【リーズナブルな割烹という矛盾~PartⅡ~】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) “住所非公開”かつ“完全紹介制” 訪問が難しいものの、 訪問前から至高の一刻を約束される 赤坂某所の『さ行(さこう)』。 Ⓡ友さんにお誘いいただき、 久々に如月の敷居を跨ぐ事が出来ました。 店を切り盛りする佐藤兄弟。 弟様は柔和さと細やかさを持ち合わせ シックで品格ある店ながら客を気負わせない 「最高の接遇」とホスピタリティでもてなし、 お兄様は職人気質で、 逆に口数が少なく朴訥とした人柄だが、 厨房で真剣な眼差しで料理と向き合う。 …「ルパン三世と次元大介」 …「ホームズとワトソン」 …「杉下右京と冠城亘(ドラマ『相棒』)」 …「荒木と井端(往年の中日の二遊間)」 名コンビ数あれど、 これらに連ねても遜色ない 息の合ったコンビネーション。 兄弟の阿吽の呼吸も もう一度、味わっていきたい。 ■八寸 訪問が節分の時期につき 魔除けのメザシと柊、 短冊を書いていただいてもてなし。 相変わらず八寸の 盛り付けと演出が凄い。 「牡蠣のコンフィ」 オリーブオイルでチョリソーと一緒にゆっくり火入れ。 「鱈の白子」 生海苔ポン酢ジュレで。 「ぶり大根酢漬け」 鰤は南蛮かつ冷製仕立て。 紅白のなますを添えて 「ホタルイカ」 今年の新物。辛子酢味噌で。 「子持ちキス」 開いて鱈子を巻いて蒸したもの。 「新巻鮭の酒びたし」 新潟・村上の名産。 「玉子カステラ」 「うずらの卵味噌漬け」 「海苔とチーズ一夜漬け」 ■椀物 「蟹のしんじょう」 くり抜いたカブに蟹しんじょう。 3種の梅を添えて季節感を演出。 炙りカラスミで薫香感と塩気を。 ■向付 「ハタの昆布〆」 昆布〆の後に、 スダチで〆直したもの。 「マグロ」 黄身醤油をたっぷりかける。 山葵と菊花の甘酢漬けを添えて。 「シマアジ」 添え物の梅肉やミョウガ、 大葉をたたいた味噌と一緒に食す。 ・・・ここでサプライズ。 皿の下を見るように指示が。 言われるがまま見ると、 なんと皿の下に隠し空間があり、 更に3つの料理が現れる。 盛り上がる宴席。 エンタメチックで楽しい。 「菜の花辛子和え」 オーロラサーモン(キングサーモン)を 塩麹漬けに。まろやかで美味。 「赤エビの黒酢ドレッシング漬け」 生ハム巻きでほどよい塩分感◎ 「鱈の煮凝り」 魚卵をたっぷり閉じ込めた逸品。 ■強肴 「マスノスケ炭火塩焼き」 大根おろしにイクラを入れ、 味付けしてある。 「玉ねぎのスープ」 フグの唐揚げ、蛸の香草焼き、イカの柔らか煮を入れて オーブンで焼き上げた一品。 くり抜いた玉ねぎはすり流しにして、 浅利と小松菜のスープに。 「海老ふりゃー」 何故かここだけ名古屋メシ(笑) 実は異様に下半身の太い衣には 巻海老のそぼろを練りこんだ ベシャメル。 衣=「海老クリームコロッケ」 になってるのです。 「エビフライ」と 「海老クリームコロッケ」を 同時に食べられる夢の一品。 調味料に 殻は煎って「海老塩」に、 海老ミソは自家製マヨネーズに実山椒を混ぜて、一週間寝かせた「特製ソース」に。 このソースが濃厚で頬も緩む絶品でした。 ■焼物 「岩中豚のロースト」 肩ロースをシンプルな バター醤油で炒めつつ、 上にはカンボジア産の生粒胡椒を乗せて。 白味噌と山葵を混ぜ込んだマスタードの 味変も素晴らしい。 更に温泉卵にディップして楽しむ。 「白菜のお浸しサラダ」 山形牛の肩ロースを昆布出汁で しゃぶしゃぶにした物をロール。 白菜の芯の部分は勿体ないので、 すり流しにしてカレー粉と コリアンダーを加えて ドレッシングに⇒これも絶品(笑) ■炊き合わせ 「胡麻豆腐」 精進料理と同じ製法。 トロリと端麗な味わいで美味。 「芹の胡麻和え」 「自家製豆腐」 『さ行』が毎朝作る自家製豆腐。 (コメント欄へつづく)