寿司が好きです。 日本人に生まれて本当に良かったと、つくづく思うのは、街の至る所に旨い寿司屋があること。それだけで実に幸せなことです。 しかし、この寿司の世界も千差万別で価格もいろいろ。同じニギリにも「ここまで違うか…」と思わせる様々な感動や落胆があります。それほどまでに寿司の世界は面白い! 今まで30年以上、至る所で寿司を食べてきました。全都道府県は元より北米、欧州、アジアの街で旨い寿司屋があると聞いてはミーハーに食べに行っていたものですが、ここ数年は自分の好みの寿司の在り方ができてきていて、その中にハマっていそうな寿司屋に行くようにしています。 それは、 ① 食事代 20,000円位まで。 ② 寿司前とニギリのバランスが半々。 ③ 仕込に感動があること。 ④ 酢飯が白身と相性が良いこと。 ⑤ ニギリの口解け感が良いこと。 の5つです。この5つの条件を満たす寿司を探しては食べ歩いている気がします。東京や金沢、京都の名店、NY、ロンドン、ドバイ、シンガポールの名店も行きましたが、先ず①を完全に超えてしまいます。貧乏性だからでしょうか、①を超えても大満足な寿司は、未だ食べたことがありません。一番条件的に厳しいのは④です。ヒカリモンと白身好きな私にとって酢飯が辛すぎると白身の繊細な旨味がアガってこないと思っています。多少、甘味のある酢飯の方が白身のネタとの相性が良いのです。 ②は酒呑みだから仕方がないですね(笑) ③と⑤は私にとって大事な感動ポイントです。もう、これが抜群だと感謝感激、玉乱〜〜ん!の連発で、直ぐに逝ってしまいます。 この5つの条件を満たし、かつ毎回感動を頂ける、今の私の世界一の寿司がコチラです。この店だけは毎回次の予約をして帰ります。 この店を紹介頂き私が常連になるまで面倒みて戴いた谷町の巨匠に感謝です。 寿司好きな皆様、是非ここで 2時間半の夢時間を堪能してくださいませ。