感動しました。実に素晴らしいお店です。 店主の老婦人にお伺いしたところ、三代続いたお店で今年で丁度100年目とのこと。 建物も内装も戦火や地震に耐え、当時のままです。 まず、看板建築の様式を持つ、建物正面がみごと。食品サンプルの年季。年代物の内装。窓に嵌め込まれたガラスの文様。今も現役だという大きな珈琲ミル。昭和9年に1000円(家が建つ程の値段)で購入したというYenとSenの表示がある大きなレジスター。壊れたら直しようのないものばかりとのことです。 ハヤシライス850円とバナナジュース300円を注文しました。 ハヤシライスは、牛肉がゴロゴロ入り、甘味のある懐かしい味です。 バナナジュースは、注文を受けてからミキサーを回し、鮮度が感じられます。 居るだけで気持ちが穏やかになれる空間で、気持が穏やかになれる食事でした。 以前は横の店舗で「万定」という青果店をやっていて、こちらのお店は付属のフルーツパーラーだったとのこと。 お店を出てから確認すると、隣のシャッターが降りた店舗の上に「万定」の文字がありました。 東大正門前のお店です。東大にあるイチョウの大木が散りぎわでみごとでしたので、画像を追加しておきます。 #看板建築