2024/01/12訪問 盛岡にあるお食事処、『くふや』。 盛岡に詳しい知り合いに教えてもらい、 お昼を食べに行ってまいりました。 こちらのお店は 平井久美子さんと小田原良二さんが 36年続けてきたお店です。 お店は移転して今の場所に来て以来、 ひっそりと、店内は音楽もなく、 ただ「食う(くふ)」ことを楽しむ為の、 EATING GALLERYとして営業されています。 入口はわかりにくくて、 気付かずに通り過ぎてしまうくらいで 若干入るのを躊躇う外観です。 店内に入ると、天井が高く一見無機質な 倉庫っぽい造りですが、 所々に調度品や家具や器や民藝品、 様座な種類の本などがあって、 何だか異質空間です。 そんな空間で少し緊張していると、 お二人の優しい笑顔で声を掛けて頂き、 奥の席を案内してもらいました。 ちょっと癖のある怖い方々なのかなと 勝手に想像して少し怖がっていたのですが、 この時のお二人の朗らかな雰囲気で、 その緊張は一気に解けていきました。笑 こちらのお店は、 ご飯のメニューは基本的に3種類。 他に甘い物がいくつかあります。 ご飯メニューは、 玄米ご飯、煮魚、卵焼きやおひたし小鉢など 5品のおかずとお味噌汁の「くふや弁当」。 もっと豪華に「くふや定食」、 お酒を飲む方には「くふや膳」です。 この日は小正月に合わせた特別メニューで、 食事メニューは、小正月 小豆粥膳 のみでした。 かえって選択肢がなくて、 しかも特別なメニューということで、 もちろんこちらを注文いたしました。 冷えた体に最初に出されたお茶がしみます。 お店に来たのが初めてだとわかると、 自費出版した2冊の本を出してくれたので それを読みながら料理が出てくるのを待ちました。 本の内容は1冊目は写真のみの、 お店で今まで作った料理の数々を紹介しており、 2冊目はお店の2人と本の作者の対談方式で、 こちらは文章メインの本です。 これがまた読んでいて面白い。 あっという間に時間が過ぎてしまい、 料理が登場。 まずは見た目にびっくり。 なんて豪華な盛り付けなんでしょう。 色鮮やかでさすが小正月の御膳です。 小豆粥は記憶の限りでは初体験。 優しい小豆の甘みと ほのかな塩味がお粥とぴったりで、 初めてなのに何だか懐かしい味がしました。 優しい味で、思わず声が漏れる美味しさでした。 他のお料理も細かく説明してくれましたが、 気持ちが高まってほとんど記憶が(^_^;) 赤魚の焼き魚の焼き加減が絶妙で、 横に添えられた大根おろしといくらと一緒に 目でも楽しみながら頂きました。 他の小鉢たちも一つ一つが丁寧に作られていて、 それぞれが素敵な器に盛られていて、 まさに色を楽しみながら頂きました。 食後には、冬限定のデザートでお店の名物の 焼きリンゴを注文。 ※夏季は豆かん 珈琲は小田原さんが南部鉄器のフライパンで 自家焙煎している超極深煎りとのことで、 そちらも注文しました。 焼きリンゴもまたお洒落な見た目で、 リンゴの赤とガラスの器の青が映えます。 スプーンで切れるほど柔らかくて、 甘くて笑顔になる美味しさ。 さすがお店の一番の自信作。 これだけでも食べに来る価値があります。 珈琲は焙煎してる写真を見せてもらいましたが、 焙煎した珈琲豆の見た目は焦げていて、 嫌な苦みが出てるんじゃないかって心配に なるほどでしたが、一口飲んでビックリ。 スモーキーな嫌な苦味や雑味は一切なく、 濃厚なコクの深煎り珈琲でした。 やはり焙煎は技術なんでしょうね〜。 南部鉄器の熱伝導率も関係してるかもですね! 途中からちょうどお客さんが他にいなくなり 貸切状態になったので、お二人と私の三人で 盛岡の話で盛り上がりました。 色々な貴重な話を聞かせて頂いたり、 盛岡の良いお店を教えてもらったり、 とても貴重な体験でした。 お二人共、こんな他の土地からやってきた 観光客に対しても、思いっきり心の扉を開いて 話をしてくれたので、ついつい居心地が良くて 長居してしまいました。 ちなみに次回の2回目からはカレー を注文することができるようになります。笑 ここはまた盛岡にする際は必ず寄らなければ ならないお店です。 帰って来たいお店が盛岡に出来ました\(^o^)/ #盛岡 #くふや #くふやくわづ #EATINGGALLERY #骨董 #うつわ #民藝 #料理 #珈琲 #小正月小豆粥膳 #小正月あづき粥 #小正月 #小豆粥 #あづき粥 #焼きリンゴ #豆かん #自家焙煎珈琲 #フライパン #深煎り #光原社 #光原社可否館 #可否館 #booknerd #booknerdmorioka #盛岡珈琲巡り #盛岡喫茶店巡り #盛岡喫茶巡り