絹川 徹さんの My best 2016

原宿竹下口からは徒歩で８分、北参道からは３分くらいです。マンションの地下にある「シンシア」は「バカール」の進化形。 扉を開けるとそこは厨房の横で、オープンキッチンの横を通って席に着きます。 この構造がこのお店の考えを表し、シェフの工夫を全て見せる設定となっていました。 調理の過程を補足説明し楽しみを深めてくれます。デザートに液体窒素を眼の前で見るなんて初体験。素材、調理法、ソース組合せ、器セレクトはアイデアに溢れています！ ブリオッシュほか選べるパンも逸品揃いです。千葉の菅原のガラス食器から、福井の龍泉ナイフまで素敵で素晴らしかったです。こんなお店で口説かれる女性はきっと幸運の持ち主ですね！

オーナーのオザワさんがフレンチのシェフだったこともあり、フレンチ式のもんじゃです。元々は月島に「たべた」として構えていましたが、再開発のため移転しこの地でもう15年。築45年の民家を改装して営んでいます。人気はアボガドのもんじゃとウニのもんじゃです。見た目も美しく盛り上がります！鮭のもんじゃはキノコで土手を作ります。こんなの初めてづくしのよいお店です！

「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」近代を象徴するもの、すなわち牛鍋です。横浜馬車道の先の万国橋にある荒井屋さんはこの地ではや10年。江戸末期から続く伊勢佐木町の本店は、建て替え工事中です！会計と言うと、「お客さまお発ちです」との言い方が奥ゆかしいです。

中華街 路地裏の名店とは、こういう店のことを指すのだろうな。「徳記」で名物の豚足そば1,030円。自家製の角のたった平打ち麺が美しい。豚足は別盛りです。食べ方は自由で、別々に食べる、麺に乗せる、豚足に麺を和えるなど。スープはごく普通ですが、麺と豚足が見事で一目惚れです！また来たいよいお店でした。

神楽坂の毘沙門天前の郵便局横の幅1mのビルの谷間の先に突然厨房が現れます！ 3,500円のコースをお願いしてみました。好き嫌いがなければとてもお徳で、お酒の進む品々がどんどん出てきます！

JR秋葉原駅 電気街口から徒歩３分。ビルの地下1階に、ローストビーフ大野があります。オーダーは和牛のローストビーフ丼定食 1,500円(税別)。 薄切りでしっとりしたローストビーフが、ごはんの上の富士山を形成しています。頂上には黄身とマヨネーズ、美味しくないわけがありません。西洋ワサビ、クリームチーズのアクセントが、味の変化幅を広げてくれます！ お店での滞在時間が短くとも充実した味覚を味わえました！これは発明です。

11:30に打合せを終えて、「ひかわ」で金目鯛煮付け定食 1,200円です。この界隈で、個人的に最も評価している昼食です。正午前に必ず満席になりますのでご注意くだされ！

神田西口商店街の道路を渡った突き当たり、というこれ以上ない明快な案内を受けていても、見過ごしました。五指山でマーボー土鍋ごはん、1,080円。シビレが効いて旨い！ その前に真赤な蒸し鶏、牛センマイの白酒エリンギ炒め、春巻きを、ビール・紹興酒ボトルでいただいて、ひとり3,500円。 ダイナミックな中華。席数16なのがとってももったいない名店です。

東神奈川の洋食の良心とも言うべきお店、「KUBOTA食堂」のハンバーグランチ 990円。ランチビールの注ぎ方で、丁寧な仕事ぶりが想像できました。丁寧な盛付け、接客など素晴らしいです！駅の東口に隣接したビルの一階で、根岸家の左隣です！

赤羽を知る人は皆、ここが飲みの起源・聖地だと言う。老若男女、この地に暮らした人は皆知っていると。おでんの天ぷら屋さんが営む立ち飲みおでんの店。 この感じは、野毛の福田フライに匹敵し超越しています！3人でおでんをつまんで一杯づつ、2620円でした。