東京の蕎麦屋放浪記NO.36 今日は午後から外出、神保町で仕事上がりしました。別に意図した訳ではありませんが、神保町・神田界隈は蕎麦屋の名店が沢山、放浪癖が黙ってはおりませんでした。いつか行こうと思っていた「九段一茶庵 本店」に夜お邪魔しました。 言わずと知れた蕎麦打ち名人、足利一茶庵本店からの流れのお店です。色々試して見たかったので、蕎麦前の「前菜三点盛り」をエビスの瓶ビールで頂きました。小さめのグラスで、最初の一杯だけお姉さんがお酌をしてくれました。これだけでも好感度が上がります(男は単純なのです)。焼き味噌、板わさ、玉子焼きの三点、板わさは山葵漬けで頂きました。量は少ないですが、玉子焼きは焼印までしてあり、ふっくら甘みを抑えた上品な味でした。 お蕎麦は、当然の如く変わり蕎麦の三色そばを頂きました。けし切り、せいろ、田舎の三色。特にけし切りは香りと喉越しがよく、見た目にもとても綺麗なお蕎麦で美味しく頂きました。田舎は極太でもっちり噛み応えがあり、そばの香りを満喫できました。 もりつゆは辛くもなく万人受けする優しい味、器に少しずつもりつゆを入れ、そばにつけ過ぎないように香りを楽しみながら啜れば、何とも言えず至福の時です。湯桶の蕎麦湯も全て頂き、老舗のお蕎麦を堪能しました。 もはや本店である足利一茶庵を超えてしまっているのではないでしょうか?箸は白かったですが、先端が細く虎斑箸に似ている、店内の雰囲気など色々な面で老舗感がありました。 機会があったらまた訪れたいお店です。 ご馳走様でした!