ディープな甲府繁華街はしご酒の2軒目は、1軒目を出る前に目星をつけていた狭くて暗い裏路地を少し行ったところにある普段ならお店の前を通ることもない立地にあるステーキハウス・ミニーの店先に19時すぎに到着しました。この分厚く重そうな扉は勇者しか開けることができないと思われます。 魔界の重い扉を開けて入店すると長い9人がけカウンターの一番奥ではサラリーマンが既に飲んでます。いつものようにおひとり様なので入口側に座って瓶ビール中をオーダーしました。カウンター内にはシェフとドリンク担当の男性、そして諸々を担当しているおばあちゃんの3オペです。 これでメニューをじっくり観察できます。で選んだのがポークカツレツ1900円、半ライスです。この頃におばあちゃんから瓶ビールとお通しのゆでピーナッツが手渡しで渡されました。この前にカップルが、その後に男女3人客が来店しほぼ満席になりました。 10分ちょっとして、ドロっと重くて美味そうなデミグラスソースがしっかりかかった大きく分厚いボークカツレツと半ライスです。このカツレツの豚肉と火入れ具合が絶妙です。薄ピンク色した豚肉とややザクッとした衣、そして黒々として旨いデミグラスソースが見事です。がぶりと噛むとスゥッと切れます。上質のポークが使われてて今年一番のポークでした。 このお店の佇まいと店内、そしてステーキ料理は絶対に井之頭五郎さんにも是非とも訪問して食べて欲しいです。この暗い暗い裏路地の入口に夜中に立ち尽くして腹が減った・・・と言って欲しいです。そしてポークカツレツか何かを貪るように食べてもらいたいくらいの名店です。もちろん再訪必至店です。 この日の3軒目に訪問した榮人の大将もここは美味しい、とも言ってました。