大原出身のシェフが地元野菜とジビエを使って腕を振るう薪焼きフレンチ。 三千院の参道入ってすぐ、元々お土産屋さんだった建物らしいですがとても素敵な内装になってます。 オープンキッチンでカウンター席とテーブル席が1卓、中央には薪の炎、左手には贅沢にグラスが並べられてます。 シェフはパリのタイユヴァンや東京のピエールガニェール、京都でのフレンチ店を経て地元でお店をオープン。 奥様がソムリエをなさってて、ワインセラーにはすごい数のワイン。 ランチもディナーもおまかせ1コースです。 おまかせコース¥16500 ハーブペアリング¥10000 ■下仁田ネギ 酸凝固チーズ ディル パンデピス しいたけ ■サボイキャベツ 芽キャベツ 柚子 日野菜 ■クレソン ブロッコリー チーズ ■白人参 菊芋 ターメリック ■こしひかり アスパラ菜 春菊 ■虹鱒 青梗菜 ■猪 小松菜 カワヂシャ ■鹿 ちぢみほうれん草 ■さつまいも 古代米 畑菜 ■ハーブティー 最初に白湯を出してくださいました。外は寒かったのであったまる。 フィンガーフード3種類。 下仁田ネギのアイスはネギの風味を好まないわたしでもおいしい、自家製チーズとディル、パンデピスは香辛料が入ったフランスの焼菓子らしくそこにしいたけを使ったクリームのようなものが挟まれてました。 薪でさっと炙った芽キャベツは日野菜のピクルスで巻き、かつお菜のピュレ、削った柚子を散らしてました。芽キャベツが瑞々しくてとても香ばしいし日野菜の食感や酸味ともマッチ。 クレソンもさっと薪火で炙り、チーズソースでサラダ仕立て。 スープは白い人参を使われてるそうで素揚げの菊芋をトッピングし、ターメリックがちらされてます。 次はリゾットで、トッピングされた野菜の苦味がおいしい。 虹鱒は青梗菜と共にパイ包みにし、ブールブランソースと、間違いなくおいしいやつ。 自家製の猪ハムは野菜味ありますが、小松菜と食べると絶妙にマイルドになる。 メインは鹿の外モモ部分を薪焼きにし、ポルト酒のソースで。 パンは自家製カンパーニュでこれも風味良く、クラストがパリパリ。バターは薪で燻製してます。 デザートは牛乳と煮詰めた古代米にさつまいものアイスをトッピング、畑菜のソース。 食後のドリンクは3種から選べ、ハーブティーに。 大原の野菜が特別おいしいわけではないんですがとシェフはおっしゃいましたが、力強い味わいに絶妙な火入れが加わって、苦味だったり食感がプラスされてものすごくおいしい。 全体的に素材を活かした優しい味わいなのも好みでした。 シェフもマダムもとても気さくで仲が良く、色んなお店に食事に行ったりもされる勉強熱心さ。 また器も素敵で、おふたりが作られた器も使用されてました。 ホスピタリティ溢れるとても素敵なお店だったので、また違う季節に是非訪れたい。 #ランチ #フレンチ