ひっそりと最高ディナー。 上品な隠れ家的レストラン。 デートで知らずに連れられて来たらポイント高そうです。遅めの時間でお願いできたのもありがたく、そのせいか貸切でとてもゆったり過ごせました。 まずシャンパンで乾杯、ワインはおまかせしました。お皿や内装の可愛さに微笑みつつ、美味しいシャンパン。 スタートから見た目にワクワクが止まりません。陶器の缶詰かわいい♡ フタを開けるとクリームチーズにキャビアとしそのお花が。サーモンとスモークの香り、もちろん合いますが、お花との組み合わせも楽しいです。 ほたてのお皿は、とにかく貝柱の厚みにびっくり。香ばしくグリルされていながら中のむちっとしたレアな食感と枝豆、サフランの華やかな香り。薄くスライスされたコリンキーの食感も良いですね。 そしてまた可愛い見た目のひとさら、淡路島の玉ねぎをそのまま使ったオニオングラタンスープ。ヘタを持つとすごい湯気と香り、いい具合の焦げ目がたまりません。トロトロ飴色の甘い玉ねぎは言うことなしです。また、紙袋モチーフの陶器に入れられた可愛いパンが、こっくりした甘みと結構なかたさが美味しいのですがオニグラに浸すのも最高でした。 そしてお次の白イカもまたインパクトが抜群。イカスミの瞬間を表現しているようです。中にはお野菜のソースがたっぷり、頭から輪切りにしていきますが出ないように食べるのは難易度高し。プリンッとしたイカの食感、火入れの加減なのか柔らかさが絶妙で旨みもちゃんと感じます。味はインパクトではなく堅実で丁寧な美味しさに感じました。 お魚のメインは千葉県産のスズキ。かなり柔らかめでふわふわとトロトロの間くらい。付け合わせにアスパラ、ブロッコリーニ。はまぐりのソースは素朴な美味しさ、ネギオイルはとても甘みが強いです。 お次は大好きな、ブルターニュのオマールエビで贅沢なブイヤベースです。ホワイトセロリ、ヤングコーン、香草の芳ばしさと出汁の効いたスープはスパイシーでヤミツキになる味わいでコースの途中ですが違うエッセンスも感じます。後半はリゾットとして。 お肉のメインはエゾシカ。真紅のお肉と付け合わせのコントラストが綺麗です。ヒラタケも美味しい。エゾシカは初めてでしたが、今まで食べた鹿肉よりもなめらかなのに良い意味でしっかりとした肉らしさを感じました。ナッツ?のピューレも甘くて美味しいし付け合わせのバランスも上手くできているのですね。 デザートはフォンダンショコラと塩キャラメルのアイス。とろけるフォンダンショコラの甘さと苦味、塩キャラメルの塩味と香ばしさが別腹に沁みる美味しさ。 コーヒー、紅茶、エスプレッソからコーヒーを頂きました。お茶菓子もまた可愛い…もう食べられないなと思っていたはずが、甘酸っぱいオレンジピールに、くちどけのよい生チョコに、とついつい食べてしまいました。 お店の方は物静かな感じですが、いろいろな要素を説明してくださって楽しかったです。味はもちろん、どれも写真を撮りたくなるお料理で、印象深いです。また伺いたいです。 #特別な日のデートに #ドヤれる隠れ家 #記念日はここで