【住宅街の超予約困難店】 謹賀新年 みなさま 明けましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いします。 さてワタクシ 新年一発目投稿からいきなり 「スペードのエース」をぶつけるのが毎年恒例… 今年もやりますよ(笑) そんなワケで2022年、新年初投稿は 某グルメサイトのスコア「3.96」の “予約電話が繋がらない”訪問困難店『鳥田中』。 この素晴らしい席に Ⓡ友のノリさん(Nori.kさん)に お誘いいただきました。 外観は一見すると 住宅街に佇む木造住宅。それもそのはず 元々、店主家族のご実家だった建物を 改装して店舗としている。 お母様とご兄弟で 切り盛りされているのだが、 お兄様がなんと京料理『京味』ご出身! それゆえ「単なる焼鳥」の範疇に留まらない 鳥割烹としての会食が楽しめるのだ。 静かな住宅街ど真ん中で ダイヤモンドのように燦然と輝く 珠玉の一食をご覧いただきたい。 ◆おまかせコース …5500円 《一品料理の部》 *大阪・富田林の海老芋葛粉揚げ 「富田林の海老芋」といえば 関西だと京都の料亭にも卸される 高級食材として有名ですよね。 侘びた織部焼の皿と、 鮮やかな紅葉のコントラストも見事。 のっけから既に京料理出身らしい 品格漂うセンスの良さを感じてしまう。 普通の里芋の子芋のようなネトネト感がなく、 サクサクとエアリーな食感。 *ほうぼう昆布〆 コリっとしたホウボウの食感に、 醤油は「割り醤油」を合わせている。 塩分の尖りのない まろやかな口あたりが秀逸。 *白味噌仕立て 鶏スープ椀 黒薩摩鶏スープ 白味噌の汁ものって 一般的にアッサリしてるかと思いますが、 コチラは地鶏のコラーゲン質を利用して 豊かなコクに仕上げた一品。 歯ごたえのある 大振りの大黒シメジと しっかり鶏の旨味するつくねにノックアウト~ *窒息鴨のロースト 京都亀岡の七谷鴨のムネとハツのロースト。 「窒息鶏」とは窒息で屠殺して 肉に流血させず体内に血を残させる事で、 濃厚な味を実現した鴨肉。 フランスのビュルゴー家の シャラン鶏なんかも窒息法を使っている事で有名。 赤みの強い鴨肉は、 やはり普通よりも遥かに強い 鶏の旨味が感じられます・・・驚愕! *無花果とチーズ 博多とよみつひめとリコッタチーズ 福岡のブランドいちじく 「とよみつひめとリ」を使った箸休め。 いちじくらしい淡い品のある甘さと、 リコッタチーズのネットリ感のコンビを楽しんだ。 *熊野地鶏漬けとホロホロ鶏の卵黄 ・・・みなさん 「ホロホロ鶏の卵黄」って食べた事ありますか(笑)? しかも余分な水分を抜いてあり、 大変マッタリとすごい味の濃厚さです。 シャキシャキとした砂肝の地鶏の漬けを、 卵黄にディップしていただく・・・ 淡泊な砂肝に卵黄のコクが付加されて 半端ない美味しさでした。 *ホロホロ鳥 叩き 旨味成分が凝縮されたタタキを 野菜ベースのタレor淡雪塩でいただく。 いやぁ~これも旨い(笑) 淡雪塩はミネラルが多いのか、 塩分が尖らず食材の味を邪魔しない。 なんぼでもかけてしまいます。 *百年蕪 「百年の孤独」で漬けた赤蕪と皮付べったら漬け。 語彙力の欠片もにないが、 「パワーアップ版・奈良漬け」という感じの、 心地よい渋味とアルコール感ある絶品。 *アメーラトマトとレバーパテ フルーツのような高糖度のアメーラトマトと、 ネットリとしたレバーパテの組み合わせ。 和洋変化の大きい 鶏のコース料理に感動しっぱなしだ。 《串の部》 ★鴨入りつくね ・熊野地鶏せせり ・黒薩摩鶏ハツモト ・黒薩摩鶏レバー ・肉巻き山牛蒡 ・熊野地鶏のぼんじり 画像の通りシズル感たっぷり エロティックなレバー含め、 いずれも焼き加減素晴らしいのだが、 特筆すべきは「つくね」。 鴨の風味のする歯ごたえある「つくね」に、 スモーキーかつ濃厚な「燻製きんかん」、 ・・・そこにパルメザンチーズをかけちゃう(笑) これはズルいw 脳内の快楽物質が分泌しまくりな一品でした。 《デザートの部》 *プリン 鶏専門店らしく一級の 卵黄を使ったプリン。 これまた卵黄が濃厚で、 素晴らしいクールダウンでした。 ◆(コース外)追加の〆料理 *ホロホロ鶏 玉子丼 *地鶏そぼろ丼 *濃厚白湯 鶏雑炊 ★牡蠣と芹 鶏そば シメを参加者四人で注文して シェアしました♪ 「牡蠣と芹 鶏そば」は三陸赤崎産の 大粒牡蠣の汁に力負けしない、 鶏の出汁を加えた逸品♪ 濃厚な牡蠣&鶏に 芹の薬味感がアクセントになり激ウマです(笑) (コメント欄に続く)