Takeshi Takiguchi

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タイ料理

Takeshi Takiguchi

【 タイ・トラート(クート島)編①: タイ最後の秘境で絶品シーフードレストランを発見 】 2泊3日クート島への旅。 クート島とはカンボジアとの国境を有するタイ南東端にあるトラート県に属する島のひとつで、最も有名なのはチャーン島、そしてマーク島。 最もマイナー、そして『タイ最後の秘境』と呼ばれているのがこのクート島である。 このクート島への行き方は大きく分けて2つ。 ①バンコクからバスでトラートの港まで移動(6時間)。港からフェリーでクート島へ(1時間)。 ②バンコクから飛行機でトラート空港へ(1時間)。空港から港まではソンテウ若しくはバン等をチャーターして港まで移動(1時間)。港からフェリーでクート島へ(1時間)。この②を選択する場合はフェリー屋にバンのチャーターも頼んでおくこと。トラート空港にタクシー的なのはいなかったので。 いつもソンテウやらローカルバスやらでバックパッカー的な旅をしているワタシですが、今回は飛行機を使って楽してみました。 ただ時間的にはスワンナプーム空港までの移動時間、チェックイン時間、そしてトラート空港から港までの移動時間を考えると、バスでも飛行機でも移動時間はあまり変わらないかも。バスもVIP的なバスなので疲れなさそうだし。 そんなこんなでクート島。初日は移動時間でほぼつぶれるのでこれは二日目の昼食。 ちなみに泊った宿からこのレストランまでは20kmほどありまして、島内の移動手段は基本バイク(125ccのスクーター)のみ。 ちなみにタイはこの手の島や観光地にはレンタルバイク屋があるので、国際免許証を持ってくることをおススメします。(クート島では宿で借りれます。) 実際にはパスポートだけで貸してくれるので国際免許証なんぞ使わないんですが、それこそ何かあった時のために持ってきましょう。 さてこちらはGoogle Mapで島内のレストランを探していた時に見つけたシーフードレストラン。宿の人もおススメとのこと。 ■Stir Fried Flathead Lobster with Garlic and Black Pepper(L) 700THB ■Thai Spicy Fresh Mantis Shrimp 200THB ■Murexes Sashimi 300THB ■Uni Sashimi 100THBx2 ■Rice 20THB ■Deep Fried Scallop with Garlic and Pepper 180THB ■Beer Chang(Big) 100THB メニューを見るとシーフードのオンパレード。そして何よりも驚いたのがウニと貝の刺身があったこと。コレ即・注文決定。 そしてここならではのメニューがシャコのスパイシーサラダ。生(刺身)のシャコなんてバンコクじゃ食べられませんからね。シャコで有名なラヨーン県ですら生のシャコなんぞ見たことがありません。 あとは日本ではウチワエビとかセミエビとか呼ばれている(と思われる)ヤツ。コイツのブラックペッパー炒め。 これらがもう写真を見て頂ければお分かり頂けるかと思いますが、どれもこれも新鮮で美味い。いや、 め、ちゃ、く、ちゃ、う、ま、い。 まあ新鮮なのは当たり前ですね。調理前までどれも生きてたんですから。 何よりも貝の刺身がこんなに美味いと思ったのは生まれて初めてです。タイ最後の秘境とか呼ばれている島のローカルレストランで、貝の刺身をわさび醤油で食べることになるとは思いもしませんでしたよ。 いやー、酒がススム、ススム。(飲んでませんよ。バイクですから。) そしてシャコ。何でしょう、何と表現すれば良いのでしょう?海老の刺身はぷりぷりですよね?シャコの刺身は柔らかいんです。身がふんわりしてる。これがタイ風にスパイシーな味付けがされていてもう文句無しの美味さ。 いやー、酒がススム、ススム。(飲んでませんよ。飲んでませんよー。) トドメはセミエビ?これがもうぷりっぷりのぷりっぷりで美味いの何の。シンガポールのペッパークラブに勝るとも劣らない一品。これが700THB(1THB=3.449円)ですからね。コスパも考えるとタイの圧勝。 いやもうこれは酒を飲まずにはいられませんってば。 そんなこんなで、タイ最後の秘境で見つけた絶品シーフードレストラン、タイNo.1シーフードはクート島にありました。 タイ旅行でここまで行く人はまずいないでしょうが、プーケットに行って西洋人にまみれて観光客向けタイ料理なんぞを食べるなら、ゼッタイこっちをオススメします。 個人的的には。 #タイ赴任 #トラート県㉓ #タイ料理 #シーフード #旅 #マイベスト100 #マイベスト2020 (2021.12.11.Fri)

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【 驚愕の調理法、火山の海老の蒸し焼き 】 火山の海老の蒸し焼き。 そんなSNS映えする海老の蒸し焼きを出す店がナコンパトムにあるのは知っていたが、バンコクから車で1時間かかるのと、どうせパフォーマンス重視の見かけ倒しだろうと思っていた。 一方このコロナ禍でなかなかローカルレストランが再開されない中、この店が再開されたことをInstagramで知り、それならせっかくの機会だし行ってみるかとナコンパトム県にあるゴルフ場に予約を入れ、その後のランチに寄ってみることに。 (ゴルフ@Krisda City Golf Hills) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1025/SUB102501/100001462445/45373373/ 店に着くと12時半過ぎとピーク時とは言え、店外まで待ち客が。いくら有名店とは言え、このコロナ禍でここまでとは意外だった。何せバンコクの人気レストランでさえ再開後もなかなか客が戻らずに苦労している最中である。 そして店内を見渡すと、どうせ観光客向けの店かと思っていたのにほぼ全てタイ人。確かに観光客のいない今のタイとはいえ、タイ人で店が満席なのである。なるほどこれは期待して良さそうだ。 15分ほど待って席に案内され、メニューを見ると意外に豊富。ただ絶対に頼むべきはメニューのトップにある"HOT PAN PRAWNS"。 ちなみにGoogle Mapには"Volcano Prawn Restaurant"、若しくはタイ語の"Kung Ob Phu Khao Fai(クン・オップ・プーカオ・ファイ/กุ้งอบภูเขาไฟ)"という店名で登録されている。 ちなみに、クン(กุ้ง)=海老、オップ(อบ)=蒸す、プーカオ(ภูเขา)=山、ファイ(ไฟ)=火。 値段は店頭にタイ語で書かれているが、大が800THB、小は550THB。それならせっかくここまで来たのだから値段の高いデカい方を食べよう。普段ならそう思うところだが、事前にネットで調べたところによると、大はオス、小はメスがメインなのだと。 卵を持っているのは当然にメスだけ。 となると卵好きの私は小、一択。 ■HOT PAN PRAWNS(S) 550THB ■BAKED PRAWNS WITH VERMICELLI 165THB ■FRIED RICE WITH CRAB MEAT 40THB ■ZALACCA FRUIT IN SYRUP 40THB まずは金属製の火山の乗った皿が登場。続いて店員のオバちゃんがその火山の上から秘伝の油を上から回しかけ点火。 ぼうぼうと燃え盛る炎。これは確かにSNS映えすること間違いなし。しばらくすると火が弱まり先ほどのオバちゃんが火山を取り去ると中から大量の蒸し焼きにされた海老が登場。 これで小さいサイズなのか?と疑ってしまうほどにデカい。そして何尾あるんだこれ?これで550THB(1THB=3.475円)とは驚きの安さ。さすがは海老大国タイ。そしてバンコクのど真ん中ではこの値段は実現されないだろう。 そしてようやく実食。 、、、美味い。とてつもなく美味い。 生まれてこの方、海老がこれほどまでに美味いと思ったことは無い。断言する。ここの海老は間違いなく美味い。絶対に美味い。 食べた瞬間にマイベスト2020入りが確定した。 何が美味いかと言えば、先ほど上から回しがけた秘伝の油、あれがとてつもなく美味いのである。最もおススメなのが卵を持ったメスの腹に火山の底に溜まった油をスプーンですくってたらりとかけて足など剥かずにそのまま卵ごとバクり。これが悶絶するほどに美味い。 これは炒飯では無く真っ白なタイ米を頼むべきだった。もちろん炒飯も美味いのだが、この秘伝の油と最も合う組み合わせは白めしであることに疑いの余地は無い。 唯一これだけは失敗したが、小の海老を選んだのは(大を食べていないので確実なことは言えないが)正解だろうと思う。 海老の(でなくとも)卵は美味い、正義なのだよ。 ちなみにタイ料理でこの手の海鮮料理に付いてくるナムチム・タレーという海鮮用の緑色のタレも付いてくるが、そんなものは不要。絶対にそのまま食べるべし。 なお、小でも一部オスが入っていたが、長い手を持っている手長海老がオスで、そうで無い方がメス、らしい。 ご参考まで。 結論、注文すべきは火山の海老の蒸し焼きとタイ米。そして飲酒が解禁された暁にはビール。 これで至福の時が味わえる。 タイへの渡航が解禁された暁には、是非。 喜んでご一緒します。 #タイ赴任 #ナコーンパトム県⑨ #タイ料理 #マイベスト100 #マイベスト2020 (2020.06.07.Sun)

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【 驚愕の調理法、丸鶏の蒸し焼き 】 先日バンコクNo.1ガイヤーンの投稿をしたばかりであるが、ダントツに美味いガイヤーンを発見したのでご報告。まあ発見したと言ってもいつもお世話になっている『激旨!タイ食堂』でその存在を知ったのだが。バンコクから西に約50km、車で1時間ほど走ったナコンパトム県の田舎道沿いに、その店はある。 (バンコクNo.1ガイヤーン@Nittaya Kai Yang) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1025/SUB102502/100001532223/44083033/ (情報源①: 激旨!タイ食堂) https://タイ料理-バンコク.com/kai-op-peep/ (情報源②: 激旨!タイ食堂を書いている方のInstagram) https://www.instagram.com/p/B6b9CpuHMT3/?igshid=l6rv5uv503y2 ちなみにこの日は早朝ゴルフだったのだが、ホームコースでは無くKrisdaにしたのはこの店がそこからすぐ近くにあったから。そう、ここはゴルフでも無ければわざわざ行くようなエリアでは無いのである。 (ゴルフ@Krisda City Golf Hills) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1025/SUB102501/100001462445/44111618/ 店と言っても細い田舎道沿いに掘っ建て小屋がぽつんとあるだけ。うっかり見逃して通り過ぎたのは言うまでもない。軒先の小さなガラスのショーケースの中にガイヤーンがぶら下げられているので何とかそれが目的の店であることが分かる程度の外観。もはやこれは店なのか。 そしてその小屋にいた若い女性に「ガイヤーンひとつ。」と告げ、その横の路地を中に入って行くと左前方にとりあえずテーブルと椅子が。屋根が無い代わりにネットが張ってあるだけ。そして右側には母屋。この店を経営されている方の家だと思われる。 そして庭にはたくさんのニワトリが放し飼いにされている。そして奥には大量の藁(ワラ)と缶が置いてある。そう、この藁と缶を使って丸鶏を蒸し焼きにする調理法を用いるのがこの店の特徴なのである。 ちなみにガイヤーンとは焼き鳥のことだが、タイでは基本鶏肉を炭火で焼くので、ガイ(鶏)・ヤーン(炙る・焼く)と呼ばれている。 一方、こちらのそれはガイ・オップ(・ピープ)。オップは蒸す、ピープは缶のこと。つまりは、鶏肉の(缶)蒸し焼き、である。 なんだ、ガイヤーンじゃ無いじゃないかと言うなかれ、蒸し焼きなんだからガイヤーンでも良いのである。まあ実のところはこれを書いている途中でこれがガイオップと呼ばれている事に気が付いたのだが。 ガイオップが提供されるまでの間、その藁焼きの風景をのんびりと眺めていたのだが、見ての通り煙たいことこの上ない。この店がバンコクに無いのは当然のこと。こんなことをバンコクでやった日にはいくら微笑みの国タイと言えども大騒ぎだろう。 そして蒸し焼きが終わり、真っ黒になった缶を持ち上げるとその中からは黄金に光り輝く丸鶏が。周りの真っ黒な缶や藁とのコントラストの美しいことと言ったら。もう期待するなと言われても無理というもの。 ■ガイ・オップ・ピーブ 180THB もう見るからに美味そうである。そして食べてびっくり超絶品である。いや絶品なんて言葉で説明するのは失礼かと思えるくらいに美味い。食べた瞬間にマイベスト当確である。 先ほどガイオップがガイヤーンの一種だと書いたがこれは完全なる誤り。ガイオップは直火のガイヤーンほどの香ばしさは出ない一方で、蒸し焼きであるがゆえに身がジューシー、とてつもなく柔らかいのである。これは直火では間違いなく無理。こんなにも柔らかくジューシーな焼き鳥を食べたのは生まれて初めてである。 味は塩味だけだと思うが鶏肉自体の美味さと相まってこれ以上の味付けは無いと断言する。実際ナムチム(タレ)も出されるのだが、そんなもの付けずとも十分に美味いどころか付けない方が確実に美味い。 そんな絶品の鶏肉の蒸し焼き、是非とも見て、食べて頂きたいのだが、旅行でタイに来られた方がここまで来るのは非常に難しいだろう。 もしこの蒸し焼きを食べたいというタイ上級者の方がいらしたら是非ともご連絡を。 なお、唯一気になったのは、食べている間ずっと物欲しそうな顔をしてこちらを見つめていたニワトリ君たち。私が食べたガイオップは彼らの仲間だったんだろうな、きっと、、、。 #タイ赴任 #ナコーンパトム県⑨ #ガイヤーン #マイベスト100 #マイベスト2020 (2020.02.10.Mon)

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【 タイ・チェンラーイ(メーサローン)編②: 中国語を話すタイ人の暮らす村で食す絶品!雲南麺 】 さて、チェンラーイ投稿2軒目は雲南麺。雲南とは中国の最南端に位置する雲南省の雲南である。ではなぜタイ・チェンライで雲南麺なのか。それにはまずここがどこなのかを説明しなくてはならない。 ここはタイ最北部チェンライ県の中心部から更に北西へ約60kmほど車を走らせた場所にあるメーサローンという小さな町。漢字で書くと『美斯樂』。なぜタイの村に漢字表記があるかといえば、このメーサローンは『中国国民党の子孫の暮らす村』だから。 今でこそお茶の一大産地として有名であるが、その昔このメーサローンは中国共産党に追われた中国国民党軍がミャンマーを超えて逃れ、そして土着した村なのだ。 詳細ご興味のある方はググって頂ければと思う。 事実、街中で見かけるメーサローンの人々が話す言語は中国語。タイ語では無い。もちろん皆タイ語も話せるのだがこの村の公用語は中国語。一瞬ここがタイであることを忘れてしまいそうな村である。 そして標高は約1,000mあり、タイとは思えないほどに涼しくエアコンいらず。そして朝夕はむしろ肌寒いくらいである。 そのメーサローンへの行き方はRettyの文字数制限(2,000文字)の関係からコメント欄にまとめておいたので、コロナ後に行ってみたいという方はご参考まで。 そんなこんなでチェンライバスターミナル1から2時間半強かけてメーサローンに到着。 何はともあれまずは腹ごしらえなのだが、ここメーサローンに来たらまず食べねばならぬものがある。 それがこちらの雲南麺。 ソンテウを降りたセブンイレブンから1分とかからぬ場所にあるこちらの雲南麺餃館。店に入ると懐かしい匂いがする。しばらくそれが何なのか気が付かなかったのだが、平ざるで麺上げしている風景を眺めている間に思い出した。 二郎だ。 そう、あのラーメン二郎である。オーションを使っているわけでも無いだろうになぜか二郎の香りがする店内。何とも良い匂いだ。そう言えば最後に二郎を食べたのはいつだっただろう。 ■雲南麺(汁なし)40THB ■雲南麺(汁あり)40THB ■雲吞 40THB ■餃子 40THB ■Sprite 20THBx2 注文はメニューにあるもの全て。と言っても全部で4種類しかない。雲南麺の汁ありと汁なし(大盛も選べる)、ワンタン単品、そして餃子。ちなみにこちらの店には酒どころか氷も置いていない。(ソフトドリンクと水はある。) ちなみに2日後に再訪した際にビールを持ち込んだのだが特に何も言われなかったので、酒を飲みたい向きはセブンイレブンで買っていくのが良いだろう。 この店自慢の麺は自家製。誰が上げたのか知らないが、YouTubeでこの店の麺打ちの動画を見つけた(しかも日本語)ので参考までにURLを記しておく。 (自家製麺@雲南麺餃館) https://youtu.be/4vRS0VAqx40 さてこちらの雲南麺だが最高に美味い。まず何はともあれやはりここの自家製麺が最高なのだ。自家製だからと言って必ずしも美味いというわけでは無いのだが、兎にも角にも麺が美味い。こちらの店の麺が美味くないと感じる方がいたら是非とも感想を聞いてみたいところだ。 そして汁ありのスープもあっさり、いや超あっさりとした透き通った鶏ガラスープなのだが、これまたこの自家製麺にとても良く合っていて美味い。文句無しに美味いのだが、個人的にはこの自家製麺を思う存分味わえる汁なしの方が美味いかなと思う。それとてどちらか選べと言われれば、というレベルでどちらを選んでも絶対に失敗はしない。 そして汁なし・汁ありどちらにも入っている自家製の雲吞がまたすこぶる美味い。ピロピロとした雲吞の皮と良いバランスの餡。久しぶりに美味い雲吞に出会えた。店員がひたすら店内で餡を雲吞の皮で包んでいるのだが、この風景もまた良い。あまりの美味さに単品の雲吞を追加したのは言うまでもない。 ちなみに餃子は唯一、冷凍品なのだが、これとて別にどこかで買って来たものでは無いだろう。そんな便利な冷凍食品がその辺に売っているような村では無いのだ。上述の雲南麺や雲吞には僅かに劣るが、この餃子も是非食べておきたい一品。 まさかタイ最北端チェンライの更にミャンマー国境に近い小さな村でこんなにも美味い自家製麺と雲吞に出会えるとは。 やはり旅は楽しい。 いつの日か、雲南省にて本場の雲南麺を食べてみたいと思う。 #タイ赴任 #チェンラーイ県㉑ #雲南麺 #バミー・クイッティアオ #自家製麺 #ワンタン麺 #餃子 #酒持ち込み無料 #マイベスト100 #マイベスト2020 #旅 (2020.09.04.Fri)

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【 3年連続ビブグルマンを獲得中の絶品B級麺料理 】 コロナ後(タイではコロナ感染者が今日で47日間連続ゼロなので敢えてコロナ後と呼ぶ)、久しぶりにイアムポーチャナーでモーファイ鍋(タイの牛もつ鍋)をつつき、改めてマイベスト2019にも入れたこの店の実力を知ったこの日、実はメインはモーファイ鍋では無く他にあった。 (モーファイ鍋@イアムポーチャナー) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1025/SUB102502/100001469767/38781428/ その名も、クイッティアオ・クア・ガイ。 ほとんどご存じの方はいらっしゃらないであろうこのタイ料理、タイでもかなりマイナーな部類に入る麺料理である。 タイの米粉麺であるクイッティアオについてはご存知の方もいらっしゃるだろう。そのクイッティアオの中でも最も幅広の生麺であるセンヤイを使った焼きそばがクイッティアオ・クア・ガイなのである。 そのクイッティアオ・クア・ガイを推しメニューに置くのがこちらのお店、アーン・クイッティアオ・クア・ガイ。2018年から2020年まで3年連続でミシュランガイドのビブグルマンを取っている。ちなみにミシュランガイド・バンコクは2018年に出版されたばかりなのでスタート時から連続して取り続けていることになる。 20時半頃に店に到着すると、店の外も中も空席が目立つ。やはりコロナの影響はまだ大きいのかと思いながら席に座ってメニューを眺めていると、次から次へと客が訪れあっという間に満席に。単にタイミングが良かっただけのようだ。 メニューはかなりたくさんあるように見えるが、その実シンプルに2種類のみ。クイッティアオ・クア・ガイとクイッティアオ・ナームである。メニューの中では前者が"Fried Noodles"、後者が"Noodles Soup"となっている。各々トッピングが色々と選べるだけで、メインはこの2種類の麺料理のみとシンプル。 ■クイッティアオ・ガイ・ナーム 50THB -Chicken Noodles Soup- 通常クイッティアオはセンミー、センレック、センヤイと麺が選べ、順に太く、幅広になっていくのだが、こちらのクイッティアオはセンヤイ一択。潔い。 そのスープはキレイに澄んでおり、その雰囲気はベトナムのフォーに似ている。 まずスープをひとくち飲んでみると、スープは少しばかり塩味が強く、飲んだ後に〆にもってこいの味。美味い。やはりベトナムのフォー・ガー(鶏肉のフォー)に近い。 トッピングには鶏肉を選んだのだが、熱々のスープに入った鶏肉がこんなにも柔らかく仕上げられていることに驚いた。きっと作るたびに生の鶏肉を使ってレア加減に仕上げているのだろう。ふんわり、しっとりとした鶏肉もすこぶる美味い。 これらに合わさる麺は前述の通り、生麺のクイッティアオ、センヤイ。ぴろぴろとした麺が食感的も素晴らしいし、このクリアスープに最高に合っている。 こちらの推しはクイッティアオ・クア・ガイなのだが、このクイッティアオ・ナームも十二分におススメ出来る一品である。 ■クイッティアオ・クア・ガイ 50THB -Fried Noodles with Chicken and Runny Egg- そしてメインのクイッティアオ・クア・ガイ。 この料理は通常、焼きそばのように炒められているのだが、こちらのクアガイは鉄フライパンの中でそのセンヤイの表面がたっぷりの油と共にしっかりと揚げ焼きされており、そのため最初はサクっと、そして中はもっちりと、この何とも言えない食感が素晴らしく美味い。 餅のような、いやチヂミのような、何とも言えない表現の難しい、だが素晴らしい食感なのである。 ややもすれば油で胃がもたれそうだが、ご安心あれ。そんなことを考えるヒマも無く、丼の中の麺は無くなっているだろう。 それくらい美味いクイッティアオ・クア・ガイ、もう食べてないタイ料理なんて無いよ、というタイ上級者はもちろん、タイなんてまだ行ったことないよ、というタイ初級者にもしっかりとおススメ出来るタイのB級麺料理。 さすが3年連続ビブグルマン、異論無し、である。 #タイ赴任 #バンコク都① #クイッティアオクアガイ #バミー・クイッティアオ #クイッティアオトート #ミシュラン #マイベスト100 #マイベスト2020 (2020.07.02.Thu)

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【 タイ・チェンマイ編⑦: チェンマイNo.1カオソーイ 】 チェンマイ2日目にして最終日のこの日。 前日に北タイ料理レストラン、フアンペンで絶品カオソーイを食べたものの、やはりカオソーイは専門店で食べておきたい。しかしチェンマイNo.1と名高いカオソーイ・メイサイは残念ながら前日は臨時休業、本日日曜日は定休日。カオソーイ・メイサイはいつの日か必ずやリベンジするとして、どこに行こうか。 (前日@フアンペン) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1027/SUB102701/100000922081/45908558/ (前日@Khao Soy MaeSai) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1027/SUB102701/100000873864/45902147/ 事前にリサーチ済みのカオソーイ専門店の中から選んだのはこちら。ホテルから近かったというのもあるが、それより何よりいつも参考にさせてもらっているYouTuberのMark Wiens氏や、美味い店の店先に必ずと言っていいほど彼のステッカーを見かけるイアン氏らがおススメされているとなれば行かねばなるまい。 店構えは地味。うっかり通り過ぎてしまうくらい地味。いや実際通り過ぎたんですが。Google Mapと最後の写メを参考に行ってみて下さい。 さてこちらのおススメはカオソーイ・ヌア(牛)らしいのですが、やはりカオソーイは定番の鶏も食べておかねばならんと、牛と鶏を一杯ずつオーダー。 朝食を食べてからあまり時間が経っていなかったものの、チェンマイなんぞいつまた来れるか分からないので食べられる時に食べておこうと。 (朝食@Kai Ka Ta Lert Rot Breakfast) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1027/SUB102701/100001547890/45948020/ ■カオソーイ・ガイ(鶏)45THB ■カオソーイ・ヌア(牛)50THB 見るからに濃厚な一杯。 ひとくちスープをすすってみれば、濃厚。もうひたすらに濃厚。このひとことに尽きる。タイ料理界の重鎮たちがおススメするのも納得の一杯。スパイス、ココナッツミルクをふんだんに使ったスープはここでしか味わえない魅惑の味。この味にバンコクで出会うことはまず無いだろう。 ちなみにカオソーイに定番の、付け合わせの漬物のようなものと生タマネギ。これは箸やすめでは無いので潔く全て丸っと丼の中に入れてしまうこと。更にテーブルに置いてある辛味。これは見た目通りしっかりと辛いのでお好みの量を少しづつ。これらをスープの中でぐるりと混ぜ合わせて二種類の麺と一緒に食べるともう至福、至極。 汗だくになりながらあっという間にスープまで完飲したのは言うまでも無い。 なお、スープがあまりにも美味すぎて鶏肉と牛肉のコメントをすっかり忘れていたが、もちろんこれらもしっかりと柔らかくなるまで炊かれていて、どちらを選んでも間違いない。純粋に食べたい方を食べたら良いと思う。ただ牛肉のカオソーイはとても珍しいので迷ったら牛肉を推す。 満足。いやはや大満足である。恍惚の表情とはきっとこの顔のことを言うのだろう。間違いなくそんな顔をしていただろうと思う。 これで50THB、日本円にして150円少々。タイ万歳、である。 チェンマイNo.1カオソーイとして名高いカオソーイ・メイサイには前述の通り今回は残念ながら伺えなかったので確実なことは言えないが、こちらのカオソーイがチェンマイでトップレベルの一杯であることは間違い無い。 現時点での個人的なチェンマイ・No.1カオソーイはこの一杯に決まり。というかこれ以上のカオソーイなどこの世に存在するのだろうか。 至極のカオソーイを味わいたいなら是非こちらへ。 きっとご満足いただけることと思う。 #タイ赴任 #チェンマイ県⑰ #旅 #カオソーイ #カオマンガイ #マイベスト100 #マイベスト2020 #MarkWiens https://youtu.be/cqzON6oWpOE (2020.07.19.Sun)

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タイ料理

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【 バンコクNo.1チムチュム&ガイヤーンに舌鼓 】 引き続き(というかまだ再開したばかり)糖質制限中のこの日はチムチュム鍋。イサーン(東北地方)料理のひとつ。 向かった先はバンコクオフィスから歩いて10分ほどの場所にあるSilom Complexという商業ビルの裏にある屋台街、というか屋台。50m以上に渡り歩道にテーブルと椅子が並べられていますが、これら全てこの一軒の屋台が営業しているのです。 2年ぶりに行ったのですが相変わらずの大賑わい。そしてイサーン料理屋では日本人に比べて酒を飲まないタイ人も皆楽しそうに飲んでいるこの雰囲気が私はたまらなく好きなのです。(普通のタイ料理屋ではここまで飲んでいるタイ人を見ることはありません。) そして前回はなかった(たぶん)メニューがありましたが残念ながら全てタイ語、そして値段も書いていないので時価ということでしょうか。まあ食べたいものは決まっているので良いのですが、今度タイ人の同僚に訳してもらいましょう。(タイ駐在生活も残り長くなくなってきましたので、タイ語の読み書きは諦めました。) まずは何は何とて酒。店員に「Sang Somミーマイ?(Sang Somある?)」と聞くと「あそこのセブンで買ってきて良いよ」と。酒持ち込み無料のタイ料理レストランは数多あれど、セブンで買って来いというのは初めてです。まあ目の前にセブンがあるのは在庫をあまり持てない屋台としては便利ですね。 さて、この日のお目当てはチムチュムとガイ・ヤーン。何れも糖質制限にもってこいのメニューです。 ■チムチュム・ムー 170THB ■ガイ・ヤーン 100THB ■ガオラオ ・クン 120THB ■コーム・ヤーン 100THB ■氷 20THB ■炭酸水 20THB×4 ■マナオ 10THB ■Sang Som(1,000ml) 430THB (これだけ斜め向かいのセブンで購入) まずはガイ・ヤーン。 ガイ=鶏肉、ヤーン=焼く、です。 こちらでガイ・ヤーンは初めて食べたのですが、炭火で焼かれた鶏皮が香ばしくて美味いのなんの。鶏肉もジューシーだし、ナムチム(タレ)がまたスパイシーで美味い。超美味い、超好み。 こんなに美味いガイ・ヤーンはなかなかお目にかかれません。というか今まで食べた中で一番美味い。しかもここは屋台。素晴らしい。クーラーのガンガンに効いたレストランが大嫌いな私(やはり東南アジア諸国では外で食べるのが一番!)としては屋台でこんなにも美味いガイ・ヤーンが食べられてこの上なく幸せです。 そしてメインのチムチュム鍋。まずは野菜や肉を入れる前にスープをひと口すすってみると、ここのスープは出汁にレモングラスと生姜がしっかりと効いていてめちゃくちゃ美味い。 チムチュムの作り方としては、好みもあるでしょうがワタシはクタクタ野菜が好きなのでまずは野菜を半分ほど鍋の中に入れてしばらく酒を飲んでまったり。 そして暫くしてから卵を溶いた豚肉を半分ほど鍋に入れて煮えるまで待つ、と。(一気に野菜も肉も全部入れてしまうと十中八九溢れます。) そう言えばここの鍋は下半身は土鍋(というか土製)、なのですが上半身は土鍋ではなくぼこぼこの薄っぺらいアルミの鍋。このチープな感じもなかなかイカしてます。 そろそろ出来上がったところでナムチム(オレンジの方のタレ)を付けて頂けば、これまた美味い!この屋台はナムチムがまた美味いんだ。 もう少し食べたいなと、しかしメニューがタイ語オンリーなので皆が何を食べているのか他のテーブルを眺めながらぶらぶらと端にあるキッチンまで散歩。 キッチン(と言ってもモチロン路上の超オープンキッチン)に行くと何やら怪しげな生魚(この手の川魚はワタシはあまり好きではない)の隣りに美味そうな肉のテリヤキが。何かと聞いてみると「コーム・ヤーンだよ」と。 コーム・ヤーンとは豚の首肉を焼いたもの。「食べてみろ。」とひと口試食させてもらうとこれまたウメーのなんの。 ちょっと濃いめのタレを付けて香ばしく炙っているので酒のアテに最高。 正直、今まで食べてきたイサーン料理の中でココのが一番美味い。 そして前回は気が付かなかったが、ムーガタ(日本のジンギスカン鍋のような形をした鍋で焼くタイの焼肉)もあるようだ。 次回はムーガタを食べてみるか。 〆て510THB也。 (1THB=3.398円) やはりタイ、そして屋台は最高だ。 #タイ赴任 #バンコク都① #イサーン料理 #チムチュム #ガイヤーン #酒持ち込み無料 #屋台 #マイベスト100 #マイベスト2020 #BO'DI:K3 (76.10kg (▲0.35kg)/23.6% (▲1.2%)) (2020.10.06.Tue)

Takeshi Takiguchi

【 タイ・ウボンラーチャターニー編⑤: やはりベトナム。】 今回ウボンラーチャターニーで食べたかったものはもちろんクイジャップ・ユアン(カオピヤック)なのだが、実はもうひとつあった。 それはとあるYouTubeで見つけたローカル鉄板料理。そのYouTubeでは一瞬しか出てこなかったのだが私はその一瞬を見逃さなかった。 (とあるYouTube@Dayzero Bangkok) https://youtu.be/3H-ElOiTL8I 「これはホーチミンで食べた"アレ"じゃないか。」 ("アレ"@Beefsteak Nam Sơn) https://retty.me/area/PRE999704/ARE1042/SUB104201/100001472181/45101252/ そう、ベトナムのホーチミンに行った際に朝食で食べた"アレ"。朝から熱々の牛の形をした鉄板の上でじゅーじゅー焼かれて出てきたステーキ、パテ、ミートボール、そして目玉焼き。何から何まで全く同じではないか。 そして営業開始は朝の7時。ホーチミンの"アレ"も確か6時頃からやっていた。やはりこちらの店も朝から鉄板の上で焼かれたニクを食わせる店なのだ。それならやはり朝食べに行かねばならぬと、パーテム国立公園に行く前の腹ごしらえに寄ってみることにした。 ちなみにイサーン地方(まあ要はこの辺)で食べられているカイガタ(前日に食べたもの)とは似ても似つかぬ料理だが、コイツの名前もカイガタとなっている。まあ、カイ=卵、ガタ=鉄板、なので間違いはないのだが。 (前日に食べたフツーのカイガタ@Ubon Ocha) https://retty.me/area/PRE999116/ARE1063/SUB106301/100001550134/46163675/ 実はこちらの店にはカイガタの他にバインミーもある。そう、ベトナムで食べられているフランスパンを使ったサンドイッチである。バインミー好きとしてはモチロン食べておかねばならぬと、カイガタ、バインミー、そしてベトナム・コーヒーをオーダー。もう何から何までベトナムである。 ■カイガタ 60THB ■バインミー 35THB ■ベトナム・コーヒー 30THB まずはバインミーから登場。食べやすくひと口サイズに切ってあるので端のひと切れをつまんでパクり。うむ、美味い。やはり本場ベトナムのそれとはどことなく、というかかなり違ったがコイツは美味い。 最も気に入ったのはバケット。本場バインミーのバケットも本物のフランスパンとは違い、米粉を使ってサクっと、だがサンドイッチとして食べやすいようにそこまでハードではない専用のバケットを使っているのだが、ココのそれは更にサクっと感が強いのだ。食感としてはラスクに近いか。砂糖を使っていないラスク。 絶品バインミーに感動していたのも束の間、メインのカイガタが登場。こちらのそれは牛レバー・パテと豚肉にたまねぎ、そして目玉焼きと、ステーキこそ乗っていないものの、やはりホーチミンで食べた"アレ"そのものだ。 付け合わせにサラダとバケットが出てくるところまで完コピ。しかしベトナム・ホーチミンとタイ・ウボンラーチャターニーとの間にはラオスとカンボジアがでーんと横たわっている。どういうルートで伝わってきたのだろうか。 それはさて置きである。このカイガタ、目玉が飛び出るほど絶品だったのである。 まずはレバー・パテ。こんなタイのイサーンの片田舎(失礼)で、誰がこんなにも美味い牛レバー・パテが食べられると想像しただろうか。それくらい絶品であった。文句無し。熱々のまま食べて良し、バケットに乗せて食べて良し。どうやったって美味いのである。 そして生姜焼きを彷彿とさせる豚肉&たまねぎ、そして目玉焼き。世界中の誰もが美味いと思うだろう。最高に美味い。もはや本場ベトナムの"アレ"を凌駕している。 バンコクにあれば間違いなく通い詰めることになるだろう、こちらの店。バンコクどころかウボンラーチャターニーにすらここしかない(たぶん)ベトナム風カイガタを出す店。 何とかまた機会を作って来てみたいと思う。 そしてなぜかカイガタ(ここで言うカイガタはこの店のものとは異なる通常のカイガタ)の店には置いていることが多いチャー・ローン(温かいお茶)。この店のチャーがまたすこぶる美味いのである。いままでタイで飲んできたチャーの中で最も美味しかったチャーはコイツであることは間違いない。 後ろ髪を引かれる思いでこの店を後にした。 #タイ赴任 #ウボンラーチャターニー県⑳ #カイガタ #バインミー #ステーキ #クイジャップユアン #マイベスト100 #マイベスト2020 #旅 (2020.08.09.Sun)

Takeshi Takiguchi

【 タイ・チェンマイ(ファン郡)編④: ミャンマーとの国境付近でのみ食べられる、幻の雲南スキー鍋 】 さて、ようやく、ようやっとのことでファン郡に到着です。 既にチェンマイバスターミナルを出てから6時間が経過。一応ここもチェンマイ県なのですが。ちなみにバンコクを出てからは10時間。 もはや来れたことが奇跡。レンタカーを借りずに公共交通機関(と言ってもローカルバスかソンテウ)でここまで来るのは至難の業。無事に辿り着けた自分を褒めてあげたい。 前投稿の雲南麺屋もファン郡なのですが、こちらはチェンマイからずーっと走ってきたデカい国道を左折し、更に奥へ奥へと入った場所にあり、いくら食通のRettyユーザーの皆さまであってもここへは来れないだろうなあ、ここからのイチサン通知が来ることは一生ないだろうなあ、そんな場所でございます。 (雲南麺屋@阿華麺店) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1028/SUB102801/100001557692/47508697/ ファン郡へ来たのはこちらの店の雲南スキー鍋を食べるためでして、前投稿で雲南麺を食べ逃したこともあり腹ペコを通り越して意識朦朧でしたので、ホテル(今回泊まるホテルはこの店のすぐ裏)にチェックインして即、夕食、幻の雲南スキー鍋とのご対面です。 (いつもの情報源@激旨!タイ食堂) https://gekiuma.net/chiangmai-fan/ ■云南火锅(S) 1,200THB ■腌菜炒肉 120THB ■苏打 15THBx3 ■冰块 10THB さて何は無くとも雲南スキー鍋。 S(1,200THB)、M(1,500THB)、L(1,700THB)と3サイズあったのですが、当然Sサイズで。値段からも分かる通り、Sでもかなりデカい。情報源の写真を見る限りではSでも4人前、少なくとも3人前くらいはあるかと。 さて、現物を目の前にすると想像以上にデカい、そして深い。これはかなり食べ応えがありそう。 ちなみに以下、メニューに書いてある(らしい)雲南スキー鍋の説明(タイ語)の日本語訳。当然ワタシはタイ語が読めませんのでいつもの情報源から抜粋(コピペ)です。 --------------------------------------------------------- 雲南スキー鍋は9種の材料を使っており、階層によって材料が異なっています。 鍋のもっとも底、第一層目は白菜。二層目はガイダム(黒い鶏)。二階目黒い鳥。三層目にはタロイモを入れており、これがスープに滋味を与えてくれます。 四層目に入れているのは乾燥しいたけ。水で戻したのち、鍋に入れています。 五層目は湯葉。 六層目は中国産のオリジナル雲南ハム。 七層目には小麦粉とパン粉を付けた豚肉。 八層目は手作りミートボール(豚ひき肉と中国のスパイスをまぜて、それから卵と白い豆腐を入れて混ぜています) 最上層の九層目にはうちの店のレシピで作っている卵焼きです。 --------------------------------------------------------- まずは卵焼きから。卵焼きというよりは豚ひき肉を薄焼き卵でくるんであり、豚肉が主役。続いてはミートボール、そして小麦粉とパン粉を付けた豚肉、雲南ハム、、、。次々と新たな具材が登場。そしてどれも文句無しに絶品なのである。 そして時間と共にその具材から出汁が出て、この黄金色のスープがどんどん美味しくなっていく。 そうそう、この雲南スキー鍋には辛くないスープと麻辣スープの二種類があり、タイに来てから辛いモノ好きとなったワタシは麻辣にしようかとも思ったものの、どれだけ辛いか分からないしなあと迷っていると、店員が別添えで持ってくるよと。 この別添えの麻辣がまた絶品だったのである。別添えにしてもらったので出汁たっぷりのクリアな黄金スープの旨みも味わえ、そして具材は麻辣と共に食べられる。別添えにして大正解。これが正しい食べ方なのではないかと思えるほど。 美味い。何から何まで美味い。いつまでも食べ続けていられる。これほどまでに美味い鍋を食べたことは過去に無いかもしれない。 惜しむらくはこの鍋がタイの最北部、このチェンマイの山奥でしか食べられないこと。 いつの日かまたここファン郡を訪れてみたいと思う。 もう一度この絶品鍋料理を食べるために。 #タイ赴任 #チェンマイ県⑰ #鍋 #タイスキ #酒持ち込み無料 #旅 #マイベスト100 #マイベスト2020

Takeshi Takiguchi

【 バンコクからレストランの明かりが消えた日 】 今月30日は長男くんの誕生日なのだが、前々から誕生日にはこの店に行きたいと言われていた。 Cocotte。 私がタイで最も美味いステーキを出す店だと思っている店。そしてタイのわが家(マンション)の1階に入っているステーキハウス。この日のブランチに行った店もこのCocotteが経営している。 (ブランチ@Victoria by Cocotte) https://retty.me/area/PRE999764/ARE1025/SUB102502/100001537833/44712351/ まだ誕生日は先なのになぜこの日にここで長男の誕生日祝いをすることになったのか? この日の午後、バンコク都知事から出たコロナウィルスに関するアナウンスがその理由である。 『明日から4月12日までの間、バンコクにあるレストラン、商業施設など娯楽施設を含むほぼ全ての施設を閉鎖する』と。 日本であれば考えられないことであるが、いや、いくらタイでもこれは想像し得ないくらい突然のアナウンスであったが、いきなりその翌日から全施設が閉鎖である。 外食するな、出歩くな、ということだ。 多くのRettyユーザーがそうであるように、私は外食が大好きである。一人であろうと誰かと一緒であろうと、様々な場所で、様々な国の料理を食べるのが大好きだ。 それが生まれ育った日本ではなく、タイのような外国であればより一層その楽しみ、ワクワクは増す。そんな楽しい時を過ごしてきたこの2年余りであったが、突如として明日からその楽しみが奪われたのだ。 状況が状況だけに当然その判断は理解出来るし、理解している。がしかし、だ。あまりにも突然のことであったし、日本でもうひとつあった楽しみのバイクを取り上げられた私に残された唯一の楽しみが外食、だったのに。 長男くんの誕生日は3月30日。しかしこの措置が終わるのは4月12日。状況を鑑みると延長される可能性は高い。 となれば少し早いが長男くんのお祝いをしようか。となれば最後の晩餐は長男くんの希望通りCocotteへ。 ■30 DAYS TOMAHAWK AUSTRALIAN WAGYU MARBLING(1.6kg) 7,200THB ■TRUFFLE MAC & CHEESE 240THB ■COCOTTE'S MASHED POTATOES 150THB ■FLEUR DE FRANCE -BLANC DE BLANCS- 1,390THB ■SELECTION OF 3 ITEMS 490THB (+Service Charge10% + VAT7%) いつもながらに文句無しに美味いステーキ。ここの熟成肉は本当に美味い。8歳でこの味が分かる長男は本当に金のかかる男だが、味が分からないやつなんかよりよっぽど良い。頑張って稼げる男になるんだぞ。 4人(しかも2人は子供)で1.6kgの巨大トマホークはさすがに無理があったが、次の日でも十二分に、いやこの日と変わらぬ美味しさであった。 最後にこれ以上無いほどに美味いステーキを食べることが出来て満足。 この日をもって4月12日までの3週間、タイ・バンコク都及び近隣5県(ノンタブリー県、ナコーンパトム県、パトゥムターニー県、サムットプラカーン県、サムットサーコーン県(実は最初はバンコク都だけだったのだが、その後バンコク隣県5県にまでその範囲が拡大された))のレストランからその明かりが消えることになる。 それと共に私のRettyの投稿もしばしお休み。 再びバンコクにあの明るい光が灯る日が来ることを信じて。 #タイ赴任 #バンコク都① #ステーキ #ワイン #子供連れ (♂7歳11ヶ月、♂4歳1ヵ月) #マイベスト100 #マイベスト2020 #コロナ情報 (2020.03.21.Sat)