佐藤しげお

佐藤しげおさんのMy best 2019

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寿司

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新規開店巡りの旅。 此処は2018年9月15日に開店したばかりのお店だそうです。店主の高柿伸英さんはしみずさんで扱かれましたと笑っていました。年齢は聞きませんでしたが、かなりの若手です。 お店は高垣さん一人で全てやっているので、お昼も夜も四名しか受けていないようです。但し夜は二回転。 ランチは7貫4,000円と12貫7,000円のみ、この値段で大丈夫かと心配ですが、一人だから実現しているのでしょうかね。夜の部はおつまみと12貫で12,000円だそうです。 店主の口数は少ないですが、口下手な感じはしません。一人で全てやっているので、敢えて自分から話をしない様な感じです。此方も敢えて話しかけませんでしたが、最後に少しだけお話を聞けました。 付け台を一貫毎に拭いてくれる気遣いも、感じがとても良いし、居心地は素晴らしいですね。 肝心のお寿司ですが、定番のいくら、雲丹、穴子はありませんでしたが、光り物と貝類が素晴らしく、握りも、今時の鮨としては大きめですが、女性に対しては大きめのネタの場合、半分に切ってくれる気遣いが素晴らしいですね。赤酢のシャリも暖かさも、握りの大きさも、口の中でネタの旨味とシャリのバランスがとても良く、口の中で全体で味わっている様な感じです。 サヨリもうまかったのですが、、今日の主役はアジでしょうか。こんなに下ごしらえで、鯵が旨くなるのが不思議ですね。 江戸前鮨は下ごしらえが命。 魚を切っただけで握っていないことはわかっていても、どうしたらこんな旨味を引き出せるんだろうと考えてしまうほどの旨さです。 口に入れると、シャリが更に旨味を引き立てている様で、素材の旨味をこれだけ引き出せれば言うことなしですね。高柿さんのレベルに感激した1時間半でした。 本日の注文: 7,000円のコース 追加でサヨリ500 ●鯛 結構肉厚で身がシッカリとしており、噛みごたえある為、旨味が長く感じられます。 ●墨烏賊 煮切りをつけた墨烏賊でコリコリ感楽しめます ●赤身 伊豆下田産 ●中トロ 伊豆下田産 ★小肌 絶妙な締め具合 酸味のバランスがいい。 ●赤貝 紐も一緒に握ってくれる為、口の中いっぱいの貝が味わえます。 叩きつけるパホーマンスも他の店よりも音が大きく、食べる前の期待が高まる ★サヨリ シャリの酢とベストマッチ サヨリの旨味をこんなに感じたのは初めてです ●小柱 青柳の小柱 ●煮蛤 ●みる貝 噛みごたえあるデカイ貝です。最後に甘みが来た?何だろうコレは。 ★アジ シャリが見えないくらいのネタの握り 下ごしらえでこんなに上手くなるの?最後までアジの旨味が消えない ●お椀 蛤の仕込の時に出汁 ●車海老 目の前でカラムキをしてめせてくれます。 ●干瓢巻き 山葵のアクセントが効いている ●玉 古式原糖を使用しているので、甘味がお茶にピッタリ。 古式原糖とは黒糖ではなく、サトウキビから作られた、化学精製されていないミネラル成分をたっぷりと含んだ砂糖のことです。 滞在時間:1時間30分 #20190317

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限界まで熟成された赤身や鯵はトロかと勘違いしてしまう程のネタに変貌している事に驚いていると、限界までに蒸され柔らかさを極めた穴子の熱さが続きます。 更に貝類の磯の香りとシャキシャキ感とのコントラストに翻弄され、桂太さんの繰り出す技術に感動するばかりでした。 美味しいお鮨を楽しむだけでなく、大将の引き出しの多さにも感心する時間でした。 此方は銀座の太一さんで修行をした後、築地にお店を開いたそうですが、今年の9月で物件の更新を迎えるそうです。こちらの物件は色んな形態が入っていたそうですが、桂太さんで落ち着くには間違いなしですね。 桂太さんの握り鮨は、とろけるだけでなく、マコガレイみたいにしっかりとした噛み噛みごたえがあるネタとの対比が面白く、最後まで飽きさせません。 お店は奥さんとお弟子さんとの3人体制ですが、隅々までの気遣いが嬉しく、通いつめたいお店ですね。 例えば、お釣りの千円札が全てピン札だったり、帰る時も気持ちが良いです。 また、お昼は2回転やっているみたいですので、遅めのランチにもピッタリですね。 本日の注文: お任せ10,000コース ●赤身ずけ 中とろみたいにとろけてしまう。温かいシャリとの抜群の組合せです。 ●小肌 結構 酢が効いている ●中とろ シャリの温かさと相まってトロ以上のとろけ方を感じます。 ●煮蛤 滑らかなな触感と充分なかみごたえ 甘さを抑えたさっぱとした煮切り ●鯵 間にエシャロット、肉厚で 柔らかく溶ける ●アオリイカ ●さわら づけ 熟成が絶妙 ●車海老 ぷりぷり感半端ない ●鰹 塩 辛子 ●トリ貝 炙り シャリ 熱い ●マコガレイ かみごたえ充分 口の中の旨味が消えない ●シャコ 結構しっかりして味あり ●青柳 磯の香りとシャキシャキ感 ●キンメ アンコの肝 辛子であえて ●紫雲丹 ○味噌汁 蜆のだし ●ノドグロ エシャロットを挟んで 炙り ●穴子 私史上最も熱い穴子でした。 火傷しないのと聞いたら、我慢できない時もあると言って笑ってました。 ○玉 滞在時間:1時間半 #20190512

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あくまでも基本に忠実に、奇をてらうでもなく黙々と仕事をこなす。かと言って接客が疎かなわけでもなく、隅々まで眼を光らせ心地よくさせてくれます。他のレビュアーさんが金坂さんの系譜を引くお店と書いてあったのが理解できます。 ネタは全て素晴らしかったのは間違いないが、更なる飛躍の可能性を秘めていて、一工夫あれば、また違った世界が広がるような気がして仕方ありません。これからの精進が期待されます。 私の知る限りでは、これ程シャリの追加をこまめに行ってるお店を知りません。 残念なところは鮪のカマの炙りでしょうか、炙って脂を落としているのにまだしつこさを感じてしまいました。ただ私の歳のせいで、他の方は美味かったのかもしれませんね。 赤貝と言えば、宮城県閖上産が有名であったのは以前聞いたことがあったので、それに出逢えたのも嬉しかった。15貫のコースになかったので18貫にして大正解です。築地では本玉と呼ばれる高級食材の閖上赤貝だそうですよ。 お昼は 握り15貫10,000 握り18貫15,000 お任せも対応してくれるそうです。 貫数が多いようですが、比較的小ぶりな握りなので、女性でも問題ないです。 本日の注文:握り18貫 ●白魚 香ばしくなるように炙ってあり、食感のただの白魚ではなくチョットプチプチ感があって不思議な出来ですね。大葉を使って崩れないように握っているのも面白かったです。 ●鮃 しっかりとした弾力と旨み ●桜鱒のずけ 癖のある味 ●赤身ずけ 紀州勝浦産 しっかりしていて、噛み締めると旨み ●中トロ 五島列島産 上品な出来 ●大トロ 小ぶりだが肉厚 ●メジマグロ 7kg物 ネタの上のあさつきと生姜の薬味だろうか?このアクセントも最高 ●墨烏賊 塩すだち 凄いコリコリ感 噛むと甘味が増します ★車海老 直前に加熱処理して2尾づつ直前に殻剥きしてくれます。 この弾力ある食感と暖かい旨み。口の中でかなり旨味が続きます。 ●小肌 ●アジ 皮むきも直前に処理 これもあさつきと生姜の薬味? ●金目鯛炙り 塩すだち 芳ばしく 半端ない肉厚 ●シメサバ 海苔に乗せて ●赤貝 宮城県閖上産 ★煮蛤 柚子香り素晴らしい 弾力のある食感が素晴らしい ●雲丹 5切れ 軍艦ではないので、雲丹だけの旨味が味わえます ●カマ炙り すだち塩 ●穴子 柚子の香り素晴らしい ●ネギトロ巻き ●玉 海老のすり身入、プリンみたい 16,200 滞在時間:2:20 店主の見送りあり #20190224

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大将とお弟子さんの爽快な掛け声が響く、清潔感漂う空間でいただく鮪のオンパレードとの出逢い。 お二人ともに若くて声が爽快で、異次元に来た様な気がします。 いきなり鮪の突先から始まりました。この部位は鮪一匹から10巻取るのがギリギリだそうです。それを惜しげもなくタップリと巻いてくれます。 鮪は大間産だそうですが、 突先の後墨烏賊、春子鯛等で口休め?の後に 赤身 中トロ 背トロ メジマグロと ずけ と続きます。 鮪を含め握りの開始前に全て切り身にして常温に戻してるので、切り身の中の脂分が溶けて上品な旨味が出ている様な気がします。口の中の体温で容易に溶けていく様です。 赤身は脂が少ない分、特有の食感と旨み、その重量感が感じられ旨味はトロ以上かもしれません。 中トロは適度に脂がのっているので、程よくとろけて赤身と脂のバランスが程よく調和し、赤身部分を噛んだ時の旨味が引き出されて美味いです。 あげたらきりがありません。 本日の注文 お任せ12,000 ビール(マスターズドリーム) ●鮪の突先 ●酒漬けのナマコ〜柚子と三杯酢がけ コリコリして面白い ●サヨリ〜シャリが硬めだけれど酢があまり効いていない感じがしたが、最後まで食べるとちょうど良いのがわかりました。 ●墨烏賊 九州産 〜半端なく肉厚でコリコリして柚子の香りと相まってうまい ●春子鯛 ●赤身 ●中トロ血合いぎし〜上品な脂にうまさ ●背トロ ●メジマグロ 25kg物、程よく脂が乗ってる。 ●ずけ ●小肌 ●車海老〜あったかくて甘い ●カワハギの肝あえ〜胡麻の風味とサッパリして尽きない旨味 ●雲丹〜東沢水産のスペシャル生雲丹は口の中で溶けていく ●煮蛤 柚子のアクセントが効いています ●穴子 ●お椀 ●墨烏賊 追加 ●玉 山芋すりおろし 見た目も味もカステラカステラ 滞在時間:1時間40分 店主の見送りあり #20190127 #15012

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開店前にはお店の前で開店を待ちわびている人ばかりかと思いましたら、隣のお店を待っている人もいました。ここは銀座の裏手の小道の中で、他の行列店もいっぱいあるところです。 お昼の営業は11:30から2回転するそうですが、1回転めの予約が取れ訪問です。 こちらのお鮨で感じたのは、 ■硬めのシャリ ■隠し包丁の鮮やかさ ■あっさりとした煮切り これは最強の組み合わせですね。 特に鮪では、鮪の旨みと甘味がこんなに楽しめるなんて感激ですね。初めは硬めのシャリがネタの旨みだけを感じさせてくれて、最後にシャリの旨みと融合します。隠し包丁があまり入っていないネタは、アッサリとした煮切りが、ネタの旨味を最大限に感じさせてくれます。 マイレビューさんがあるお店の煮切りの量の多さがネタの旨味を消しているとコメントしていましたが、太一さんは、その理由が良く分かるお鮨を握ってくれます。 硬めのシャリは、ネタの旨味を最大限に口内に広げてくれ、あっさり目の煮切りはネタの旨味を消さずに楽しませてくれます。 太一さんの修行先である逸喜優やお弟子さんの桂太にも行ってみたくなりました。 本日の注文: おまかせ(握りのみ)10,800 ●中トロ 大きいので少し折り曲げます。 ●コハダ ●煮蛤 薄めの煮切りが蛤自体の旨みを楽しませてくれます。 ●赤身ずけ 口の中にマグロの旨みが広がります ●鮃 昆布締め ●雲丹 軍艦で無いので雲丹の旨みだけが口の中で溢れそうになりました。 ●鯵 ●車海老 ●とり貝 暖かいので潮の香りを感じます ●墨烏賊 ●小柱 山葵が強めで良いアクセント 噛み心地が良い大きめの小柱 ●サヨリ ●ほっき貝 蛤同様煮詰めてあり、大きいので貝の旨みが楽しめました。 ●大トロ? 隠し包丁半端ない ●鰆 魚の旨味 ●春子鯛 小鯛にしてはかなり大きめで一口では食べきれない。寝かしてあるためか柔らかく何時迄も口の中で魚の旨味が続きます。 ●穴子 ●玉 正統派の甘い味付け 滞在時間:1時間20分 女店員の見送りあり #20190330 #10,800

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吉祥寺駅から、井の頭公園を抜けて少し歩いた街道沿いに、油断をすると気付かない位小さな名札【さき田】が目に入ります。最近のお店は暖簾が出ていないので、知らない人はお鮨屋さんとは気が付かないかもしれませんね。 このお店は2017年11月に開店したそうで、中の作りは新しく清潔感漂う、カウンター8名しか入れないこじんまりとしたお店でした。営業はご主人と和装が似合う美人女将の2人ですから、コースがツマミからのお任せ一本であるのに納得です。 御主人の魚の目利きは、築地の卸し時代に鍛えた事は他の方のレビューで知っていましたが、お鮨の修行は横浜、関内の名店である【なか條】とのことでした。修行時代の意気込みを感じさせられるエピソードから、お鮨に対する想いが強く、それがツマミに対する拘りと、美しさに現れている様に感じました。 一つ一つのツマミに対し、素材の調達、処理方法、保管熟成、その一つ一つを聞かせていただき、何故こんな仕上がりになるのかわかるだけでも来た甲斐があります。勿論、どれ一つとっても美味しいのですが、此処でしか味わえないものが此処にある。もう再訪は決定です。 握りも勿論標準以上ですが、ツマミの旨さを引きずって、会話が弾みすぎ記憶があやふやになってしまったのが残念です。 今まで、酢飯の酢の種類を余り気にしたことがなく、知識として 白酢はコクとまろやかな酸味 赤酢は豊富な旨味と力強い酸味 が知識としてありましたが、さき田さんは私にとって久しぶりの白酢だったので、じっくりとネタとの相性を確かめたかったけれど、じっくり感じる暇が無かったので次回確かめる宿題としました。 さき田さんはお酒にも詳しく、私のお気に入りの日高見についても、製造者の魚に合わせて作られていることも教えてくれました。博識な方ですね。 本日の注文: おまかせコース 15,000 マスターズドリーム600 ◉つまみ ①マハタ カボス モチっと歯ごたえ マハタは小魚を食らう肉食魚だから歯ごたえも良く、滅多に食べれない高級魚だから少し緊張して頂きました。 ②明石産真蛸 ボリビア岩塩 岩塩は余計なミネラルが無いので素材の味自体を楽しめる ふわっと柔らかくツマミのピッタリ ③帆立 北海道野付産 手で優しく解してくれます。 柔らかい食感でとても甘味がある 硬くならない様に冷蔵庫も野菜室保管だそうです。 ④牡丹海老 塩 身はねっとりしてお酒が進む。片面は炙ってあり芳ばしさと相まって、素晴らしい。じっくり味合わなければ。頭はパリパリと揚げられ、足は塩、 頭は醤油で味付け ⑤鰤 静岡県伊東産 脂が乗りサラッとしてる爽やか ⑥ホタルイカ富山産 今が本当の旬だそうです。 蒸して仕上げ 歯ごたえ残る ⑦あん肝 豊洲であん肝を魚から抜いて蒸してるそう。 今が旬 北海道 寿都産 ⑧ワカメ ポン酢 鮪ぶし 鰹節は血合いがあって雑味があるので鮪節を使ったそうです。 今日のガリは新ガリ ◉握り ①墨烏賊 肉厚 サッパリ鹿児島出水産 ②春日鯛 かぼす 甘い 食感結構ある ③鹿児島出水産鯵 アサツキ 食感バツグン 旨みが新鮮 ④赤身 八丈島 春は柔らかく シャリに甘味ある ⑤中とろ 八丈島 ⑥京都舞鶴産鮪 油乗り サッパリしてるので何貫でも食べられる。 ⑦コハダ 熊本天草 ⑧塩水雲丹 ●味噌汁 蜆 ⑨煮蛤 ⑩穴子 対馬産 ●玉 芝エビ入 ふわふわ 滞在時間:二時間 美人女将の見送りあり ♯16,900 #20190407

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江戸っ子の店主は77歳を迎えても食材へのこだわりが素晴らしい。江戸前の穴子は昨年8 月より韓国産を使っていると…もう江戸前の穴子は匂い?がして使うのをやめている。お客に対してもそんな経験無いかと問いかけていましたね。出逢ったら不味いと言ってくださいってまで言ってるくらいです。 確かに臭みのある穴子に出会ったことはあるので、言われてそうだったんだと気付きました。それまで穴子ってそんなもんだと思っていましたから、正に目から鱗です。 また他の方のレビューである名言も聞けましたのである意味これだけでも満足。 シビマグロは味が薄いのでじっくりと噛んで味わって 海苔は香りでなく良く噛むと旨味が出る お鮨に、お酒は熱燗で無く、ぬる燗が合う。 残念な点は江戸っ子である店主は握るペースが速い為、じっくり噛んで味わってって言われても、ペースに追われて味わっている暇がない?このお店は夜の部でユックリ味わうしか無いかな。 本日の注文:たっぷりコース 10,300円 追加で寒鮃、煮蛤 ●カワハギ肝載せ 旨さが続くんです。 ●真鯵 ●墨烏賊 大分県産 ●寒鰤 新潟産 脂乗ってる ●小肌 ●鮪 ●塩いくら ●天然車海老 本日の主役 旨味が後から後からやってくる ●エゾバフンウニ ●しめ鯖 ●ヒラメの皮 焼いて 香ばしく脂身の旨味 ●墨烏賊下足 ●穴子 韓国産 ●鉄火巻き ●鬼殻焼き 殻まで頂けました。味噌が美味い。 ●玉 ○寒鮃 追加 今日の1番かも、旨味が半端ない ○煮蛤 ヤマトハマグリ 追加 滞在時間:50分 店主77歳の見送りなし ♯11,920 #20190129

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大将の尾崎淳さんのパフォーマンスとプリン巻きに隠れているが、確実に仕事を施されたネタの旨さは悶絶寸前、もうこれは笑うしかないか。 嶺岡豆腐のモロコシの甘味と生クリームのサッパリ感が食欲を誘い、1キロ台だからこそ脂の乗った太刀魚の旨さが、これから始まる握りへの期待を最高潮に高めますね。 毛蟹にスペシャルオーダーをと聞かれたら宜しくと言うしかありません。雲丹とキャビア載せは反則技というしかありません。大将のキャビアに対する切々とした拘りも聞けました。それだけのこだわりがあれば、由うブランドのキャビアも間違いないでしょうね。この拘りを始めそれぞれのネタに対するうんちくを含む説明を聴くと大将の寿司に対する姿勢がわかります。 春日鯛の昆布締めも熟成した縞鰺も美味かったのですが、今日1番の主役は藁で燻した福井産の鰆ではないでしょうか。今まで鰆という魚に余り期待していなかったこともあり、今日1番の衝撃でした。地辛子の味の後から藁で燻された香りが私の心の琴線に触れてしまったようです。 5月には広尾に二号店を出店するので、ランチは人手不足の為、暫く休むことになるそうです。もう夜に来るしかないでしょうね。次はいつ来れるかなあ。 本日の注文: ランチコース10,000 生ビール900 滞在時間:2時間10分 ◎嶺岡豆腐 トウモロコシと生クリーム ◎ワカメ ポン酢 おかわり自由 ◎蛤と菜の花 ◎太刀魚の焼物 東京湾小柴産1kg物 ●北海道浦河産毛ガニ スペシャルをオーダーは 北海道産雲丹+由うオリジナルの静岡産キャビア ●春日鯛昆布締め 鹿児島出水産 ●墨烏賊 酢橘 塩 今まで食べたことがないくらいの肉厚なので噛んでいても甘みが半端なく続きます ●縞鰺高知産 4日熟成 血抜きを完全に処理しているので臭みがなくうまさが際立つ味 生姜とあさつき ★鰆 福井産 福井県の地がらし 藁で燻して ●プリン巻き 遂に商標登録完了 ●赤身ずけ North Carolina産 ●中トロ North Carolina産 ●小肌 何という肉厚 ●雲丹 北海道産 一口では絶対食べられない ●煮帆立崩し ●穴子 ●玉 ●巻き物 店主の見送りあり ♯20190216 #13,800

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珍しい場面に遭遇しました。 同業者の若夫婦が、お鮨を楽しみに訪問していた様で、大将の今村さんと仕入れの話で盛り上がっていました。 同業者が楽しみに通っているお店ですから、旨くて当たり前だけど、今村さんは何処の系譜にも属さないブランドである事もその理由の一つなのかもしれませんね。最後に出るスイーツもお鮨屋さんとしても異色ですが、女将さんが元パティシエである事を知って納得です。女将さんを含めて今村ブランドではないでしょうか。 肝心のお鮨の内容もつまみから出色の出来で、定番のあん肝の滑らかな食感と口の中で広がる独特の旨味は飲み過ぎてしまう危険が潜んでいます。 握りで気に入ったのは〆さばです。上品な脂の旨味と〆具合が絶妙ですね。 最後に本当は追加で大好きな墨烏賊を食べたかったけど、今日はないので、アオリイカで我慢したにだけが心残り。今村さんの墨烏賊を食べてみたいので、再訪決定。 本日の注文: つまみと握りのコース モルツビール ◎ツマミ ●鮃 縁側含む 旨みと食感を充分味わえるようにかなり厚め。 縁側の脂味とのアンサンブル ●たこ ★鰆 生姜醤油で 能登産 ●茶碗蒸し 白魚と干し椎茸 チョット大きめの白魚の骨の食感が面白い。胡椒のアクセントも効いてる ●あん肝 ●北寄貝の肝 ●太刀魚 塩味が強いかな。 ◆握り ■マコガレイ 噛みごたえ ■鰹 とろりとして美味い ■鰹 ■春子鯛 昆布〆 しっとり ■中トロ 室温に戻され上品な脂の融け具合 ■小肌 なんか甘い オボロで甘みか?面白い ■みる貝 ★しめ鯖 脂乗ってる。本日の主役かな。 ■車海老 オボロをアクセントとして付加してるかと思うくらい甘みが感じられる出来です。 ■雲丹 ■穴子 シャリが見えない位の穴子がシャリと一体化して口の中でほぐれる感じ。 ■玉 □アオリイカ ネットリ感 追加で ■苺アイス 元パティシエ女将さんの自家製のデザート。 苺の酸味と硬めの小豆のアイスは、最後に少しドッキリさせる出来ですね。 13,500 滞在時間:1時間40分 美人女将の見送りあり #20190303

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前から浦和のよし佳のランチに行きたかった。急に思い立って朝電話したら何とOK。浦和地区では知る人ぞ知る名店です。 チョット早く着きすぎたので近くのデパートで時間つぶして店に着くと本日予約で満員ですの貼り紙でした。今日はギリギリで入れたみたいです。 まずは黒龍があったので、迷わず注文。 此処は握りよりつまみに拘りがあるようで、食べ方を含め、店主の説明が止まりません。 タコは山葵だけで、 鮑はそのままで、 シャコは温かいので早く 卵焼きは山葵で、、、、。 今日の絹ごし豆腐はふつうの豆腐1丁分の大豆を使用しているので、3回に分けて味わってください。 その中でも牡蠣は、300℃で処理してまで説明が有りましたが、何を入れたかは秘密です。これは言えませんと繰り返し繰り返し言っています。 この牡蠣は牡蠣嫌いな人でも美味しく頂けると豪語するだけあって、これだけを食するだけに来てもいいくらいの出来で、本当に今日の主役かもしれません。 此処はつまみが素晴らしいので、お酒が進みます。豆腐の旨味の味わい、ここでしか食べれない牡蠣、お鮨屋さんでシャコは久し振り、煮こごりは口に含んでいると少しずつ融けて旨味が口の中で広がります。 握りは小ぶりなのでちょっとだけ物足りないので三貫追加しました。大将はサービス精神が素晴らしく車海老の剥き方まで説明するぐらいです。シャリはちょっと柔らかめですが、気になるほどではなく最後まで美味しく頂けました。追加でお願いした穴子は茨城産とのことで、結構肉厚で煮切りも余り甘くなくサッパリして穴子本来の味が楽しめました。 本日の注文: お昼のおまかせ4,200 黒龍 純米吟醸酒1,260 追加でタイ昆布締め、車海老、穴子 滞在時間:1時間 ◉つまみ ●なまこ ●明石産タコ 山葵だけで頂く、柔らかい ●アワビ そのまま何も付けず頂く ●岡山県岡部産のシャコ 温かいうちに ●京都のブリ ●玉子 山葵で頂く 甘みと山葵のバランスを楽しめる ●絹ごし豆腐〜普通の豆腐一丁分の大豆を使ってる 牡蠣〜300℃で処理、何を入れたか秘密だそう、 河豚と鮃の煮こごり〜少しづつ溶ける ●マダラの卵の大根乗せ ◉握り ●長崎墨烏賊 塩で ●北寄貝(本日に予約した為、前日までの人は青柳) ●鮃 青森産 ●アジ ●小肌 九州熊本産 ●鮪赤身 千葉銚子産 ●白魚 塩 柑橘 手渡しで ●中とろ 頭に近い部分 ●霜降り大トロ 銀座なら3,000円クラス ●魚うしお汁〜マダラと鮃で ●鯛の昆布締め 塩 愛媛産 ●車海老 頭に部分の味噌を残して殻をむいている ●穴子 茨城産 湯煎であったか #7,776 #20190210