お盆休みに妻と共に埼玉県小川町に小旅行。ランチに選んだのはこちらの割烹旅館。美しいお庭の老舗旅館ですが、現在は旅館としては営業されてないようです。 一階のロビーで、しばらくお庭を眺めた後に、2階の個室に通され、ゆったりとランチを過ごしました。 頂いたのはこちらの名物である忠七めしが付いた花籠御前。先ずは籠に盛り付けられた先付け4点。寄せ豆腐、秋田の蓴菜(じゅんさい) 、南瓜(なんきん)の煮物、白芋茎(しろずいき)の胡麻和え。いずれも夏の終わりを感じさせる冷菜。美しく、多様な食感が味わえる前菜。 勘八のお造り、鮭の西京焼きと続き、〆のご飯が名物の忠七めし。忠七めしはご飯に海苔がまぶされ、薬味(柚子皮、ワサビ、ネギ)と共に鰹節出汁でお茶漬けのように食べるご飯。 質素に見えますが、この忠七めしがビックリするほど美味しい。お米の炊き上がりの良さと高品質の海苔がこの美味しさを作り出してるのかと思います。 和紙作りが盛んであった小川町の古い歴史を感じさせるお料理でした。