南森町、リーガロイヤルホテルはシャンボールで修行された村上シェフの割烹的スタイルのフレンチ。 カウンター8席、テーブル5卓。奥にも離れたテーブル席があり、個室ではないですが数人でゆったり利用できそう。 割烹のような白木の板でシェフは盛り付けなどされるので、プロの仕事がじっくり見れて楽しい。 ナフキンは今治タオル。かわいい。 お料理はシェフの生まれ故郷であるしまなみ海道の食材をメインにランチは¥1000に土日は予約制の¥3500、ディナーはおまかせ¥10000のみです。 ディナーコース¥10000 ■今治クマ海老 六三島野草卵 キャビア ■宇和ミカンサーモン ルッコラ 泡春巻き ■愛媛からの送り物 ■瀬戸貝 タケノコ ■しまなみ海道の猪 ゴボウ プラリネ ■魚島のワタリガニ ラヴィオリ ■伊予牛のフィレ コンソメ ■岩城島に浮かぶレモン ■コーヒー ■小菓子 最初のお品は4層になっていて、とてもキレイ。 ブロッコリーのみじん切り、野草卵?あとトマトのペースト、クマ海老=足赤えびを叩いたもの、それらが敷き詰められキャビアと食べられる花が添えられている。 サーモンにルッコラのゼリーが巻きつけられ、水菜やパプリカなどのソースに泡の春巻き。 このあと、一品目のクマ海老の頭を揚げたものを出して下さる。 そして、「愛媛からみかんが届きました」とおっしゃるのでなにかと思ったら笑 蓋を開けたらかわいらしい"みかん"。 そこから仕上げに取り掛かる。 "みかん"の正体はフォアグラの球体、その周りにみかんのゼリーにジャム、下にはチョコレートケーキを砕いたもの、レモンポークのパテはとてもまろやかで臭みがない。 タケノコには貝の煮汁のソースにサフランを加えたもの。 猪にはごぼうのソースとポルチーニをキャラメリゼしたものと共に。 そしてワタリガニはほぐし身をイカスミとほうれん草のパスタで包んだもの。ワタリガニの泡と共に。 メインのフィレ肉はコンソメの出汁で煮込み、それでソースも。 デザートは飴細工でレモンが形づくられ、中にはレモンクリームとムース。 村上水軍の船に乗って出てくる小菓子。 沢山の食材を用いた独創性あふれるお料理たち。 メニュー表では食材のみ記載されてるので、それがどんな風に出来上がってるのかと一品目が出てきたときからワクワク。 ソースは野菜を用いたり、煮汁やコンソメを使ったりとフレンチとはいえ全体的に優しい。 どれも見た目からして素敵だったけれど、特に煮汁が格別なタケノコと、ゴボウの苦味が相まって一層豊かになった猪、あとお肉料理のコンソメの出汁がしつこくなく、でもしっかりしていて美味しかった♡ そして随所に遊び心も散りばめておられます。 ホテルフレンチ出身と聞くと無難でソツなくおいしいお料理をイメージするけれど、良い意味で裏切ってくれる村上シェフの個性溢れるお料理でした。 パンはひじきが練りこんだものと全粒粉パン。オリーブオイルで。 3品目あたりでおなかの具合を聞かれたましたが、量が多めなので調整されてるそう。 ちょっと少なめでお願いしました。 こういう気遣い嬉しい。おなかいっぱいすぎて食べるのってほんともったいないもんね。 シェフはお若めで、物腰柔らかな方。 場所柄土曜日だったからかな?カウンターには他にお客さんがいなかったので、白木の板の前、特等席で色々お話させて頂く。 五感で楽しむフレンチ、是非カウンターで♡ ------------------ R2.8月ランチ再訪。 ランチは¥4000.6000のコース2種より。 ランチコース¥4000 ■アミューズ *ゼリー状にしたホタテ出汁とアスパラのスープ *オマール海老の出汁を使った野菜のテリーヌ ■ひじきを練り込んだフォカッチャ ■海の幸 パプリカ カラマンダリン ■愛媛からの贈り物 ■とうもろこし コーヒー パルメザンチーズ ■旬魚 トマト オリーブ バジル ■レモンポーク マンゴー ■デザート ■コーヒー紅茶 海の幸は愛媛の細貝、真蛸、パプリカのムース、カラマンダリンのムース、オリーブオイルのパウダーと、とてもフルーティーでさっぱりした味わい。 "愛媛からの贈り物"はフォアグラの球体。 冷製ゴールドラッシュのスープには鱧とコーヒーゼリー 毛蟹、そしてパルメザンチーズのサブレ。 お魚は天然真鯛をローストし、トマトピューレ、ズッキーニ、きゅうりパスタを添えて。 メインのレモンポークは1時間かけて焼き上げた綺麗なロゼ色、焼きなすのピューレとマンゴーと共に。 パンが残ってたら、キーマカレーを少し出してくれました。 デザートはピスタチオにココナッツのスープ。 フルーティーで野菜を沢山使ったお料理、ソース。 美味♡ #ランチ #フレンチ