【ボスニア・ヘルツェゴビナの料理ってどんな??】 すごく美味しくて興味深いお店に出会ってしまった… 柴又周辺で、美味しいお店をハシゴするつもりだったのに、 ここが美味しすぎて、ここで全てを完結してしまった笑 柴又マラソンというマラソンに出るために来ていて、 ついでに帝釈天あたりをぶらぶら観光していたところ、 魅力的な佇まいと、興味をそそる表の看板で立ち止まってしまった。 曰く、 『旅の食堂 ととら亭』 『世界の料理をアレンジせずにご紹介します』 『ある日の一例』 『ヨルダン』『ハンガリー』『南アフリカ』『ジャマイカ』… え?ちょっまっ、この店、激アツじゃない?? メニューは何やら魅力的なアラカルトがいろいろ、 ボスニア・ヘルツェゴビナの料理がメニューの一番前にあったので、今期はこの国の料理推しでやっているみたいでした。 ご夫婦で50カ国以上を旅し、 時々新しいメニュー開拓のために、一定期間お店を閉めて、 どこかに行かれるらしい。 前回は2024年の8月から12月。 おぉ、結構ガッツリ行くのね。面白そう! さてメニュー。 見たことも聞いたこともない料理たちでしたが、 画像と詳しい解説があり、困らないしどれも美味しそう。 そしてメニューの説明にはその国の文化などにも触れていて、読み応えあり。 モスタル風ソガン ドルマ(画像2) 玉ねぎの真ん中をくり抜いて、牛挽肉を詰めて煮たもの スープと、上にマッシュポテトが乗っています。 形崩れしない程度に煮て半透明になった玉ねぎ すっとスプーンを入れて、どれどれ一口… くぅぅ…玉ねぎの甘味が凄い、美味しい… ミンチも玉ねぎと一緒にいいスープが出て、 そしてマッシュポテトとバターの風味がほんのり、 スープと玉ねぎ、挽肉ともすごく合う…旨し… 一瞬で食べてしまった。美味しい! ああ、もう、すでにおかわりしたい! サラエボ風クレぺ(画像4) こちらのお店、世界各国のギョウザ類料理を追っているとのこと(本も出されていて、そちらもめっちゃ面白い、お店で読めます) こちらはボスニア風ギョウザ? 挽肉の餡を小麦粉の皮で包んで茹でて、 ヨーグルト、サワークリーム、ガーリックチリのソースがかかっているらしい。 うん、確かにヨーグルト…おぉ…意外な美味しさ。 初めての味。めっちゃくちゃ美味しい。 モチモチ皮と餡とヨーグルト、サワークリームソースの味がクセになりそう… こちらもあっという間に完食。 あーもー食べ終わりたくなかった… サラエボ風ボサンスキ ロナツ(画像6) 春だというのに寒い、温かいメニューを欲してる。 そろそろお肉も食べたいし、と選びました。 うわっ、にんじんが甘〜い…美味しい。 形崩れしてないのに柔らか〰︎ お肉もスープも旨みじんわり…旨しね… じつはこのお店2軒目、その前夫と、鰻をアテに食べて軽く飲んできてる。 なのに、ものすごい勢いで食べてるな…それくらい美味しい。 最後にデザートのチーズケーキもこっくり濃厚で美味しい。 ほんとはもっと他にも食べてみたい料理があったけど、 お腹いっぱい、こちらで終了となりました。 ボスニア・ヘルツェゴビナと聞いて、どこかだったか??ほとんど像を結ばない。昔、確か内戦があった、サラエボはちょいとだけ知ってる、冬季オリンピックがあった、そんなレベルしか知らない。 でも、ご主人さんがお料理をサーブして下さりながら、ぽつぽつとメニューの解説をしてくださったり、メニューにも詳しい解説があったりして。 オスマントルコ時代を経て、料理にもトルコの影響がある、けどもう少しスパイスはマイルド、とか、そういうのを知るのも面白かったです。 またこちらのご主人さんが書かれた世界のギョウザを求めて旅するエッセイがお店に置いてあり、待ちの間に読んでいましたが、あまりの面白さにレジで買って帰ってしまいました。今も何回も読み直しています。旅したく、料理したくなります。 このお店は、奥様の料理の美味しさもすごいし 旦那様のメニュー説明などの言語化能力がまたそれに融合して、私にとって興味深すぎ、面白すぎるお店でした。 ちなみにお店の雰囲気は敷居は高くないけど、静かな大人のお店。10歳以下のお子様は入れません、と書いています。 まあ、それがいいと思います。ミスマッチになっちゃうからね。しっかりその辺り線引きしているのも好感持てる。 他のお客様もゆったりとした雰囲気で、静かにお食事とお酒を楽しんでいらっしゃる感じで居心地良かったです。 ああ、この近くに住んでいる方が羨ましい… 何かと口実を作りここに食べに行きたいと思います。 とりあえず毎年、柴又マラソンに来よう…