Ryo Teraokaさんの My best 2020

＜2020年1月訪問＞ 大宮「煮干中華そば専門店　煮干丸」濃厚煮干そば（大盛）＋混ぜ玉＋生卵。 灰色のセメント系煮干しスープは、程よいえぐみとクリーミーなトロミが絶妙です。 パツンとした細麺は歯切れ良く、このスープと相性抜群。 柔らかいチャーシューとネギの食感も素晴らしい。 混ぜ玉は、そのままいただいてもまぜそばとして美味しくいただけます。 しかしさすがに大盛りの煮干そばで変化が欲しくなったので、生卵を投入。すると卵の味が混ざり合い、また美味しくいただけました。 後半は、この卵をまとった麺を残りスープにつけてつけ麺風。 最後まで飽きずに美味しくいただける煮干しラーメンでした。

＜2020年2月訪問＞ 三越前「むぎとオリーブ　日本橋店」蛤・鶏・煮干しトリプルSOBA。 味玉は映画半券サービスでいただきました。 琥珀色のスープは、蛤がブワッと香り、その奥の鶏と煮干しのコクが感じられる上品な仕上がり。 パッツン系の細麺もこのスープによく合います。 味玉は割ると黄身が流れ出る半熟感。 蛤、鶏チャーシュー、炙った山芋、結んだかまぼこなど、見た目にも味にもこだわったトッピングの数々もたまりません。 大満足の一杯でした。

＜2020年2月訪問＞ 新潟「麺屋　だしだ」だしだ醤油ちゃーしゅー。 丼のほとんどを埋め尽くす炙りチャーシューのインパクトがすごい！分厚く、香ばしく、脂の柔らかさと肉肉しさのバランスが素晴らしいです。 スープは鶏、豚、魚介に野菜と、トリプルを超えたクアドラプル。旨味が複雑に絡み合って深いコクのあるスープです。 パツンとした中細ストレート麺でチュルチュルといただけます。 小ライスにこの炙りチャーシューを移し、このスープをかければ、極上のチャーシュー丼の出来上がり。 間違いないです。 池袋の名店「七人の侍」のトリプルスープの味を思い出しました。 この手のラーメンが新潟にもあるんですね。 レベルの高い一杯でございました。

＜2020年3月訪問＞ 新潟「中華麺食堂　かなみ屋　女池上山店」極上!!四川坦々麺（味噌ベース）。 クリーミーでピリッと辛い味噌ベースの坦々スープは、汗をかきながらも後引く美味さ。 麺は太めでもっちりコシがあります。 挽肉もいい味出ています。 最後は別に発注したライスに、穴あきのレンゲですくった挽肉を乗せて、スープをかけていただきました。 間違いない美味さです。 非常に完成度の高い一杯でした。

＜2020年3月訪問＞ 新潟・巻「こまどり」味噌ラーメン＋餃子3個。 スープはニンニクが効いて濃厚な味噌。ですが、割りスープを入れなくてもいけるくらいの仕上がりです。 麺は太めでプリッとしたモチモチの麺。 上に乗ったもやしやキャベツの野菜炒めが結構な量で、シャキシャキの食感が味わえます。 後半は、辛味噌やニンニクを投入して味変し、口の中が濃くなってきたら割りスープを入れてマイルドに。 餃子はどかっと大きくて、モチモチの皮の中からジューシーな餡の肉汁がジュワーと滲み出る逸品。 ビールが飲みたくなりました。 新潟五大ラーメンの一つ、濃厚味噌ラーメンの元祖のお店は、その名に恥じない名店でした。 ただ、待ち時間が長くなるのはしょうがないとして、餃子だけ先に出てきて、餃子を食べ終わってしばらくしてからラーメンが出てくるというのはちょっと残念でした。

＜2020年6月訪問＞ 昨日の夜、振られてしまったのでリベンジ訪問。 新潟「らぁめん倉井」わんたん醤油らぁめん＋味玉。 琥珀色のスープは鶏の旨味と醤油の味わいが見事に融合しています。 細麺はパツンと切れるタイプですが、しっかりコシも感じる、いくつもの国産小麦をブレンドした味わい深い麺です。 低温調理されたレア感のあるチャーシューはしっとりした食感。 ワンタンは厚めのもっちりした皮の中から肉汁が溢れ出る逸品。 シャキシャキの穂先メンマもいい存在感です。 味玉は半熟ではなく固めですが、味が中までしっかり染みています。 驚きの完成度。新潟にこのタイプの、これほどのレベルの店が誕生したのは嬉しい限りです。 「飯田商店」「維新商店」「鶏喰」など、神奈川の名店の名前の札が飾られていました。（花が届いていたんでしょう） 確かにそれらの店と系譜を感じるお店でございました。

＜2020年8月訪問＞ 上越「麺屋あごすけ」特製塩とんこつらーめん。 白濁のスープは、あごだしの香りをとんこつのまろやかな香りが包み込んでいます。 焦がしネギの香ばしい風味がいいアクセントになっていて、ニンニクチップがさらなるコクを与えています。 歯切れの良い中太麺がこのスープとぴったりです。 鶏と豚、複数のチャーシューはどれも味わいが異なり、味玉は程よい半熟加減。 他の店ではなかなか食べられない独自性と高い完成度を両立した稀有な一杯。 お見事でした。