東京の名店が博多に 東京の赤坂で星を獲得した名店が、博多に新たな店舗をオープンしました。その場所は、西中洲地区に位置し、飲食店の名店が軒を連ねるエリアにあり、ビルの2階ワンフロアーのお店です。 エレベーターを上がると、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚が広がります。シンプルで清潔感あふれる内装は、非常に素晴らしく、食事をより一層楽しませてくれます。 今日は特上お任せ握りコースです。最初に出てきたのは前菜の盛り合わせ。一つの器に、さまざまなお料理が盛りられています。葉わさびやぎんなんクラゲなど、多彩な味わいが楽しめます。この前菜だけでも、一時間ほど過ごす価値があるほどの美味しさです。 お皿自体も秋を感じさせ、季節感が漂います。 最初に出てきたお寿司は、中トロです。ほどよい脂がのっており、絶妙な味わいです。続いて登場するのがアラ。しっかりとした食感と風味が楽しめ、このアラの美味しさは今までに味わったことがないものかもしれません。 そして、あじのにぎり。博多のあじは本当に美味しいですね。 今日のお造りはイカ刺しでイカ刺しでウニを巻いています。バフンウニとムラサキウニが使われており、その違いを楽しむことができる贅沢な一皿です。 日本酒は一ノ蔵を選び、素敵な徳利が登場します。日本酒と共に焼き物も楽しみました。魚種は忘れましたが、金山寺味噌を絡めながら美味しくいただきました。秋の風情を感じさせる炙り具合も絶妙です。 お寿司の登場です。ホタテはねっとりとして少し甘く、絶品です。マグロに対馬産のアナゴが出てきます。アナゴを海苔で包み、驚くほど風味豊かな海苔に感動しました。そして、ウニの混ぜご飯は、酢飯に黄丹を絡ませて炙った魚がトップにのせられています。握りのウニとは異なる美味しさを堪能できます。 2本目の日本酒を楽しみながら、アワビが登場。火を通していて柔らかく、肝ソースがアワビの風味を引き立てます。最後のお寿司は車エビにいくらご飯と大トロが。車エビはその場で殻をむいて握られ、プリプリの食感が楽しめます。いくらご飯も特別な臭みがなく、絶品です。大トロ、もちろんすごく美味しかったですよ。 最後に茶碗蒸し。この茶碗蒸し、茶碗蒸しの上に明太の餡がかかっていて博多らしい茶碗蒸しになってます。巻物と玉も楽しみましたが、特に玉は、玉子焼きとカステラの中間のような甘みとふわふわの食感が素晴らしかったです。 最後のお椀は、白味噌を使用したなめこ汁。赤だしではなく白味噌を混ぜ合わせたこの一杯は、博多ならではの美味しさです。 最後はデザートとお茶でフィニッシュし、約2時間にわたる素晴らしい食事の時間が終わりました。ゆっくりとお寿司を楽しむには最適なお店でした。美味しいひとときをありがとうございました。 ごちそうさまでした。