山梨市の小旅行の1番の目的がこちらのディナー。現在、ディナーは予約客のみ。前回は11月だったので外は真っ暗でしたが、今回はお店の側を流れる笛吹川や山の風景を眺めながらの気持ちの良いディナーとなりました。 税込¥4400-のコース(食後のコーヒー込み)ですが、値段からは考えられない手間の掛かった料理の数々。多彩な食材の組み合わせの繊細な味。シェフのワンオペとは思えない感動のディナーでした。 料理の詳細は以下の通りです。 ■冷たいトウモロコシの前菜 冷やしたトウモロコシのペーストに焼いたトウモロコシ。焙煎した玄米と生雲丹、揚げたケールが乗せられています。 自然な甘味のトウモロコシに濃厚な旨味の雲丹。香ばしい玄米の心地よい食感。ちょっと苦味のあるケールが程よいアクセント。 ■シマアジ(鯵)と桃の前菜 新鮮なシマアジと白桃の不思議な組み合わせのまったりと甘い前菜。甘味とほのかな酸味の赤紫蘇のジュースが味も彩りとしても良い調和。茗荷、紫蘇の花が夏らしい。 ■人参のロースト 小ぶりの人参と白人参のロースト。人参のピューレに甘夏のマーマレード。甘夏の甘味、酸味、苦味が人参に良く合います。帆立が入り、白ワインのソースと共に奥行きのある旨味。 人参の葉、菊の花、焦がしたセロリの葉といった多彩な香りと苦味が大人の味。 ■豚のロースト 低温調理した豚肉に、空芯菜のソテーとシェリーソース。付け合わせに、茄子、トマト、モロッコインゲン、甘唐の夏野菜の焼き物。豚肉の旨味はもちろん、夏野菜がとても美味しい。 ■パンチェッタと原木椎茸のパスタ パンチェッタに、良く炒められた玉葱の甘さが加わり、甘味の強いパスタ。椎茸の香り、チーズの香りと旨味。お腹いっぱいなのに、スルッと入る激ウマパスタ。 ■デザート こちらのシェフはデザートも抜群に美味しいので驚きます。自家製のグラノーラ、マンゴー、ココナッツミルクのアイス。上には凍らせたチーズケーキのフレーク。食感が良い自家製のグラノーラとアイスの組み合わせに痺れます。 バリスタとしても凄腕で、カプチーノが美味しく、ラテアートも美しい仕上がり。