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東京都

しゃぶしゃぶ

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【《前代未聞!!》シャトーブリアン&サーロインを「しゃぶしゃぶ」で】 2 0 2 1 A Happy New Year!! 謹┃賀┃新┃年┃ ━┛━┛━┛━┛ 新年あけまして おめでとうございます!! 今年もゆるーり 投稿していきますので よろしくお願いします!(^^)! …さて新年一発目は 「ゴージャスな店」をぶつけるが ワタシの毎年恒例… 今年もやりますよ( ̄ー ̄)ニヤリ… そんなワケで 東新宿の『東京肉しゃぶ家』へ(*^^)v 肉マニアを唸らせる 圧倒的なクオリティを武器に 某グルメサイトで、 「しゃぶしゃぶ」「東京都1位」 に燦然と輝く肉割烹料理店。 本来なら高級店のコチラ… 今回は昨年のGo to eatキャンペーンで 貯めた13,000ptをガッツリ使用! お得に訪問してきました(*^^)v これぞ賢い消費者!(笑) オーダーは 『上田畜産「但馬玄」サーロイン&  銘柄牛シャトーブリアンしゃぶしゃぶ コース』15,800円♪ ◆仙台牛フィレ肉の超低温しゃぶしゃぶ 超低温調理らしい、 非常にしっとりで柔らかいフィレ肉。 味付けは 醤油が普及する以前の 日本古来の調味料『煎り酒』。 品のあるコクと脂身が 交わる風味にいきなり釘付け(゚д゚)! ◆ブリスケのしゃぶしゃぶ こちらは一転して 一切味付けがされていない… 肉の上には薄いタイラギ、 下には荏胡麻の葉が敷かれています。 肉を荏胡麻でくるんでパクッ… なんと! ブリスケの脂に加えて タイラギの貝の甘味と 荏胡麻の芳醇な薫りが口中に広がる。 ・・・はぁーーーうまっ(*´ω`*) 素材の味だけでこれだけ 複雑に入り組んだ的な味を出せるなんて… 天才でしょうか?(笑) ◆仙台牛和牛テール100% スープ 文字通りテールを 長時間煮込んで作ったスープ… テールの中の髄液や繊維が溶け込み、 ドロドロとした舌ざわりと共に、 コクを感じさせてくれます… テールだけでこの風味とは絶句だ。 ◆オックステール醤油煮込み 骨を中心に、 ねぶる形でいただきます♪ トロットロのナンコツに、 甘辛い醤油が染みてこれも旨いゾー ◆仙台牛のスパイス牛タン餃子 刻んだ牛タンを スパイシーに味付けした逸品! 牛タンのコリコリ感も 感じられる餃子って素敵です!(^^)! ◆サーロインとシャトーブリアンしゃぶしゃぶ さぁメインディッシュ♪ 聞いた事もない サーロイン&シャトーブリアンを しゃぶしゃぶに(;゚д゚)ゴクリ… ブランド牛『但馬牛』の中でも、 プロである雌去勢牛の生産者品評会で 3年連続Wチャンピオン 農林水産大臣表彰7回…etc ガチンコの肉質を誇る 『上田畜産』の『但馬玄』だ。 毛細血管のようにきめ細やかなサシが美しい… (画像1、2枚目) シャトーブリアンはこの厚さに関わらず、 大変に柔らかくシルキー♪ サーロインは更に凄くて、 口に入れたら瞬溶する感じでした(笑) ・・・なお「ポン酢」も大変美味で、 なんと冷蔵庫で2週間に渡り寝かせてるんだとか。 ここまで「角の取れたまろやかなポン酢」は初めて。 『新政No.6』と合わせると極上です(*´ω`*) ◆無化調 比内地鶏スープ 半田素麺 比内地鶏と4種の魚介の複合スープに、 阿波の国・徳島特産の 幅広の半田素麺を合わせた一品♪ トロミがつくほど、 濃厚な鶏の風味のするスープに舌鼓です。 ◆テールスープベース スパイスカレー 先ほどの100%テールのスープを ベースにしたスパイスカレー♪ 固形の具こそありませんが、 圧倒的な牛の旨味の凝縮度を誇るカレーです。 ◆コーヒーゼリー アイスクリーム 〆デザートに♪ 鹿児島の知覧茶と合わせて サッパリといただきました(*^^)v ~あとがき~ 以上、『東京しゃぶ家』で普段より ハイレベルなしゃぶしゃぶを堪能してきました~ 驚愕だったのはこの肉、 アクが一切出てきません(画像9枚目) 大将曰く、普通の肉だと卸でカットした段階で断面に塗られる防腐剤が肉の有機成分と化学反応して「アク」の原因を作るんだとか… 「しゃぶ家」の場合は特別に 防腐剤を塗らない超鮮度の肉を扱うので アクが出ない上にピュアな 本来の但馬牛の旨さを楽しめるのだとか… なーるほど、 一つ勉強になりました!(^^)! 非常に良い食体験を積み、 2021も豪華にロケットスタートです(笑) #シャトーブリアンとサーロインしゃぶしゃぶ #但馬牛 #東京 #東新宿 #東京食べ歩き

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東京都

焼肉

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【バレンタインデーに最高峰の肉を食らう♪】 ・・・2月14日。 バレンタインデーに なんと「肉料理界の最高峰」と名高い 『SATOブリアン(本店)』の予約が取れた。 相互フォロワー様限定で オフ会を主催いたしました(*^^)v 目下この緊急事態宣言下につき、 「少人数開催」「直箸をしない」「大声での会話厳禁」「体調不良の場合は無理して参加しない」 上記ご協力いただきながら会食。 超有名店を前に 多少フワフワして入店~ 一番奥のテーブル席に通される… なんとそこは大物芸能人・ プロ野球選手・アナウンサー…etc 壁四面をサイン色紙が埋め尽くす VIP席でした(゚д゚)! さて予約しておいた 『SATOブリアン直球コース』14,500円の 空前絶後のラインナップは以下~  ★九州和牛のビーフシチュー  *キムチ盛り  *糸島野菜サラダ  *極上タン塩  *赤身二種盛り  ★ヒレ肉を使用したヒレすき  *冷やしトマト  ★ブリカツサンド  ★ブリめし(極上A5シャトーブリアン)  *塩ダレキュウリ  *霜降り肉  *〆の冷麺  *アイスクリーム 「餅は餅屋」。 「素人の肉奉行」よりも 「肉のプロ」の店員さんがつきっきりで 火入れをして貰えるのが嬉しい♪ その焼き加減たるや これ以上なく最高レベルです(´ω`*) ・・・って赤身肉の 『テート』ってなによ(。´・ω・)? なんでもシャトーブリアンより 少しモモ肉寄りの部位だとか~ はへ~聞いた事もないレア部位(^_^;) 驚きつつもメニューを解説しよう! ◆九州和牛のビーフシチュー 遡ること去年4月… 都内で最初の緊急事態宣言発出。 「人との接触機会減」「ステイホーム」 の雰囲気が一番強かった時期に登場したのが、 5,000円という強気の価格に シャトーブリアン入り驚異のテイクアウト弁当 『SATOブリアン特選弁当』! ワタシも購入して食べたんですが 弁当と呼ぶには余りに美味しく、 外食がし辛く気落ちしてた時期だったので 『SATOブリアン』の粋なはからいに いたく感動した記憶があります・・・ その時のビーフシチューと再会です(^^) 中はシンシン・トモサンカク・タンと シチューとは思えぬ希少部位がゴロゴロ… 濃厚なデミグラスと相まって とろける味でしたよ(´ω`*) ◆ヒレ肉を使用したヒレすき 福岡県糸島市『緑の農園』の 『つまんでご卵(らん)』使用のヒレすき。 卵黄を特上ヒレ肉で包んで 押しつぶしていく。  プシュッ!とろ~ 濃厚な卵黄がヒレ肉に絡まる。  ヒレ肉は歯いらずの柔らさ…  卵黄はトロトロ… もはやコレ「液体」であり 「飲める肉」です(笑) ◆ブリカツサンド 見た目も凄いですが、 ガブっと噛みつくと 柔らかなパン生地→ソースの酸味→サクサクの薄いカツ→ジュワっと溶ける脂身 “たったひとくち”でシームレスに 上記4つを味わえる絶品(^^) ・・・そして何気にパンは大阪の堂島の 『Le Sucré-Coeur(ル・シュクレ・クール)』製! ワタシは昔、堂島に近い 西天満で5年勤務してたので 『Le Sucré-Coeur』よく存じてますが、 まさか阿佐ヶ谷で「関西一」との評もある このパンを食べれると思わず…  肉料理界の最高峰 × 関西一のパン この組み合わせは、 ヤバすぎて笑っちゃいます(笑) 脳ミソが思考停止しちゃう程、 バリうまでした(*´ω`*) ◆ブリめし ・・・ご飯にA5級シャトーブリアン、 その上に根室のバフンウニ乗っけた やべーメシ( ̄▽ ̄;) 口の中に放り込むと、 これは …シャトーブリアンの脂なのか …ウニの濃厚な甘味なのか どっちなのか最早、判別不能(笑) 口の中がじんわり とろけてくのです…(´ω`*) ~あとがき~ 以上、念願の『SATOブリアン』本店でした~ 肉自体が最高品質なのは勿論、 そこに肉のプロならではの「絶妙な焼き加減」に 「調味料や他の食材とのペアリング」 が付加価値として加わって 《それぞれ最高に美味しい状態》を 限界値まで引き出してくれるのがポイントです♪ ワタシ自身、ケチでないにしろ、 「それなりのお金払うならそれに見合うモノを食べさせろ」とコスパにはうるさい人間だと自覚あります… だがサトブリだったら 数万円出しても全く惜しくない… そう思える圧巻のクオリティでした。 最高に愉しい肉体験を一緒に 共有いただいた皆様ありがとうございました★ #肉料理の最高峰 #肉への付加価値付けも最高 #ブリカツサンド

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台湾料理

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【台湾家庭料理】  先に断っておくと、 本日の投稿は長文です(笑)   「最高レベル」に現地感ある… いやむしろココ現地なんじゃないか?という 台湾料理店を見つけてしまいました。  蒲田の歓楽街隅っこの  東急東上線沿い…   歩いてると、 薄暮の中に台湾の「青天白日旗」と 「台湾家庭料理」の文字が 煌々と灯る電飾看板と出くわす…    おそるおそる入店すると 漂う八角のツンとした香りが鼻をつき、 少し雑然とした店内にはそこかしらに 中華圏の調味料がズラリ…     厨房には寡黙なご主人で、対して フレンドリーなおばちゃんが接客担当。   おばちゃんに聞くと 台湾の玉山(ユイシャン)の麓のご出身だとか。   玉山は標高3952mと富士山よりも高く、 日本の台湾統治時代は 新高山(にいたかやま)の和名で呼ばれ、 「日本最高峰の山」として実はかつて日本人にも親しまれた山です。  サービスの付きだしに『台湾メンマ』と『豆干絲』いただきビール一杯… …これがおもしろ過ぎる台湾料理店 『喜来楽(シライル)』との出会いでした。     ◆モミジ   「鶏の足の煮込み」。 形がなんとも生々しいw   …でも冷静に考えれば、 モミジってラーメンの出汁にも よく使われる食材であり、 本質的には日本人も好きな味のはず。   実際食べてみると、 プルっとした鶏皮に台湾醤油の 甘辛い味がよく染みてて 良いアテになります     …ちなみに面白いのが、 おばちゃんも自前の赤ワイン?サンザシ酒?を ガンガンあおりながら接客&トークしてきます(笑)     ◆排骨(紅麹仕立て)   他のお客さんが注文されて おばちゃんから「貴方もどう?」と奨められ。   メジャーな台湾料理のひとつ「排骨」ですが、 今日は特別に紅麹で味付けしてる、との事です。   台湾と福建料理って 料理に共通性がみられるのですが、 「紅麹を使う」のもその一つ。   日本で少し前に流行った「塩麹唐揚げ」よりも 更に発酵感に深みがあり独特のクセある味付けでした。     ◆「龍の髭」炒め   こちらも同じく、 他のお客さんの注文に便乗(笑)   ちょうどこの日は台湾から 「龍の髭(龍髭菜)」が届いたので、との事です。   「龍の髭」とはよく言ったもので、 髭状の“ツル”が食べづらいw   ですがアッサリした味付けに 葉の軽やかなシャキシャキ感やよし。   …だんだん分かってきたんですが、 この店、メニュー表通りに料理を注文できますが、 「出来た料理をノリでその場にいるお客さんでシェアする」というスタイルが推しのようです(笑)   ◆下水湯   これご存じの方は おそらく『孤独のグルメ』フリーク。 これ置いてる店って珍しい!   Season5の台湾編で、 井之頭五郎が立ち寄った台北の食堂で 日本語だと「下水道の湯」と読めてしまう この料理にドキドキしながら注文する話です。   もちろん実際には ちゃんと食べれるモノなのでご安心を(笑)   スープは比較的生姜の 薬膳感が前面に出てて滋味あふれる好きな味。 レバーの臭みが生姜ですっかり消えてます♪ レバーがシャキシャキしてて 食感が良かったですね。     ◆ウーロン卵(茶葉蛋)   またまた他のお客さんに便乗(3回目)。   台湾のコンビニに行くとレジ横で ファミチキ感覚で売られてる「ウーロン卵」です。 殻の隙間から染みた煮汁が、大理石のような紋様を作るので“marble egg” とも英語表記されます。 画像に映る炊飯器で作るスタイルも 本場そのもの。   八角のほんのり甘い風味と、 醤油・スパイスの香りで気分は台湾。     ◆肉圓(バーワン)   『千と千尋の神隠し』で お父さんが豚にされる前に食べてた あのブヨブヨ&プルンプルンの謎料理です(諸説あり)。   ゴロゴロした豚肉の餡を デンプンで包んで餡掛けにした料理で、   弾力感ある食感と、 優しい風味の餡とのコラボがたまらない♪   私が香菜(パクチー)大丈夫と知るや、 おばちゃん「今日はお客さん少ないからサービス」と 後でパクチー鬼盛りにしてもらいました(笑)     ◆お土産   お土産まで貰っちゃいました。 「みかん」と「パイナップルケーキ」と「沙其馬(サチマ)」。  中国の禁輸がニュースとなった台湾特産のパイナップルを使った「パイナップルケーキ」は言わずと知れた台湾名物。   「沙其馬」は 日本の雷おこしに似た 中国語圏だとメジャーなお菓子。   元々は中国東北部の少数民族・満州族の菓子だったのですが、 清王朝が中国を統一した際に 支配者層が満州族だった事から 中国全土に広まったという歴史的背景があります。   素朴な甘さに サクサク食感で美味しかったです

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フランス料理

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【《2,400投稿達成!》随所にジビエ愛感じる高コスパ4,800円フレンチ】 ※緊急事態宣言前の訪問です キリ番を飾るのは、 Ⓡ友のYo Kobayashiさんの投稿で、 ずーーっと気になってた『ラチュレ』! オーナーシェフ室田氏は 日本を代表するフレンチの重鎮『タテル・ヨシノ』で研鑽を積み、渋谷の人気フレンチ『deco』を経て2016年開店。 開店から僅か1年3か月でミシュラン一ツ星を獲得。 直近のミシュランガイド2021でも一ツ星の他、 今回より新設された「ミシュラン・グリーンスター」(フードロス削減や環境配慮、持続可能なガストロノミーを実践するレストランに贈られる)にも早速選出されています。 ・・・と、ここまで聞くと敷居が高そうだが、 自らが猟師でもある 室田シェフのジビエ料理含む 平日の『Menu LATURE~ランチコース』が 4,800円と「非常にお値打ち」で行ってみたかった♪ その席は「野山の自然のような」舞台装置が設えてあり、いきなり驚かされる… (画像5、6枚目) 【アミューズ】  *鹿のブラッディ・マカロン  *新玉ねぎのポタージュ 【前菜】  *安曇野の鯉のマリネ  *4種のジビエのテリーヌ 【主菜】  *エゾシカのステーキ 【デセール】  *熊本産甘夏のヴァシュラン  *レーズンバターサンド ◆鹿のブラッディ・マカロン 卵白の代わりに鹿の血を使った 「甘くないマカロン」。 レバーパテのようなコクがあり、 胡椒が効いてて少しスパイシー♪ 白ワイン『K2 ichinomiyacho』(山梨・MGVsワイナリー、別料金)とのペアリングも上々↑↑だ。 ◆新玉ねぎのポタージュ 浮かぶ大山鶏のパテは、 爽快なレモングラスのような薫りの 台湾胡椒が効いている♪ 一方のポタージュはホイップ感と、 タマネギ由来の甘味。 双方のコントラストが映える一品です。 ◆安曇野の鯉のマリネ 室田シェフが安曇野の渓流釣りをしてる際に イマジネーションを得たという逸品! 安曇野の鯉に、 “鰹節”ならぬ“鹿節”を合わせ、 上には長野産葉ワサビ。 …更に液体窒素で凍らせた 柚子のドライアイスをふりかけて、 「残雪残る安曇野の湿原」を表現している。 ・・・絶句。まさか 《南青山に安曇野を出現させる》とは! 清流の鯉は臭み一切なし。 「鹿の風味」と「柚子の薫り」と 「味覚・嗅覚・視覚」全て満足だ。 ◆ジビエのテリーヌ 「フォアグラ」「鹿」「熊」「猪」「穴熊」「鹿コンソメジュレ」、 そして外側をパイ生地が覆う。 フォアグラのネットリ感から、 旨味まで変化に富んだジュレ。 テリーヌ本体は「岩塩と実胡椒」と シンプルに味付けされていますが、 ここに付け合わせのウドのピクルスやジャムで味変すると化学変化。面白い♪ 小さなテリーヌながら「繊細な多段階変化」を楽しめる逸品でした。 ◆エゾシカのステーキ 赤ワイン仕立ての鹿肉。 引き締まった肉は 脂肪分が一切なく濃厚で風味豊か。 「赤すぐり」のフルーティな甘味が 華やかさを添えてくれます。 室田シェフ 「配合飼料で人工的に肥らされる家畜と違い、      自然のものを摂取した鹿肉は健康的で  ジビエ料理は理にかなっている。」 うーーむ、、、ジビエ料理愛を感じさせますね。 ◆熊本産甘夏のヴァシュラン 室田シェフ 「下のメレンゲとクリームをよく混ぜてください」 ・・・実践するとどうだ。 メレンゲ生地がカスタードの水分を吸い、 シャクシャクした発泡感ある食感を体現。 甘夏特有の優しい 柑橘系の甘味に癒される♪ ◆レーズンバターサンド 何気ないが、 「発酵バターのコク」と 「ラムレーズンの落ち着いた甘味」 「塩キャラメルナッツの軽やかな食感」 三拍子をそろえる一品♪ ラチュレのECサイトで販売されてますが、 購入1か月先待ちなのも納得です。 (コメント欄に続く)

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日本料理

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【《2,500投稿達成!!》粋に初夏感じる一食】 自身振り返るとRettyに 初めて会員登録したのが2013年。 投稿おサボり期間を経て2015年復帰。 その後はほぼ1日1投稿継続。  Ⓡを通じ  多くのグルメな方と知り合い…  熊本Top Userに選んでいただいたり…  おかげ様で  フォロワー様が1万人超えたり…  転勤で投稿エリアが  関西→九州→東京と移り変わり… 色々ありつつ このたび2,500投稿到達です♪ このキリ番は、 Ⓡめちゃ旨会イガラシさんに お誘いいただいた『銀座 しのはら』。 もはや細かい説明は不要でしょう。 2016年に滋賀から銀座に進出するや、 2018-2019年に 二年連続でミシュラン一つ星獲得、 2020-2021年には 二年連続で同二つ星獲得。 今をときめく 「日本料理界の超新星」だ。 さぁ…節目の投稿にピッタリな 至極の「しのはらワールド」をご覧あれ!  *先付  *お椀  *向付  *お凌ぎ  *焼物  *八寸  *鮨  *最中  *炊き合わせ  *すっぽん  *止め椀  *(追加)牛タン  *蕎麦  *ご飯  *水菓子 ◆先付 氷室の節句をイメージ。 榊の枝をしつらえた木箱。 開けると氷を敷いた涼しげなジュレが。 土佐酢を使った、 品のある酸味が口中に広がり、 一方で中に雲丹とろける食感や、 鮑やむき身の大きな海老で楽しませてくれる。 私の地元の加賀・前田藩では、 かつて氷室の氷を節句の時期に将軍家に献上する風習があり、現在でも「氷室まんじゅう」に形を変えながら、節句を楽しむ精神性が継承されている。 そんな金沢人のDNAにも刺さる 季節感を感じられる一品でした。 ◆お椀 ヒダのある白い具… 実はコレ「おこぜの胃袋」なんです。 風貌が怖い「おこぜ」だが、いただいて驚愕。 五臓六腑に染みる 品のある出汁感につい目を細めてしまう。 ◆向付 イサキと伊勢海老の刺身。 コリコリした食感と甘味、 酸の効いたポン酢とのペアリングも抜群だ。 ◆お凌ぎ 上には 「蓮の実」「キャビア」「真鯛」「ご飯」が! 蓮の葉が舞台装置となり、 料理を引き立たせる。 少しマッタリした 豆豆しい蓮の実とキャビアの風味、 甘い鯛に舌鼓。 ◆焼物 琵琶湖の稚鮎とクエのカマ。 鮎には勿論のこと、 なんとクエにも蓼酢でいただく。 篠原武将氏 「クエに蓼酢って面白いかなって(笑)」 いたずらっぽい笑みに反し、 口にすると最初スパイス感を感じたが、 すぐにサッと引いていく。これは美味(笑) 鮎は大きいものより、 やはり稚鮎が美味しく感じますね。 ◆八寸 篠原氏とお弟子さん達が、 文字通り「料理に華を添えて」飾り付けていく… まさに生け花 「ここって池坊流の華道教室だったか(笑)?」 そして登場したのが、 画像一枚目…絶句! 「芸は身を助く」の言葉がありますが、 きっと料理以外の所で得た感性が生きているのでしょう。 特に真蛸の卵を塩漬けが プチプチ感と良い塩梅で日本酒が進みます。 ◆鮨 NHK『プロフェッショナルの流儀』にも出演した “マグロのカリスマ“藤田浩毅氏から買付した境港のマグロ。 ねっとりトロトロな食感に昇天してしまう… ◆最中 斬新。なんと最中にフォアグラ、 マンゴーとアメリカンチェリーを挟む。 フォアグラのコッテリ感と塩気、 強めの甘さの果物が思わぬコンビネーションを発揮。 ◆炊き合わせ 車海老・穴子・筍 出汁が効いたトロみがかった 餡に包まれた絶品♪ ◆スッポン スッポンを串打ちして目の前で炭火焼き。 「黒々した肉塊」と「侘びた織部焼の皿」の組み合わせが乙。 甘辛いタレに力負けしない 内から湧き立つスッポンの旨味がたまらない! ◆止め椀 ヌメヌメな舞鶴の「じゅんさい」と、 コリコリした「トリガイ」。 食感のコントラストに加え、 出汁が効いてて淡麗な美味しさ♪ ◆牛タン炭火焼き こちらはコース外の追加注文。 牛タンと思えぬほどジューシーで さすが『しのはら』厳選食材。 ◆蕎麦 蕎麦通の間に知られる、 福井県丸岡の在来品種の蕎麦を使った十割蕎麦です。 「氷をくりぬいた器」に、 「スダチ」とこちら清涼感ある表情だ。 比較的エッジの効いた喉ごしに加え、 氷の器でキンキンに冷えており、 宴も終盤、 酔いが回って自律神経がぼんやりした所、 キリッと引き締めてくれる一品でした。 (コメント欄に続く)

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ラーメン

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【《2600投稿達成!》2021My Bestラーメンの決め手は「出汁」!】 個人的に 「ラーメンのMy Bestは1年に1軒まで」 というマイルールの元で投稿してるんですが、 今年のマイベストのノミネートは、  東長崎の『カネキッチン ヌードル』と  西新宿の『らぁ麺や 嶋』と  王子の『キング製麺』の3店。 正直、このレベルになると3店とも 「スープ・麺・具」の3要素全部が 「ほぼ完璧な完全無欠レベル」で甲乙つけがたい… …ですがこの中で「出汁感」という 日本人の味覚にドストライクで刺さり、 強い訴求力とユニークさを感じさせたのが 『キング製麺』の「白だしラーメン」。  再訪問して再確認。 この「出汁感」が決め手となり、 今年のベスト・ラーメンは 『キング製麺』としました~ 開店の15分前着で、 余裕のポールポジションGET!! いざ私の今年イチの リコメンド麺をご紹介(*^^)v ◆ちょっとずつワンタン麺(白だし) …1,100円 コチラはワンタンも美味しいので、 ワンタンがたっぷり入った 『全部入りワンタン麺』にしようか迷いましたが、 前回食べた『ちょっとずつワンタン』の バランスが良かったので今回も注文♪ スープ表層が 店の照明を浴び光彩を放ちながら キラキラと照り返りなんとも清澄な佇まい… 対して濃いオレンジ色の 黄身がコントラストを成します。  一口いただくと、、、  なんだこれはーーΣ(゚Д゚)? 煮干し・昆布・かつお出汁を使用し、 塩分の尖りはないものの、 旨味とともに甘味が調和する ような「徹底的に優しい」 染みる出汁感が前面に出てきます。  こ、これは美味すぎる(;´∀`) スルスルと自然と 胃に収まっていく感じでしょうか(笑)? 江戸時代の西廻り航路の発展により 蝦夷地から大量に運ばれては 消費されるようになった昆布。 その味覚を古くよりこよなく愛する日本人… そんな我々日本人のDNAに刻まれた 「うま味」へのコダワリに対して 凄まじい訴求力を発揮する一杯です(;´∀`) 麺は茹でる前に ビニールに入れて おそらく手もみされているのか、 不規則な形状がアトランダムな食感を 生み出しつつ、ギュッと小麦の凝縮感と、 プリプリした弾力感が印象的だ。 『肉ワンタン』は挽き肉の目が 粗くゴロゴロとした食感が特徴的で、 『海老ワンタン』の方は、 海老の風味が損なわれておらず、 またプリプリしてて『肉ワンタン』と対照的でした♪ ~あとがき~ 以上、今年の ベストラーメン『キング製麺』でした~ 今日も美味し過ぎ! 出汁の旨さに完汁完飲でした(笑) ラーメンの完成度が完璧で、 そこに出汁の付加価値が加わってくる 出汁の風味をこよなく愛する方の ツボに特にハマって クリティカルヒットする一杯だと保障しますよ。 ぜひお試しあれ!(^^)! #日本人の愛する出汁感に訴求する一杯 #白だし #東京 #王子 #東京食べ歩き #ミシュラン #ミシュラン東京

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焼肉

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【《最強のキタナシュラン》知る人ぞ知る「伝説の焼肉店」】  外観や設備が「ある種」  やばめのインパクトを放ちながらも、  対して実際に出てきた料理があまりにも美味。 この両者のギャップが大きい事が 「キタナシュラン」の定義だと仮定するなら、 史上最大級のギャップで、 「最強のキタナシュラン」を確信させてくれたのが 小岩の焼肉店『金剛苑』 小岩駅からタクシーで10分ほどの住宅街… いきなりだがその外観は 日焼けした樹脂製のくたびれた屋根で、 店内も、 排気しきれなかった焼肉ススが滞留し、 黒く変色した天井や壁… 48年の長きに渡り営業する店は、 気になるあの子を誘う お洒落な初デートの場所としては 絶対選べません(笑) …Rettyや食べ○グでも 数えるほどしか投稿されておらず、 かつ取材拒否のため『金剛苑』は メディア露出は少ないものの、  某・肉マニア芸人をも魅了し、  某・日本アカデミー賞級の演技派俳優や、  某・在京球団の侍ジャパン選手、  某・国民的美人女優などなど… 「ピー」入れないといけない方々が多数来店(笑) 実は業界的に「知る人ぞ知る」 もの凄い店なのだ(;゜д゜)コ゛クリ… そんな1日1組のみの完全予約制の 訪問困難店にR友のノリさんよりお誘いいただく♪  *キムチ    …1000円  *もやしナムル …1000円  ★ハラミ    …10000円  ★タン    …7500円  ★上ミノ   …4500円  ★レバ   …3600円  ★小袋 …3600円  ★ホルモン …3600円  ★ハツ …3600円  ★ロース …6000円  ★カルビ …6000円 計6人前50400円 自身をして「おじさん」と自称する、 一癖二癖ある大将…  大将「おじさんの焼肉はね、     最初がタンじゃなくてハラミなんだよ。」 ---いきなりコース焼肉の固定観念を覆す--- 網目状にサシがほとばしる《ハラミ》 なんと蓼酢(たでず)をつけて食べる! …口に入れた刹那、 柔らかさと脂の甘味が広がり、 それでいて蓼酢の品のある慎ましい酸味が、 本来、脂が多くオイリーなハラミに 「フッ」と爽やかな息吹を吹き込む。 ・・・まさに脂濃いモノ →サッパリへの「引き算」の発想。 これはアカン、マジで美味すぎる。 そして驚愕だったのが《タン》 画像を見ていただければ、 繊細に隠し包丁が施されているのが分かるだろう。 包丁使いの細やかさは もはや鮨の領域だ。 (画像4枚目) 絹のように滑らかで柔らかな食感に悶絶! 大将曰くタン先からタン元まで、 一本まるまる使ってるそうなのですが、 この素晴らしい包丁仕事で 本来固い部位であるタン先すら、 非常に柔らかく感じられます。 続いて 《ミノ、レバ、小袋、ホルモン、ハツ》の ホルモンゾーンなのですが、 驚愕の寿司桶にギッシリ詰められて登場(笑) (画像23枚目) しかも炒り胡麻の太白ゴマ油の漬けになってて、 焼くたびに薫香高く、 また食べるとネットリとしたコクが中毒になる。 肉の達人の大将が市場で目利きしてるので、 モノは最高級品。 ミノや小袋はシャキシャキ食感だし、 小袋は焼けばくるりんと丸まる。 レバのネットリ感といい最高! …そして何気にホルモン大量&その脂で 途中から胃袋がしんどくなります(笑) でも、まだ終わりじゃありません、 続いて《ロース&カルビ》! こちらは大将ご自慢の炊きあがりの 白米でOTRしちゃいます(笑) 肉そのものも美味しいんですが、 ネギの辛味も活かしたタレが絶品すぎます(^^;) 途中、ネギが少なくなったタイミングで 大将が追いネギしてくれて最高! ご飯の甘みと、 サシの入った黒毛和牛の肉にネギダレと 強欲過ぎるドンブリ(*´ω`*) 最初、気難しいのかなと思った大将も 実は気さくな気質。 後半になって心を許して ガードが下がってきたかなという タイミングでノリさんがタレの中身を聞いてくれましたが、 「秘密(笑)」と一蹴されました(笑) (コメント欄に続く)

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うなぎ

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【《驚愕!》東京イチBIGな鰻重】 ――「土用の丑の日」は鰻の旬の日ではない―― 「土用の鰻」は エレキテルで有名な発明家の 平賀源内によって江戸時代に考案され、 鰻が売上が減る夏の時期に、 「土用の丑の日に、  夏バテ予防のスタミナ食に鰻を食べよう」 というキャッチコピーで 売り出したところ鰻屋が大繁盛。 これが習慣化し 現代に至る夏の風物詩となった。 これは有名なグルメネタなので 皆様はご存じかと思いますが、 ・・・じゃあ 天然鰻の本来の旬はいつ?といえば、 冬眠に向けて脂を蓄える秋冬、 ちょうど今頃だ。 満を持してこの時期を狙って、 《東京で一番インパクトある鰻》を食べるべく、 有給取得してはるばる新小岩。 有名店『うなぎ和友』へ♪ 開店の50分前に 到着したが甘かった… なんと既に待ち10人の行列Σ(゚Д゚) ・・・でも何とか一巡目で 入店できました、セーフε-(´∀`*)ホッ ・・・さぁ「鰻界の二郎系」と呼ばれる、 衝撃的な一品をご覧あれ!! ◆うな重(福) …4,300円 東京で最もボリューミーな鰻屋で、 最も大きい鰻重「福」を注文♪  うっひゃーーっw(狂喜) 鰻がデカすぎて もはや閉まりきらない蓋(;´∀`) 米も量が凄い! 肥った鰻が丸々2尾… 重箱に入りきらないので、 折りたたまれて二重になってますw こんな衝撃的な光景見た事ありません(笑) 側面から見れば、 その強烈なインパクトが伝わってくるかと思います (画像4枚目) メニュー表には 産地の表記はありませんが、 2018年に『アド街ック天国』にこの店が 出演した際に鹿児島産と仰られてるので、 現在も国産モノだろうと思われます。 とりあえず鰻一切れ丸ごと贅沢食いw 非常に肉厚なのですが、 小骨や皮に至るまでトロふわと柔らかい(*´ω`*) あと特徴的なのは、 デフォのタレがけっこう薄味で、 その分、胡麻化しのない、 鰻自体の脂の旨味が引き立つ仕様。 逆に容器に入った追いダレは、 甘さは控えめだが キリッとした醤油感が引き立つ。 ・・・そして同僚が働いてる最中、 有給取って昼飲みしながら 鰻たらふく食べる背徳感! 背徳感をひとつまみスパイスにして 食べる鰻ってマジ最高(笑) しかも食べても食べても 減っていかない鰻と米(笑) 肝すいまで 美味しくいただいた(^.^) ◆ハイボール …350円 意外だったのは ハイボールに付いてくる「付きだし」 タコぶつをコチュジャンで 和えた塩辛風で、中々にアルコールに合います♪ 鰻ばかり注目してましたが、 意外に「付きだし」もハイクオリティです♪ ~あとがき~ 以上、『うなぎ和友』で 東京で最もボリューミーな鰻重を体感してきました~ 食べ終えた感想としては、 「当分、鰻は食べなくていいかな」 いつも食べたい、大好物の鰻に対して こう思えたのは人生初めてです(笑) 都内でこの値段でこんなに 沢山国産鰻食べられる店って無いでしょうね。 コスパ・ボリューム共に満足度が半端ないです。 「洗練された美食」って感じではないですが、 このインパクトと満足度で 記憶に残る一食であり 他所では絶対に味わう事ない感覚だったので 今年のMyBestにチョイスしたいと思います♪ 平日のみ営業かつ、 すぐ売り切れるのでハードル高いですが、 衝撃的な一食なので是非お試しを(*^^)v #東京イチ巨大な鰻重 #インパクト大 #東京 #新小岩 #東京食べ歩き

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日本料理

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【《リーズナブルな割烹という矛盾》不可能を可能にする店】  “住所非公開”かつ“完全紹介制” 訪問が難しいものの、 至高の一刻を「訪問前から既に約束されている」 赤坂某所の『さ行(さこう)』。 10月の神無月にⓇ友イガラシさんに誘われ、 この素晴らしい席をご一緒させていただきました。 店を切り盛りする佐藤兄弟。 柔和さと細やかさを持ち合わせ シックで品格ある店ながら客を気負わせない 「最高の接遇」でもてなす弟様。 逆に口数が少なく朴訥とした人柄だが、 厨房で真剣な眼差しで料理と向き合う 職人気質なお兄様。 …「ルパン三世と次元大介」 …「ホームズとワトソン」 …「杉下右京と冠城亘(ドラマ『相棒』)」 …「荒木と井端(往年の中日の二遊間)」 名コンビ数あれど、 これらに名を連ねても遜色ないほどの、 息の合ったコンビネーションを魅せる。 兄弟の阿吽の呼吸も楽しみつつ 味わっていきたい。 ◆八寸  *秋刀魚の小袖鮨  *砧巻き  *ヒスイ茄子とモズク酢のおひたし  *焼き栗  *サツマイモの蒸し物  *鰹の酒盗  *春菊・マイタケ・柿白和え  *チーズおかき  *海老・湯葉の山葵酢ジェル 毎年10月に開催される、山形県の 「菊まつり」をオマージュした豪奢な八寸。 眺めてるだけで神無月、 秋の訪れが感じられる食材の数々です。 お堅い料理ばかりと思えば、 少し外した《チーズおかき》なんてモノもあり、 クリームチーズのネットリ感と 柿の種のポリポリ感のコラボで楽しい♪ ◆椀物  *菊花カブラ  *紅ズワイのしんじょう  *松茸  *万願寺ししとう くり抜いたカブの中から 「紅ズワイしんじょう」が出てくる粋な演出。  立派な松茸の香り、  ホワホワしたしんじょうの食感、  五臓六腑に染みる出汁。 三位一体感の一品でした。 ◆向付  *淡路島のマダイ  *シマアジ  *本マグロのカマ 氷室から出した一枚物の氷を台座に。 刺身自体も良いが《もっと凄いのは調味料》 「雪塩」「黄身醤油」「山葵で整えたポン酢醤油」 雪塩は粒子が細かく口の中で溶ける。 塩分の尖りもなく優しい。 逆に黄身醤油は濃厚で、 ポン酢醤油からは品のよい酸味を感じた。 ◆炊き合わせ  *牛タン煮込み 洋食のエッセンスを取り入れた 『さ行』らしさ溢れる一品。 ソースは牛タンの戻し汁に、 4種の味噌、トマトピューレを合わせている。 横に添えられた「桃のマリネ」は アールグレイ・バルサミコ酢・ワインビネガーで甘酸っぱさを体現。 牛タンのトロトロ感が素晴らしく、 脇を固める米茄子と冷凍卵の黄身と共に美味しくいただく。 ◆焼物  *子持ち鮎  *むかご  *国産養殖のサーモン  *マスカットと大葉の焼きカマス巻き 続いて五穀豊穣をイメージした膳。 《子持ち鮎》はプチプチとした鮎の魚卵。 焼き台で焼かれる 脂したたるカマスと大葉の薬味感が好相性♪ ・・・そして織部焼は唄が描かれており、 なんと百人一首1番「秋の田の~」の天智天皇。 気が付けて良かった、 季節感の演出方法がいちいち憎い(笑) ◆胡麻豆腐の葛揚げ 煎っていない胡麻豆腐を、 白子のソース、黄ニラの餡で。 胡麻豆腐のネトネト感と 餡のトロトロ感のフュージョン♪ ◆年一のおかずセット 釜炊きの新米の「つや姫」を中心に据え、  *自家製海苔の佃煮  *明太子のだし巻き玉子  *キノコの山葵漬け  *鯛の腹肉のゴマだれ  *牛すじ豆腐  *大根ステーキ  *温泉玉子  *鮎のいしるのすまし汁 全ての副菜を 「白米に合う」もので構成している。 これはたまらない(;´∀`)!! 「つや姫」は米が立った 敢えて芯が感じられる炊き具合であり、 ジャポニカ米特有の粘りと濃厚な風味が楽しめる至高の膳。 ◆デザート  *柿とみかんのゼリー  *かりんとう饅頭  *バナナとゴールドキウイのフルーツサンド 『さ行』はデザートも大充実。 「かりんとう饅頭」が皮がカリカリ、 中は黒砂糖の濃厚な甘味とふんわり生地で最高でした。 ◆おみや  ・アサリの炊き込みご飯のおにぎり まだ終わりません(笑) お土産に炊き込みご飯のおにぎり。 翌日の朝食にしましたが、 しっとりと出汁が米に馴染んで、 炊きたてとは違う美味しさを感じられました。 ~あとがき~ 以上、『さ行』でした~ 値段の答え合わせですが、 これだけ食べて日本酒飲んで なんと1万円いかない位… 驚きすぎて 最早笑ってしまいます(笑) 「行こうと思っても中々行けない」 訪問が難しい店ですが、機会ありましたら是非

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東京都

ダイニングバー

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【和洋中全てがハイレベル。  且つ料理愛に溢れるオンリーワン店】 えっ?Retty初投稿? 東京23区内で2006年から営業してて、 某グルメサイトでスコア3.86 「TOP1000」にも数えられる店が 未投稿/未登録ってありうるの? ・・・もはや怪奇現象だ(笑) 気を取り直し 本日は高田馬場の『LOOP』 私のMy Best2021、 最後の1ピースを埋めたのが此処。 完全予約制で料理はコース料理7700円のみ。 村上修平店主が ひとり切り盛りする小さな店だが、 この店主「とかく凄い」のでお時間ある方は 投稿読んでいただけると有り難い。 ◆北海道厚岸の焼き牡蠣 店主曰く 「牡蠣って生産者ごとの差が出やすい食材。  なぜなら潮目を読んで一番養分豊富な  場所を見極めて  牡蠣を吊るさないといけないから」 この牡蠣は北海道厚岸町の漁師 中野清さんから直接買い付けしてて、 都内でこの牡蠣を卸してるのは僅か二か所だけらしい… 蒸留酒のジンで焼いた牡蠣を、 広島産のレモンに合わせていただく。 …しかしマグネシウムの雑味感のない、 なんと美味しい牡蠣なのか(驚愕) レモンも果汁に酸味の尖りがなく そのまま齧っても美味。いきなり驚かされる。 ◆焼カボチャ、オレンジピールオイルをそえて 変哲のない マッシュした焼カボチャ。 …だがクミン、スウェーデン産岩塩、  オレンジピールが添えられる。  クミンがホールスパイス (種子のままのスパイス)なのは理由がある。 曰く「パウダーのスパイスだと、    料理全体がその味になってしまう。    ホールにした事で食べる箇所による    変化を楽しんで欲しい」 実際食べてみると 表面は焦げめがついており少しカリカリ、 内側はマッタリした食感。 味は最初のうちは 無垢で素朴なカボチャの甘味に始まり、 口溶けの良い岩塩の塩気、 クミンのスパイス感、 オレンジピールのほろ苦さ伴う甘味が加わる。 シンプルな焼カボチャが かくも数段階に変化する。 また曰く 「甘い食材に「塩気」「辛味」「苦み」  をぶつけると、より引き立つ料理の理論」 に基づいているんだとか。 この店の料理の深さはヤバい、 今日の投稿は長文になりそうな予感だ(笑) ◆サバのリエットのオリーブオイルがけ あのサバの癖のある 酸味・苦味・脂の多さを 上手くワインに合うリエットに落とし込んだ料理。 オリーブオイルが雑味がなく、 薫りもよく料理が引き立つ。 …なんでも懇意にされてる クロアチア人の大変手間がかかる 「手摘み」のオリーブオイルらしい。 (機械摘みだと味が落ちる) 実は私がいただいたのが、 コロナ前にクロアチアから仕入れた 最後の一瓶だったらしく、貴重な料理をいただきました。 ◆石川県産 金美人参のグリーンカレーがけ ちょうど 「ふろふき大根」のよう柔らかく 歯を入れるとストっと素直に切れる人参。 一般的な人参よりも数倍甘い。 …だが、タイカレーの方も 尖りのあるスパイス感でかなり辛い。 これも先ほどの 「甘味に辛味をぶつける理論」を用いつつ、 「酒に合う濃い味付け」を意識してるんだとか。 これも美味いなぁ(笑) カレーにはライス追加していただき、 美味しくいただきました。 ◆常陸牛のビーフ寿司 …と、ここまで村上店主の話を聞き、 出身がフレンチなのか?和なのか?中華なのか? ご経歴が皆目見当がつかない… 気になったので聞いてみると、 元々はフレンチ出身だが、 NZで和洋両方扱う店で働いたり、 お師匠が和洋中全てに長けた方だったり、 仕事先の台湾で様々な 食文化が混ざった状況を目の当たりにしたり… それぞれの料理を極めながら、 「○○料理」という枠組みにとらわれず、 ボーダーレスに良い料理を出す、というスタイルを確立したのだとか。 …さてこのビーフ寿司だが、 横方向に無数のサシが走っており、 口内の体温でメルティーに溶けていく… ◆霧島鶏とズワイガニのスープ 宮崎の鉄板料理での経験もあり、 霧島鶏の良さも熟知する村上店主。 宮崎で鉄板焼きって ひょっとして有名な『ミヤチク』かなぁ~ なんて想像しながらゴクリ… 鶏の旨味成分がギュッと 凝縮されたスープに目を細めてしまう ◆サワラのポワレ、ブールブランソース 私がいただいた部位は 「腹」だったらしく凄い脂乗っててジューシー。 ブールブランソースは、 真鯛からとったフュメ・ド・ポワソンの 出汁とかけ合わせ、芳醇な味わいだ。 皮をパリッと焼く事も 意識されてるらしく、 皮目のパリパリ感と脂のコントラストが見事♪ (コメント欄に続く)