新福島駅からすぐなのに超絶迷いました(^^;; 路地に入って探しても大きな看板が出てるわけでもなくウロウロしてようやく発見。金曜土曜のみパティシエの奥様がケーキを出されています。 オープンと同時に奥のカウンターへ。オープンキッチンにはシェフがスタンバイして、既に何やら仕込み中。準備してるのをライブで見ながら出てくる料理を待つのってワクワクします。 ランチメニューはお任せ5000円税込の1つのみ。 ◎アミューズグール ・フォワグラを西京味噌とオレンジジュースに漬け込んでクレープで包んだもの ・キャラメルポップコーンをヴルーテにしたもの 鮮やかなオレンジの色彩と黒い食器の対比が美しい盛り付け。フォワグラと味噌を合わせるなんて面白い。 ◎オードブル ・北海道産のヒラメを真空調理して、わざと冷凍して繊維を壊したものに柚子胡椒のソース、オーシャントラウト(小粒のいくら)に鳥取産のトマト、マイクロきゅうり(わざわざ農家に作ってもらっている世界最小の品種)を添えて ・ブラータ(クリームチーズ)をパルマ産生ハムで巻いて、昆布ビネガーと楓に漬け込んだ赤カブを乗せ、上から自家製のトリュフパウダーをふりかけて、マスカルポーネチーズとワサビを和えたソースを添えて…写真失念。 マイクロきゅうりの食感が楽しい。ヒラメもねっとりと柔らかく、ほんとアイデアが楽しい。 ◎魚料理 ・瀬戸内産の鯛のグリル、アッケシソウ(シーアスパラガス)を添えて、ドライトマトやオリーブ、ケッパーなどをグレープシードオイルに漬け込んだソースを添えて アッケシソウなんて初めて食べた。噛むと少し塩味がする。シェフの料理は全てこうやって塩分を付けてるみたいで、基本的には料理には一切塩を使わないそう。 ◎ドイツ風のパンに自家製バター ◎肉料理 ・鳥取産のすくすく鶏に青粒胡椒のソース 鶏肉はわざわざ鳥取の生産者か、直で仕入れているそう。もも肉とササミの2種類の、味の濃いこと。分厚くてもしっかり中に火が通ってる。 色々なハーブ塩が楽しい一皿。周りの野菜でむらさき辛子というのがあって初めて食べたけど美味しかった。 ◎デザート ・抹茶のブラマンジェに酒粕を使ったムース、アプリコットのコンポートをモヒートのゼリーで固め、上からパチパチと弾ける砂糖をかけて 酒粕のムースが抹茶によくあって美味しい。甘さ控えめでちょうど良かった。弾ける砂糖はわざわざフランスから取り寄せたそう。 ◎焼き菓子 ・フロランタン 奥様担当の焼き菓子。しっかりと焼き上がって、中にグラノーラ」ドライフルーツがたっぷりと入った贅沢なお菓子。 ◎コーヒーor紅茶 コーヒーはイタリアから仕入れているそう。 紅茶はオーストラリアでしか売っていない、T2というブランドのフレンチアールグレイ。湧き上がる香りの芳しいこと! この内容でサービス料も取らずに5000円は絶対安いです。超絶穴場なお店。今年一番感動してフレンチでした。シェフはオテルドミク二で修行した後、オーストラリアやシンガポールなど海外の名だたるお店のシェフを務めあげ、奥様のご希望で関西にお店を開かれました。関西には知り合いが居なかったそうなので、我々お客さんはラッキーですね!(笑) よく海外に仕入れを兼ねて旅行に出たり、料理イベントに出たりするので、必ず予約が必須です。(^^)