御殿場にある人気店Maison KEIのスピリッツがぎゅっと凝縮された店が、銀座の新しいビル「とらやビル」最上階に誕生。ディレクションシェフはもちろん「小林 圭」さん、プロデュースは和菓子の老舗「とらや」。Maison KEIと同じコンビです。場所は銀座7丁目の中央通り沿い、ヤマハビルの斜め前で1階にきらびやかなブランドのバレンシアガがある高層ビルの最上階です。 2024/9/26 初めての利用。ビルの裏手が入口で、レストラン直通エレベーターがあります。11階まで上がるとそこはもうESPRIT C.KEI GINZAの世界。迷路のような通路を抜けると、突然広がる木でデザインされた天井と広いダイニング空間。温かい匂いがするのは、木の材料で囲まれてるからだろうか。席は大きなカウンター席16席、窓側にはゆったりしたテーブル席、とても広いキッチンはフルオープンです。 店内の説明をひとしきり受けた後、いよいよお料理。ベースはフレンチですが、フレンチにこだわらず、いろいろな国の素材や料理を楽しんでいただくようメニューはバリエーションされているとのこと。コースメニューはない。前菜からデザートまで各々選択していくスタイル。アラカルトなので品数は自分で決めます。前菜を2品、お肉と魚料理、デザートをオーダー。前菜は2品とも色鮮やか。海鮮が詰まった最中(もなか)はプロデュースの「とらや」さんらしい演出。冷たいスープはジャガイモペースト。インカの目覚めをに、歯応え出るようメークイン種を少し加えてるとのこと。お魚は海老料理。フワフワな身はナイフでサクサク切れてゆっくり味わえる。メインのお肉料理は、希少種となってる土佐の赤牛のフィレ肉。筋のないとてもキレイな赤、ミディアムレアで焼かられて甘さも感じる。100gですが濃厚でボリューム感じます。すでにお腹いっぱいですが、そこで終われないのがフレンチスタイル、目を見張るデザートメニューに別腹が動く。圧巻はコーヒーに添えられた小豆入りフィナンシェ。Maison KEIの名物フィナンシェの中に和菓子名店とらやの小豆、初めての食感であり、ほんのり温かいのがとても嬉しい。食事の後はひとつ上のフロアのバーへ。テラス席はいわゆるルーフトップ。ヤマハビル、GINZA SIXを見下ろす景観は銀座では希少なView Pointになること間違いなし。ブルゴーニュ産ピノノワールでいい酔いに。スタッフの皆さんの温かい振る舞いが印象的。勝手知ったる銀座ですが、新たな感動を得ることができました。