Kayo Kadono

Kayo KadonoさんのMy best 2021

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1

福岡県

寿司

Kayo Kadono

博多、ミシュラン三ツ星のお寿司屋さん。 今までの人生で最高の和食店だった。格が違う。 堺大将、おだやかで腰が低い、日本の伝統美のすばらしさを体現した人間国宝のような方。 それでもお客一同、世間話などせず料理に集中。そんな雰囲気とオーラ。 お弟子さんたちに対しても決してきつくあたらない。それでも、大将の一挙一動に注意を払ってきびきび動いている。 超一流の大将は、お店の雰囲気すら作り上げてしまうと知った。 そしてそのお弟子さんたちも、サービスマンとしても超一流。客のちょっとした動きからでも何をしたいかをすぐ読み取り、こちらがお願いするまでもなく行動してくださる。 つまみもにぎりも、全体的に滋味深く繊細で上品。それでいてものすごいおいしさ。 大将、ひとつひとつ、どんな状態でどういうおいしさがあるのか、丁寧に説明してくださる。どういうおいしさかってところ、私には正直半分程度しかわからなった。お寿司ってほんと奥が深い。そんな私でも感動は十二分。 28000円のおまかせコース、ソフトドリンク2杯、トータルで32120円。クオリティに対してありえないコスパだし、ソフトドリンクも1杯600円と良心的だった。

2

鳥取県

日本料理

Kayo Kadono

鳥取在住のグルメな方が毎月のように通い、いちおしされているので行ってみた。ミシュラン2つ星。 予約の電話を入れたときから、とても温かい印象を受け、ほっこりいい予感がしていた。 その予感、期待をはるか上回る形で的中。 とても温かく、いろいろと教えてくださった。 料理は何をいただいても絶品☆特に出汁のおいしさが秀逸で、しみじみ印象深い。 予約時に、県内からか県外からか尋ねられ、県外からの人の場合、地物をたっぷり入れたコースにしてくださる。(お客様はほとんど県内の常連さんで、偉い方が多いようす) 今回はもさえび(鳥取県ならではのえび)を食べてみたかったのでその旨伝え、特別にたっぷり入れていただき10000円。 申し訳ないくらいすばらしいコスパ。大将のお話をお聞きしながら素晴らしい料理をいただき、超一流の料理人が良心的に経営すると、この価格でこの料理がいただけるものなのだと知った。 昨今の東京で、バブルのように沸騰した価格、しかも予約困難な料理店に伺うことが、ばかばかしく感じられてきた。それを需要する客がいるから、供給するお店の経営が存立し得る。

3

福岡県

寿司

Kayo Kadono

今まで照寿司劇場などといろいろやってきたが、2021年は照寿司アドベンチャーだそう。自らの強みを活かし、唯一無二を築き上げた天才と一緒に冒険する^^ 大将のパフォーマンスのみならず、料理も強烈なインパクト。 つまみ、豪華食材を3つくらい一口でいただいて、贅沢すぎて何がなんだかわからなくなる笑 握り、酢飯が茶色になる強烈な赤酢のシャリとそれに負けない強いネタ。 照寿司の食材の9割は九州もしくは山口。 そのうち80%は北九州産。地元のよいものを発信したいという想いから。 「その辺で獲れた○○」がちょくちょく出てきた。これは、産地に気合いが入っていないのではなく、むしろ地元愛が込められた、大将が一番大事にしているところ。 そんな想いやご活躍が高じ、北九州観光大使も務めていらっしゃるそう。全員に名刺が配布される^^ 一方でお客様は北九州の方は1%、後は全国、全世界からいらしているそう。 NYでのお仕事はよく知られているところだが、それ以外にもサウジアラビアの国家的な仕事など、コロナ前はいろいろな国での仕事を予定されていたそう。 まさにグローカルの推進者。料理のみならず、コミュニケーション力、発信力、マーケティング力なども想像以上で圧巻。 それでいて実際お会いした渡邊大将はとっても元気でおちゃめな44歳。笑いのセンス抜群なだけでなく、客の機微をとてもよく見て気が利いている。ホスピタリティにあふれている。 大将は、成澤シェフをとても尊敬しているそう。たしかにNARISAWAのメニューにも美しく綴られたフィロソフィー、日本の野山への慈しみ。地元を愛し世界に発信している大将の精神に相通ずる。 絢爛豪華な極上素材のオンパレード。 その割に価格は良心的でコスパがよい。38500円のおまかせコース。 たくさんの演出で怒涛の2時間。客に強烈なインパクトを残し、幕を閉じる。 初めて訪れた北九州。4軒中3軒が今年のベスト10入り。食でも最強のこの街、すっかり好きになった^_^

4

東京都

フランス料理

Kayo Kadono

8月から26歳の森達朗シェフが就任して新規一転した、長谷川稔グループのレストラン。 料理、長谷川稔のクローンのような印象☆なので、てっきりこの日は長谷川シェフが厨房にいらっしゃるのかと思ったら、いらっしゃらないと最後に告げられた。もし最初に告げられていたらがっかりしていたと思うが、最後に告げられ、こんな素晴らしいシェフを冠するレストランに出会えたこと、とてもありがたく思った。森シェフ、長谷川シェフにいろいろ教わったとおっしゃっていた、短期間でここまでキャッチアップできてしまう方が世の中にはいるのかと感嘆する。 8-9月は長谷川シェフ監修のメニュー、10-11月も長谷川シェフ監修だが森シェフ独自色が強まり、12月からはほぼ独自だそう。どう変化していくのかも楽しみすぎる。といっても予約が取れなそうだけど。 料理のみならず、ドリンクも、過去に出会ったレストランの中で最高のおいしさ☆ ソムリエの方々のホスピタリティと高すぎるスキルにも感動☆ まず、料理のことをよく教えてくださる(個人的には重要ポイント)。 お酒のみならず、トーク、もてなしのプロとしても超一流。1人1人のニーズをくみ取ってのサービス。それでいてサービスとは、というご自身ならではの哲学も持ち合わせている。 さらに、ソムリエやサービスの皆さま美男美女ぞろい、最後に出てきてくださった森シェフまでイケメンでびっくりした(食べログの写真よりずっと)。全体的にとっても華のあるレストランだし、そういった美の要素も大事にしているんだろうなとお察しする。 そんなこんなで、日常世界とはかけ離れた、天空のリゾートに遊びに来たような浮遊感的な楽しさもあった。今となってはすっかり遠い存在となってしまった東南アジアに旅行しているときのような。

5

東京都

割烹・小料理屋

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あの石かわグループが、和の枠を超えてオールジャンルの料理を出しているお店という前評判。今はなき、ナンペイダイでもかなり感動したこともあり、石かわグループの中でも一番行ってみたかったレストランでずっと楽しみにしていた♪ ナンペイダイのアジアンリゾートのようなインテリアのイメージを持っていたこともあり、玉串などが美しく飾られたかなり和テイストなカウンターに案内され、少し驚く。 超人気店にもかかわらず、コロナ対策で席にしっかりゆとりを持たせてくださっているので、カウンター席でも密の恐怖がなく、料理人の方々のお話を伺いながらリラックスして楽しめる、最高のテーブルセッティング☆ フレンチの高橋シェフと、石かわグループに10年ほどいらっしゃるカクランドさんのお店。カウンターではカクランドさんとあとお二人の料理人の方々。みなさま20~30代前半と若くして活躍してらっしゃる方、料理について詳しく教えてくださるし、明るくて元気で楽しいトークで、こっちまで明るく元気になる^^ フレンチ(昔のトラディショナルなものからフュージョンまで)、中華、エスニック、イタリアンを感じさせるオールジャンルのものがでてきてとっても楽しい♪ それでいて、隠し味でおいしさを引き立てているのは、純和食の出汁であったりと、和食に真髄を大切にした、石かわイズム的な料理が多かったように思う。 応用をきかせて華麗に花開いてはいるが、芯には和食の確固たる土台がある、これがNKの最大の魅力と絶品料理の数々の所以、日本人の琴線に触れる所以であるように思う。 これまで訪れた石かわグループの数々の中でも、一番満足度高く楽しかった。方向性が好みにばっちり合っていることもあり。 カクランドさんいわく、石川大将の指導は料理に対する姿勢を教えるもので、レシピなどを教えるものではない、石川大将のコピーでは×という指導だそう。私は、石かわグループの名店の数々の料理は、それぞれが個性を放ちながらも大きな方向性は同様と思っていたので、これを聞いて驚いた。そのような指導だと、結局ご自身で考えて生み出すことのできる方しか大将の認める素晴らしい料理人になることはできない。石かわグループの数々の名店はそういった類まれな才能を持つ方々の努力の成果なのだと、改めて感嘆した。

6

東京都

創作料理

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9月にオープンした石かわグループのフレンチの新店。旧ナンペイダイの跡地にオープン。 もともと石かわグループの大ファンだし、石かわグループフレンチって新しいし、ナンペイダイの内装も大好きだったので、とっても楽しみにしていた。 エントランスから内装。私の記憶の限りではナンペイダイそのまんま。とってもかわいくて立派な金魚が4種もいる以外は。コロナで今となっては遠い存在となってしまったアジアンリゾートそのもの。日常とは別世界☆ 加藤シェフは、函館ご出身、モリエール、inua、Nomaとエリート街道を突っ走り、今度は石川大将にグループのフレンチを任される。石川大将とは、モリエール時代に三ツ星つながりで知り合い、inuaが閉店して困っていたら、LINEでスカウトされたそう! 28歳とお聞きして驚く。料理もトークもとっても熟練されていたから。 料理。石かわグループならではの、なじみの素材をありえないおいしさに仕上げる魔力、モリエールご出身ならではの正統派フレンチ的なソースのおいしさ(フュージョンのみ経験したシェフにはできないことだそう!)、inua、Nomaご出身ならではの美しいプレゼンテーションや斬新な発想、そしてアジアンリゾート的な内装を活かした演出。 シェフの若さ、しかもオープンして2か月弱とにもかかわらず、すでに集大成を見ているかのよう。とはいっても、今後ますますシェフをはじめとする料理のみなさま成長し、お店としても成長し、さらなる素晴らしいレストランになるのだと思うけど。 お決まりコース+ソフトドリンク1杯でお会計36000円ちょっと。

7

静岡県

懐石料理

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みなさま、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 茶懐石×カウンター×地場の食材=唯一無二の価値 焼津の街。有名なのでだいぶ前から知ってたけど、降り立つのは人生で初めて。駅前は思いの外閑散としているシャッター商店街。少し歩くと閑静な住宅街。 そんな住宅街の中にたたずむ古民家がこちら、温石。大きな窓からダイニングが望める建物の入り口はすぐそこだけど、わざわざ遠回りして美しいお庭を歩いて裏口から入る、という演出。しみじみテンション上がる♪裏口から見える離れには、個室などがあるそう。 もともと茶懐石のお店だったのを、今の大将が継いだそう(2代目)。 コースの随所で茶懐石の要素が登場し、さらにカウンターではすべての調理を拝見でき、とってもおもしろい。 地場の魚を多用していて、魚好きにはたまらない。 磨き抜かれた木目調の内装と相まって、全体的におだやかでほっこり温まる雰囲気。 いただいたのは以下、11000円のコース。超良心的。 数々の絶品料理の中でも一番感動したのが、超シンプルな炊きたてご飯。 ★9.5炊きたてごはん まずはごはんだけ少々いただく。牧之原産コシヒカリ。 このつやつやの炊きたてごはん、超絶においしかった!私の中で過去最高の白飯☆ ただ、これほどのおいしさは、ほんの一瞬、炊き上がった瞬間のみっていうはかなさ。

8

京都府

フランス料理

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この上ない空間に完全にノックアウトされました。 大正時代に建てられた呉服店の屋敷をリノベーションした一軒家レストラン、築100年だそう!これは訪れる前から知ってたし、写真も見ていた。それでも、実際訪れると予想をはるかに上回る極上空間。 ただでさえ素晴らしい建物、でもちょっとでも手を抜くとそれは大正時代の建物、すぐ鄙びた感じになると思う。でもMOTOIでは、古くて立派な良い部分は残し、洗練された新しいイノベーションをしている、インテリアも含め。だから古臭い感じがなく、華やかなゴージャスさすら感じさせるオーラがある。 お庭側の窓は、壁ほぼ一面窓になっていて、美しい日本庭園が望める。内装と見事に調和していて、しみじみ感動する。 この空間に食事中の2.5時間いられるっていうだけでもこの上ない幸せ。 料理は、イノベーティブと想像してたけど、わりとわかりやすい構成。京都を意識させる可憐で美しい演出が琴線に触れた。シンプルにおいしいっていう満足度も高かった。中華っぽい要素もさりげなく登場して楽しかった。 サービスは人によってかなりばらつきあり。料理のことをきちんと勉強している人とそうでない人がいた。素晴らしい方のサービスは、ホスピタリティ含め本当に素晴らしかった。 COLLECTION DE SAISON 旬のコレクション という素敵な名前のコース。 コース8500円、ソフトドリンク2つでお会計12000円ちょっと。コスパもすばらしい。 貴重な京都での一食、MOTOIを選んで本当に良かった。 また京都で感動、素晴らしい思い出がひとつ増えた。 ますます京都が好きになり、憧れが強まった。

9

東京都

フランス料理

Kayo Kadono

私はコペンハーゲンのレストランが大好き。Cronyには、そんな北欧テイストを勝手に期待し伺った。結果、期待をはるかに上回る感動☆ 北欧のレストランを思い出させるものも多かった。緑とガラスをモチーフにした、センスあふれるこなれた外観、料理の見た目全般やアミューズの可憐な花を使った美しさ、サステイナブルなどの食材に対する接し方など。 でもそれだけでなく、フレンチの良さを取り入れたり、そしてかなり独自の要素も取り入れていて、唯一無二を作り出していた。 しかも、ものすごくおいしかった。←感動を大にしたメインのポイント サービスの方々もみな、ひとつひとつの料理の細かいところまでよくご存知。ワンチームでひとつの作品を作り上げてるのが伝わってきた。Cronyから言わせれば、ワンチームなのはお店の方々のみならず、生産者や業者の方々も含めてですよってところなんだろうけど^^。 お会計はソフトドリンク1杯プラスして20000円弱。コペンハーゲンのレストランの価格帯や、東京で同じくらい感動するレストランが軒並み30000円超えることを考えると、この値段でこの感動は格安に感じる。

Kayo Kadono

訪問直前まで存じ上げなかったこちら。 とあるテレビ番組で偶然東京焼肉店の座標を見つけた。人気店を、ムーディーvsわいわい、高級vsお手頃の2軸で評価して並べたもの。焼肉X、なんとけんしろう、よろにくなどを差し置いて、最もムーディーかつ高級なお店に位置している。いったいどんなお店なんだろうと謎に包まれながら、とっても楽しみにしていた。 実際行ってみて、この座標におけるポジション、かなり納得。ワインボトルがぎっしり詰められた、木製の重厚な隠し扉的なエントランスから入り、他のお客さんに最初から最後まで接することなく、黒基調&ベルベット椅子の個室で素晴らしいおもてなしを受け、お姫様気分での豪華ディナー☆ このコンセプト&西麻布っていう立地から、ぎらぎらした港区おじさん的なお店を想像していたが、実際は想像より上品で落ち着いていて、居心地よいのも良かった。ゴージャス感は予想どおりだったので、たぶん個室だったからそう感じることができた。 そこで気になったのがこのお店の客層。尋ねてみたら、20~60代と年齢層は幅広く実業家が多く、仕事の集まりで使われることもあるそう。まさに接待焼肉。でも、こんなにしょっちゅうお店の方が入ってきたら機密からむ話は何もできないなっていう。 いただいたのは宙~SORA~という35000円もするコースにノンアルコールペアリング。 個室なのに目の前でさまざまな演出、詳細な説明を伺いながら目の前の鉄板焼きで仕上がって行くのを拝見できる。しかもとてもおいしい。 焼肉にはこんな楽しみ方があるのか!っていう。かつて経験したことないし、今後もこのお店以外で経験することはないのではっていう超贅沢な体験☆ ノンアルコールペアリングもかなり秀逸☆極上のものが惜しみなく提供され、焼肉との相性も抜群だった。