”ビステッカ料理の雄” 2020年に行ったお店の中でも、ずっと行きたかったし、その期待値をしっかり超えてきてくれたお店。 いつかメディアで紹介されて以来、最高のビステッカを体験できるお店ということでずっと行きたいリストに… そんなお店にやっと訪問できたの2020年のクリスマス直後。 よくある「クリスマスメニュー」と言ったものはなく、あくまで平時のコース料理が提供される。 店内は白一色で、行ったこともないがサントリーニ島を思い出させる笑 オーダーしたのは「ビステッカコース」で、内容は以下の通り。 ・パン:パンが美味しかった。ぶん釜か何かで焼いているのか、パン生地が普通のオーブンとは違い、香ばしさが美味。 ・コンソメスープ:超絶シンプルなコンソメスープ。寒い夜だったので、優しく身体の中から温められ、良い感じに食欲も増す。 ・鯛のカルパッチョ:トッピングのピクルスの酸味、甘味も抑えられており、さっぱりと。 ・タン元と季節野菜の一皿:ちょっと記憶が曖昧だが、秋野菜を焦したものがトッピングされた一品。これまた優しい味だが、少しずつビステッカに向かっている感じが面白い。 ・白子、紅芯大根、レモンのパスタ:これは美味しかった。白子とねっとり感とレモンのキレがここまで綺麗に合うとは驚き。またレモンの苦味がちょうどよく、白ワインの最高のお供となる。 ・ニョッキ(忘れた):ソースが確か赤い野菜から作ったものだったが、記憶が曖昧。ただ見た目とは異なり、味は柔らかく、ニョッキを美味しくいただける。 ・ビステッカ:本命ビステッカ。カットする前の状態を見せていただける。自然の火を操っているとは思えない火入れ。お肉の味ってこれですよね、って感じ。決して柔らか過ぎず、でも美味しくいただける焼き加減。備えつけのじゃがいもは熟成3年とのことで、甘味が凝縮されている。 ・デザート(メレンゲ、カカオ):カカオも濃厚過ぎず、食後でもぺろっと食べられる。 いろいろなお店を行くが、期待値が高すぎると大体裏切られることが多々あったが、当店はしっかり期待値以上で、初めての「ビステッカ」は最高に良い思い出となった。