金曜ランチ、有給をとって前日予約して訪問。カウンターのみ6席?8席?。シェフはカンテサンス出身の深谷氏。その興味深い店名は、料理名を見て20%, 食べて60%, 解説を聞いて残り20%が分かるように設計されていることに由来。 ランチコース 8,000 ワインペアリング 7,500 食後酒(ラタフィア) 1,500 1. 最初はお手に取って一口で オリーブのマドレーヌ、セップのマカロン オリーブ、セップ(ポルチーニ)ともに香り高く食欲をそそり、この後の料理に対して前のめりにさせてくれる。w/ シャンパーニュ イヴ・ルーヴェ 2. イワシ、ズッキーニ、ルバーブ 燻製されたイワシにズッキーニ、ルバーブ、オクラ。口内にそれぞれの味わいやねっとりした食感が調和し、すっきりソーヴィニヨンブランとの相性が良い。w/ サンクト・ヴァレンティン ソーヴィニヨンブラン 3. イベリコ豚、とうもろこし、トリュフ ほろほろ柔らく、焼き目が香ばしい厚みのあるタンのグリエ、とうもろこしのチュロス、サマートリュフ、黒酢ソース。黒酢の酸味とワインのリッチな果実味が最高のマリアージュ。w/ クリストム ピノノワール 4. イサキ、熟成、ハーブ 五島列島のイサキを1週間熟成、香草とバターのソース、アスパラソバージュ。熟成魚やバターソースだと樽シャルドネかなと思いきや、シャブリ。一皿全般重みがあるのですっきりシャブリが合うなというのと、アスパラソバージュのぬめりと樽シャルドネが口内で交わらない気がするので、結局シャブリが最適解か。w/ ルイ・ミッシェル シャブリプルミエクリュ ヴァイヨン 5. 不変のアルゴリズム 伝統的な食材にクラシカルなソースを合わせた一皿。北海道和牛のトモサンカク、ビーツのフリット、じゃがいもグラタン、フランスの伝統的な赤ワインソース。肉の火入れがベスト、肉の旨みを存分に味わえる。赤ワインソースに拍車をかけるジンファンデルの果実味とのマッチングも興味深い。w/ ベッドロック ジンファンデル 6. 温かい、お口直し、タイヘイコウカイ 中国の緑茶、口の油分を取り払って次のデザートへ。 7. 異なる食感 レモンのタルト仕立て。サブレ、レモンのムース、パイナップルソース、ホワイトチョコでコーティング。その名の通りさまざまな食感が楽しめ、折り重なる味わいとラタフィアの相性も良い。w ラタフィア ドラピエ 8. お茶菓子 チョコのブラウニー、シュークリーム、エスプレッソでフィニッシュ。 独創性あふれる、また味わいや食材の折り重なりを楽しめる各種料理はすごく楽しかった。さらに1番印象的なのは、ワインのペアリング。王道のペアリングからあえて路線を外し、でもきちんと理論立てて道を外していない。ペアリングを考えるのが楽しいとソムリエさんも仰っていたが、そのような方がいるレストランで食事をするのは楽しいなと改めて思えた。今度はディナー訪問したい。