有給消化を大事に使おうシリーズ。 ラーメンの虜になってはや30年、念願の中華蕎麦とみ田へ訪問できました。 濃厚魚介つけ麺、と一口に言うのは簡単だし、それなりのものはなんならコンビニで(それこそとみ田プロデュースのやつとか)充分のものが食べられる昨今ですが、やはり本物は違いました。 大事な事なのでもう一度。 「本物は圧倒的に本物」 店に入り、本物の富田店主が出迎えてくれてこの時点でラヲタ歓喜。山岸一雄さんをはじめてお店でお見かけした時以来にラーメン屋でキョドってしまいました。 注文はつけ麺中盛+特製(チャーシュー5枚、味玉、焼売)。 お弟子さんがチャーシュートッピングの準備をしつつ この時間帯のお客が皆着席するタイミングで富田店主がラーメン、つけ麺を作りはじめます。 その手際に見惚れながらチャーシュー盛、焼売、味玉が順に膳へと運ばれてきて、 まずは麺。 この滑らかな口当たりは未経験。つけ汁にほんの少しつけて麺を全力で啜る。口、鼻、喉に広がる小麦とつけ汁の旨み。 これは油断してると麺があっという間になくなるやつです。 慌ててバラ肉を麺に乗せ汁に潜らせて一口。優勝。 そこから軟骨をほぐし肉風に半分をつけ汁に沈めながらもう半分を麺と一緒に。二連覇。 そして見るからに美味そうなジャンボ焼売。なぜここにビールがないのか。血の涙を心で流しながらまずは何もつけずに半分をパクり。肉汁が口内で暴れ回ります。これはいかんと慌ててつけ汁を絡めた麺を口内に送り沈静化。三連覇。 もう麺が半分に。まだチャーシューは3.5残っているのに! 汁節約モードに入るところで店員さんおすすめの麺味変、山椒を麺にまぶします。山椒のピリリとした香がその場を支配、たまらず山椒をまとった麺をそのまま一口。これだけで特盛いけると確信。 とはいえ現実は中盛りなので汁を節約。 しかし、その結果、ローストポーク、焼き豚、煮豚本来の重厚な旨味が引き出されてしまいさらに追加で3回優勝。 なんとかつけ汁を残せたのでスープ(お出汁)割をお願い。 これも富田店主が作ってくださり感激かつ恐縮。 丁寧な仕事ぶりを眺めているとほどなく海苔がふんわり薫る上質なスープが運ばれてきました。 口に運べば魚介の風味が次々に口内に溢れつつ、嗅覚は海苔の香りに満たされる極上体験。 この時間を終えたくないとゆっくりじっくり味わって、この最高の体験をおえました。 8連覇です。 かつてのバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ、レアル・マドリー、ユベントスでもなしえなかったであろう(ソース未確認)偉大な体験でした。 やはり、本物はちゃんと本物なのですね。 ご馳走様でした。