料理とワインのマリアージュが特徴的なお店と聞いて訪れたが、2時間半のコース時間の間ほとんど料理の話題になるくらい奥が深い料理とワインのコンビネーションに脱帽。 特に、写真6枚目の寒ブリのタルタルと柑橘、根菜、めかぶ、オリーブ、レモン、ハーブを合わせた一皿が非常に印象的。 同時に出されたカリッカリのパンに野菜の部分を乗せて食べると、パンの風味と柑橘の香りでマーマレードジャムでパンを食べてるような感覚になり、寒ブリを乗せるとタルタルをバケットに乗せるような感覚に。 マリアージュとして出されたオレンジワインは渋み、深み、酸味が程よく、柑橘の香りの料理と非常に合う。この一皿だけでも来店の価値があると思った。 また、日本ワインとしてブドウ系の品種でないラブルスカ種由来のワインのロゼに合わせられた、百合根とマスカルポーネチーズの一皿は、百合根のほっこりした甘さが、欧風でない日本ワインにここまで合うのかと唸らさせた。 日本ワインでラブルスカ種系は甘口の仕上がりになりがちで、料理に合わせるのは難しいと思ってたが、今回の一皿でその認識を改めさせられるくらい創造的な料理だった。
今回の仙台旅で一番の大当たりはココ! たしか文化横丁(?って名前やったと思う)から細い路地を進むとお店があって、戸を開けるとカウンターのみ15人前後が座れそうなキャパのスペースがあり、真ん中で女将さんがワンオペをしてる。 ここでの注文の注意点は、「お酒を注文したら絶対に一品付いてくる」ってこと。(通称・女将システム) 女将さんがワンオペなのでそこは協力する感じで、こっちもフードを注文しまくるのではなく、まずはお酒を頼んで、アテが出てくるのを待つ。 ほんで、雰囲気と日本酒とアテを楽しんで、お酒が無くなったら、カウンターにからのコップを置き女将さんが次を勧めてくるのを待つ。 ただひたすら、最高の雰囲気の中でこのループに身を任せるお店。笑 ちなみにこの日のアテは、 煮物→冷奴→刺身→おでんか味噌汁 どうしても食べたかった雲丹だけは追加でお願い。