ずっと行きたかった憧れのお店。誕生日ディナーで連れてきてもらいました。 夫曰く、予約の電話からサービスの応対がとても良かったとのことで、訪問をとても楽しみにしていました。 おすすめコースを注文して、まずはスペシャリテの赤ピーマンのムースから。ムースの概念が覆されるほど、舌の上で溶けて無くなる。でも食べた後の香りと味はしっかり残る。なんて不思議な食べ物。 次は一番気に入った、鰆の燻製。生と間違えるほどの柔らかい食感で、でも臭みはない、旨味だけがある。コリアンダー、カルダモンのスパイスが主張しすぎず、存在感を放っていました。 そしてそして、夏の定番という梅と紫蘇のスープ。 名前から勝手に赤色かと思っていたら、なんとも鮮やかな緑色!梅の酸味と紫蘇の香りがぶつからず、調和していて身体が元気になるお味。 魚は鯛でした。これも下のスープがとても優しいお出汁が出ていて全く胃もたれしない。 お肉はアイルランドのグラスフェッド牛サーロイン。フレンチでこんな形でどーんとお肉が出てきたのは初めてで夫も私も大興奮。赤身ですがとっても柔らかく、脂身も嫌な感じがしません。 付け合わせのじゃがいものガレットまで手を抜かず、これだけでもまた食べたいくらい美味しい。 デザートはさくらんぼのスフレ、夫は生チョコテリーヌ。スフレは少しお酒の風味が強かったかな。 誕生日プレートのクッキーもどれもしっかり美味しくて、大満足です。 客層が年配の方が多く、とても落ち着いた雰囲気だったのがすごくよかったです。 私も歳を重ねてこんな素敵なお店に来れるようになりたいなと思いました。 ご馳走さまでした。
食材はもちろん、器やお箸、お箸置きに至るまでこだわりを持って集められたものに囲まれながらの食事はとても気持ちがいいです。 シェフは少し前までフランスで和食屋をやられていてミシュランも取られたそう。 日本の食材の豊かさ、新鮮さが良いと帰国して去年11月にこちらのお店を開かれました。 ・稚鮎 塩と養命酒で漬けたもの ・じゅんさいのカッペリーニ ・青森の鴨と賀茂茄子のお椀 この日のベスト。鴨肉は目の前で炭火焼きしたも ので、お出汁は生ハムからとっているそう ・鰻と玉蜀黍の春巻き ・イサキのアクアパッツァ ・仙台牛のイチボ 山椒のソース ・鯛めし ・甘夏のシャーベット ・兜饅頭とお抹茶 仙台牛のイチボは赤身なのに適度に脂も乗っていてとてもバランスがいいです。山椒でピリリと味が締まってよかったです。 夫の誕生日でしたが、なんと鯛の塩釜焼きが出て来て、自分で割るスタイル。とても楽しかったです。 残ったご飯はおにぎりにして持たせてくれました。 ソムリエの方とシェフそれぞれとても親身にお話してくださり、心地いい空間でした。