良い感じですね。醤油ダレも奥深い味わい。見た目はノスタ系の醤油スープだけど、鴨の旨味が濃厚な極上な中華スープです。 麺は平ザルであげた「人生ラーメン」より柔らかめの中細縮れです。鴨スープとの一体感が見事な美味い中華麺です。このスープには、このぐらいの柔らかさの麺の方が良く合います。まぁ、麺硬めとか言っても、オヤジさんに怒られるだけだから止めた方が良いですよ(笑) チャーシューは柔らかなバラロール。間違いなく美味いチャーシューです。メンマは鴨油で軽く炒めてあります。このメンマめちゃめちゃ美味いです。そしてワカメにナルトです。 海苔は麺を包んで戴きました。具材の全てが必然です。無駄は一切ありません。派手さは無いけど、どれも見事な完成度です。 総じて… 文句のつけようの無い、昭和の中華そばです。 5年ぶりの『昭和の中華そば』でした。懐かしい訳でもなく、過剰に感動する訳でも無く、ただただ美味い中華そばでした。 この一杯の前では、究極とか、至高とかって単語が陳腐に思えてきます。文句のつけようが無い一杯です。末永く頑張っていただきたい名店です。

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茨城県

カレー

Shinobu  Shimizu

この日は水戸市役所近くにある、『カルマ』さんに久しぶりに訪問です。 寂れたアジアンな雰囲気漂う『マル優ビル』の一階に「カルマ」さんがあります。ちなみに他のお店はタイ料理とか、マッサージとか、いつものラインナップですね。やっぱり入るのには勇気がいるお店には変わりないでしょう(笑) 定刻ちょっと過ぎに開店です。店内は昼間でも薄暗い、BARみたいなお店です。お一人様なのでBARカウンターに陣取ります。テーブル席もたくさんあります。店内装飾はインドチックな感じ。何気にけっこう落ち着く空間ですよ。 こちらの店主さんは女性です。久しぶりの『カルマ』さんを堪能したいので、「スペシャル・ターリーランチ」を注文しました。カレーは2種類。極辛の「南インド風チキンカレー」と、中辛の「野菜カレー」の組み合わせにしました。 ワンプレートのターリーランチは、前述のカレー2種類に、ライスとチャパティ、サラダに、タンドリーチキンまで付きます。ドリンクはアイスコーヒーにしました。 先ずは極辛の「南インド風チキンカレー」です。 これは良いカレーです。ジワジワと染み入るような激辛を超えた極辛カレー。シャバシャバなんですが、実に深みのある辛さ。鶏の旨味もしっかりしてます。 チャパティで戴きます。このチャパティ上質です。一口、二口で、汗がジワジワと出てきます。ここまで本格的に辛いカレーは久しぶり。代謝が良くなる感じの美味しいカレーです。 続いてもう一方の「野菜カレー」です。こちらは、さっきの極辛と比べると、まろやかに感じますよね(笑)そうは言っても中辛ですから、けっこうなスパイシーな味わいです。野菜の旨味が凄いですね。溶け込んでます。この野菜カレーは好みです。美味いですね。 ライスの上に乗ってるのはピンクのアチャールですね。ライスは日本米ですかね。サラダは普通です。ドレッシングが美味しいですよ。 タンドリーチキンも付いてるって豪華です。なかなかしっかりした味つけです。柔らかいのでほぐしてカレーに混ぜちゃいます。 カレーとライスを合わせて戴きます。日本米ですが良く合います。具材もそれぞれいろいろです。楽しいですね。 極辛カレーに入っていた茹で卵を崩して混ぜ合わせます。最後は、タンドリーチキンも全部を混ぜて戴くカオスな美味さ。極辛カレーと中辛カレーを混ぜ合わせると、良い感じのカレーソースになりますね。これぞワンプレートの醍醐味です。美味いです。 ラストはアイスコーヒーで〆ました。アイスチャイとかもあったんですが、この日はアイスコーヒーの気分でしたね(笑) 総じて… 本場の南北インド料理を体験できるターリーランチです。 いやいや素晴らしかったですね。『カルマ』さん久しぶりに食べたけどめちゃめちゃ美味しかった。 水戸には『コジコジ』さんっていうインド系の名店があるんですが、『カルマ』さんは水戸で双璧を成す名店だと思いますね。この『カルマ』さんに来る為に、水戸に来る価値は充分あります。一度は経験して頂きたい名店です。

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茨城県

インド料理

Shinobu  Shimizu

常総市の『ランディワ』さんに久しぶりの訪問です。 ここは『亀仙人街』という、超怪しい寂れた飲食ビル。東南アジア系の飲食店、マッサージ、飲み屋さん等の集合施設。昼ならともかく、夜はなかなか入れ無いですよ。物凄くディープなエリアです(笑) そのテナントの一階にあるのが、スリランカ料理の名店『ランディワ』さんです。 店内は綺麗なレストランです。店員さんは全てスリランカの方?お客さんもスリランカ系の方。店内に日本人は私一人だけ(笑)一体ここは何処なんでしょう?まぁ慣れてるから良いんですけどね(笑) 前回はカレーを戴いたんですが、この日はスリランカっぽい、知らない料理を食べてみたくなりました。メニューにあった「コットウロティ」のチキンを注文しました。もちろん初体験です。 「ロティ」っていうのはあちらのパンのような物ですね。日本でも「ナン」は馴染みがありますね。 調べてみると、「ナン」は小麦粉を捏ねて発酵させてから焼くのに対して、「ロティ」は全粒粉を無発酵で焼いたものだそうです。粉が違う。あちらでは、一般的なのは「ロティ」の方で、家庭では「ナン」はほとんど食べないそうです。 その「ロティ」を包丁で刻んで、肉、野菜、スパイスと炒めた料理が「コットウロティ」だそうです。ちなみにスリランカでは、残った「ロティ」を刻んで使うので、昼は食べられ無いんだそう。夕方になると「コットウロティ」が売られ始まるそうですよ。 たっぷり野菜のシャキっと感に、ロティのモチモチ食感が楽しいですね。日本でいうところの、スリランカ版チャーハンみたいな感じなのかな?お好み焼きみたいな感じもしますね(笑) スパイスの風味が良くて、辛味もけっこうあって食べ飽きない味で、美味しいですね。初体験ですが、何処か素朴で懐かしい味がします。日本人の舌に合う料理ですね。 オマケのカレーソースです。良い香りです。このカレーそのまま食べて見ると、けっこうな辛さです(笑)スパイスがガツンときます。このオマケのカレーソースを「コットウ」にかけて、辛味マシマシに味変します。 元々、コットウもかなりスパイシーですが、この辛いカレーを、合わせると更に美味しくなります。追いスパイスみたいな感じかな?ビールが飲みたくなります。最後まで美味しく完食です。満足度高いですよ。 総じて… 初体験のスリランカ料理、コットウロティです。 いやいや美味いですね。食べれば食べるほど、後を引く美味さ。これは癖になりますね。 初体験の「コットウロティ」、カレーや、ビリヤニとは、また違ったスタイルで美味しいですね。またもや、スリランカ料理の奥深さに感心する事しきりです。 それにしてもこの界隈は、先日のパキスタン料理の『マーフレストラン』さんといい、こちらスリランカ料理の『ランディワ』さんといい、名店が揃ってます。どちらも、日本に居ながら本場の味と雰囲気が楽しめる名店です。 まぁどちらのお店も、日本人がもう少し入り易い環境だと良いんですけどね(笑)勇気を振り絞って訪問して下さい。必食のお店です。

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茨城県

カレー

Shinobu  Shimizu

つくば市のカレー屋さん、『棕櫚』(シュロ)さんに初訪問してきました。 お店は大通りから一本奥に入った、静かな住宅街。お洒落なカフェ風の一軒家です。良い感じです。駐車場も広いので、車も停めやすいです。 こちらの店主さんは、都内の間借り営業で腕を磨いて、満を持してのつくば上陸で、こちらをオープンされたようです。 お一人様なので、カウンター席に案内されます。カウンター席の、窓からの景色が素晴らしいですね。店内の装飾も全てがオシャレ。BGMもオシャレ。とてもつくばに居るとは思えないセンスの良さ(笑)雰囲気も大事ですよね。厨房も、広くて明るく、良い感じです。店主さんと、女性スタッフ(奥様?)の2人体制です。 開店と同時の入店でしたが、みるみるうちに満席の人気ぶり。入れないお客さんは、車中待ちです。平日の昼間なのに、この人気は凄いですね。女性客が多いのも特徴。カップルも多いです。カレー好きのオッさんが一人で来るっていうのは、あんまり無いみたい(笑) ランチメニューの「カレーSET」は南インド風のワンプレートです。カレーは4種類から、「キーマ」と「フィッシュ」の2種類のを選択。この日の「フィッシュ」は鰤だそうです。「パパド」も付きます。そこに「ダル」と、日替わりの副菜が付きます。 この日の副菜は「ジャガイモとラディッシュ菜のクミン炒め」、「フキのアチャール」、「カード」の3種類です。 鯖の「フィッシュカレー」です。サラッとしてます。 「キーマ」です。挽肉がゴロっとしてますね。キャベツも入ってます。独特ですね。 「ダル」です。いわゆる豆のカレーです。その横が「ジャガイモとラディッシュ菜のクミン炒め」です。「フキのアチャール」に、「カード」です。「カード」とは簡単に言うとヨーグルトです。 鰤のフィッシュカレーは仄かな酸味が心地良く、スパイシーですね。サラッとしてるのでジャスミンライスに、良く染み込みます。一体感が素晴らしいですね。カード(ヨーグルト)をライスに加えるのも美味しいです。酸味と辛味のバランスが抜群です。「パパド」につけるのも美味しいです。 面白いのは、キーマにはキャベツが入ってます。歯応えも良く、挽肉から出る旨味をキャベツが纏ってます。そぼろ状でジャスミンライスにも良く合います。キャベツ良いですね。マネしようかな。キーマは、パパドに乗せても美味しいです。 「ダル」は優しい味ですね。インドの人には味噌汁みたいなもんなんでしょうね。美味しいです。キーマには、ダルをかけると更に美味しくなります。どこか、和風の味わいになるのが面白い。 副菜もそれぞれがハイレベル。フキの鮮烈な風味が鰤と良く合って、何処か和を感じます。 最後はカレーも、ダルも、副菜も全部混ぜ合わせたカオスを堪能します。これこそがワンプレートの醍醐味ですよね。文句無しに美味い南インドカレーに驚愕です。 自家製のラッシーが凄いんです。ヨーグルトが濃厚でストローが独立して立ちますよ(笑)普通ラッシーってサラサラですよね。こんな美味いラッシー初めて飲みました。 総じて… 日本人が作る、何処か和を感じる南インドのカレープレートです。 これは素晴らしいですね。日本人独特の感性と、味わいが、注入された見事なカレーです。 続々と集まってくるお客さん。このつくばの雰囲気と、このカレーSETが、お客さんを虜にするんでしょう。都内ではこういう店ってあり得ないですからね。カレー好きなら、わざわざこの店に訪問する価値はありますよ。現時点の、今年最高の逸品でした。