日本橋での用事を終えた土曜お昼。「ぜいたく丼」という名の海鮮丼で有名な「つじ半」さんへ向かうも既に大行列。 30人以上並んでる…。す、凄い…。 「お持ち帰りは並ばずに提供できます」の貼り紙を見て、「うーん仕方ない。買って帰ろう。」と決断。 行列を横目に気まずさを感じつつ店内に入り、オーダー。「外でお待ちください。すぐお持ちします。」と。 店内はL字のカウンターのみで、10席くらい。 ・特選3600基本の9種類+カニ・イクラ増量) ・竹1500(基本の9種類+カニ・イクラ・ウニ増量) 外で待っているとほんとにすぐ来た。海鮮丼だから、確かにのせるだけだけど、30オーバーの行列の前であっさりし過ぎw 保冷剤が入っているので1時間くらいは大丈夫ですよ。と言われました。「鮮度が命。歩きながら食う。」という息子を宥め電車に乗りましたが、中央線が途中で止まるアクシデント…。「今ここで食う」という息子をもう一度宥めながらなんとか帰宅。 器からはみ出るように高く盛られた海鮮丼のビジュアルがとても素敵なのに、テイクアウトは地味です。仕方ありません。 家の器に盛り直そうと考えたけど、既に器も引越し荷物として梱包しちゃったw 説明書を読みながら、テイクアウトの容器のご飯の上に具材をのせます。おー!結構なボリューム!思ったよりいいじゃん! 一口食べて「あれ?」なんだ⁉︎すんごい美味しいじゃないですか!ただ載せるだけとか言ってすいません。ネタの中にコリコリとした食感が。つぶ貝の刻んだのが入っているようです。最初に何もかけずにいただいたのですが、食材それぞれに微妙に下味がつけられていて、これだけでも美味しい。 しかも保冷剤はネタの部分にだけ接していて、ご飯はまだ暖かく、それがちょうどいい感じに混ざります。 ただのボリューミーな海鮮丼と侮っていた私は、完全に大馬鹿者でした。 次に説明書通りに、黄身醤油にわさびを溶き少しだけかけると、きりっと締まりつつも醤油の奥深い味わいで、一層美味しい。 「竹」を食べている息子も「なんだこれ!この醤油うめー!」と大絶賛。ついでに「特選」にだけ付いているウニを横取り。「僕は竹でいいよ。」なんて、オーダーの時に殊勝なことを言ってた奴と同一人物に思えない。 最後に少しだけネタとご飯を残し、鯛だし汁をかけます。鯛だし汁はボトルに入っており、蓋を開けてレンチンできます。このまま温められるってすごい。しかも色からして濃厚。 海鮮丼のままでも美味し過ぎて、鯛だし汁をかけないまま終わりそうだったので、あらかじめ違う容器にご飯とネタを取り分けて、鯛だし汁をかけてみました。 おー!濃厚なとろみのある鯛だし汁凄い!ラーメンスープにそのまま使ったら美味しそう。いわゆるあっさりしたひつまぶしのお出汁みたいなのを想像してた私は、またもや「侮っていてすいません」と謝りながら食べます。 もう一度プレーンな海鮮丼に戻ると、2度美味しい。 高いお金払って1時間も気にしながら帰って、どんだけのもんだー?なんて思っていましたが、本当に美味しかった!家でこんだけ美味しいんだから、お店で食べたらもっと美味しいのかなーー。でもカウンター内の店員さんの衛生面とか気になっちゃうから、家で食べるので正解だったかもです。 黄身醤油の容器や、鯛だし汁の容器になど工夫がされているのもはなまるです。 鯛だし汁はたっぷりの分量なので余りました。翌日焼きおにぎりと明太おにぎりをコンビニで買い、レンチンして温めた鯛だし汁をかけていただくと、これまた絶品!何という幸せな3600円でしょう。 あ、それとガリも美味しかった。胡麻と昆布で和えてあって、これだけでお酒が飲めそうです。 なかなか食べに行けないエリアですが、東京最後のランチに相応しい一品でした。 #つじ半グンマー前橋にもあったw