ビートイート【仲間と共に命を頂くジビエカレー】2019カレー59軒80食目
2019.2.9
Pen 2017 No.434 365日カレー天国 掲載店
- 猟師だからできる尊い命を頂く本物の味を心から堪能しました。
■全て竹林店主にお任せ、ワインは竹林さんとのっちさんの相談でチョイス!
★料理 1人9,000円
★ワインはオススメに従い締めて1人¥5,000
もう、夢心地なほどの美味しいものばかり。熊、鹿、猪、そして牡蠣に至り、ワイン1人5000円では随分と安いと言えるような極上品の連続。楽しさ炸裂美味しさ炸裂。ジビエの自然から頂く味をとことん堪能させてもらったのだった。ほんと夢のようだ✨思い出すだけでまた夢見心地になれる。
●ロゼ:"CHIAROSCRO"でスタート!
▷エシレバターと干し柿
※ここで小熊(雌)のお肉を茹で始める。汁は日本酒のみ。最初は中火、以後弱火でじっくりと低温調理を30分以上する。
●白ワイン"CLOUD WALKER" ▷白子ポン酢 ▷リコッタチーズと自家製もろみのサラダ (レ・コステ産オリーブオイル使用)
もう、ここから既にとろけそうになる美味しさ!
▷カラスミのワイン着け(その酒がMarco de Bartori, Vecchio Samperi‼️はぁ〜、とため息の出るほど悦楽の美味)
▷千葉県産地蛤に日本酒とオーガニックナンプラー
▷鹿の中腿(10cmしか取れないところ)のロースト。
すごい!こんなに食べた口当たりが心地よいものなのかと、鹿にもとんでも美味しい部位がある。
●赤ワイン "PIPPARELLO, Vendemmia 2007"
やばいっす。鹿のローストにも熊鍋にも合い過ぎます。
▷子熊(雌)鍋
の出来上がり。甘い!この肉には甘みがある。ジビエは自然環境で必要なものを食べた肉の味だから、自然そのままの味がする。ご店主は日々ジビエを食べるから、養殖肉の人工飼料の影響を受けた味がモロに分かるという。そうだ、これが自然の味なんだと感心し、お命をありがたく頂いた。
▷猪肉とゴボウの鍋
熊肉の汁の残っている鍋にそのまま猪肉と牛蒡を投入。旨味がどんどん詰まっていく。
これもそれこそ山の味を頂いているという滋味を楽しませてくれた。
●ワイン"RADIKON, Bianco JAKOT 2007"
ここで大きなボトルを取り出して、ますますワイワイと楽しさ倍増の飲み食いとなる。
▷雑炊: 熊出汁と猪出汁のシメのおじや
▷カレー:牡蠣カレー
熊鍋と猪鍋の残り汁の雑炊。そして、これと一緒に、店主渾身の牡蠣のスパイスカレーが登場。これらを合わせて食べるなんて、正直人生最高の贅沢なのかもしれないとすら思った。美味すぎてみんな静かになった。蟹とカレーは静かになると誰かが言った。そうだ静かだ。だって、美味しすぎて言葉がなかったのだもの。
とんでもなく美味しいジビエコース料理を楽しませてもらえた夜。6人の仲間たちはみんな悦楽の美味に喜びの声を挙げて帰るのだった。
◆カレー仲間ののっちさんが知己で勝手知ったる様子だったのでセッティングをお願いした。土日のランチなどで1人でくることもできるけど、6〜7人貸切で料理7000〜9000円のコースをお願いすると、その時期旬のジビエをいろんなスタイルで頂ける。さらにご店主がせっかくの料理に合わせてとてもよいワインを選んでくれると聞いた。締めて1人12,000円以上と言われて、最初はちょっと引いたのだけど、それを厭わず払える仲間が揃って、滅多に口にできぬご馳走を頂けるのであるのなら、よしとしようと集まることになった。そりゃ1人で来て満足できる店ではないようだ。6人で貸切をお願いした。
- 来れば分かる世間の評価。食べログやRetty、ジャパニーズ・カレー・アワードを受賞し、蝦夷鹿カレーではSARAR JAPAN MENU AWARDを受賞。来て食べてみないと決して分からぬ本物の名店だというのがGKの感想だった。食べるまで店は分からぬもの。
- 狩猟を知るご店主だからできる尊い命を頂く本物の味を心から堪能させて頂いた。
本当にいい夜だった。高い金を払う価値が本当にある。
めでたしめでたし