**和の要素をふんだんに取り入れたモダンフレンチ**
ラーメンだけでなく、フレンチも好きで時々リサーチしています。12月上旬、Rettyでも人気の高いこちらのミシュラン店に初めてお邪魔しました。
ランチコースは1種類(1万円、税サ別)。
◎ウエルカムドリンク:5枚目
日本酒、濁り酒、白ワインをブレンドしたもの。金箔コーティングのおとそで。
おもしろ美味しいお酒ですが、相方には少々強すぎたようで。
◎パンは大阪のシュクレール製:10枚目
届けられたパンは店内で一度蒸しているそうです。
このパンに添えられのは、バターではなく、絹ごし豆腐と自家製サワークリームを合わせたオリジナルペースト。これが爽やかな口当たりで、パンに最高に合います。
ちなみにコースに付くお水は「春霞」。秋田のお酒を作る水だそうです。
◎ソフトドリンク(追加):5枚目
宇和島の文旦を使用したマンダリンジュース(1,000円)はスッキリとした味わい。相方が頼んだホームメイドジンジャーエール(1,200円)はジンジャーが強めでなかなか美味しかったです。
****以下、コース料理****
★アミューズ1【歳時記】:6枚目
〜兵庫産 セイコ蟹のほぐし肉とカリフラワー〜
蟹肉とカリフラワーのコラボ。ハム風味の香ばしい泡が添えられ、スッキリとした美味しさを表現しています。
その隣には、柚子を液体窒素で凍らせたものが添えられています。爽やかなお口直し。
★アミューズ2【アップルパイ】:7枚目
〜あん肝、牛蒡、黒トリュフのアップルパイ〜
なんとパイは赤い箱に入っています。箱を手で持ちながら、ファーストフード感覚でいただきますが…
あん肝とゴボウの相性の良さ、トリュフの風味もあって、なかなか美味しいです。
↓Excellent!!
★前菜1【北極星】:8枚目
〜帆立の薄づくりに大根を添えて〜
ライムとエシャロットのヴィネグレット(ドレッシング)、白味噌を合わせます。
帆立の旨味とライムの清涼感が融合して、舌を存分に喜ばせてくれます。これは素晴らしい‼︎
★前菜2【定点】:9枚目
〜蕪(カブ)のステーキ〜
パセリのジュレを合わせて。下にはキントアハムを纏ったブリオッシュを散りばめてあります。
季節を通して提供される定番料理だそうで、カブをステーキ感覚でいただきます。カブ本来の旨味・甘みを堪能できます。
★メインの魚料理【抱擁の秋】:2枚目
〜ハタの炭火焼〜
舞茸、銀杏、根セロリのピュレとともに。焦がしたラルド(豚のラード)を合わせて。
ハタはヨーグルトに一晩漬け込んでいて、臭みが抑えられています。
ラルドでハタの美味しさが引き立っています。
↓Excellent!!
★メインの肉料理【海の神、山の神】:1枚目
〜七谷(京都府亀岡市)の鴨炙り焼き〜
ブランダード(タラとジャガイモをペースト状にしたもの)のソースとビーツのジュレを合わせて。
長ネギ、カーボロネロ(ケール)の枯葉をトッピング。
鴨は胸肉ともも肉を一片ずつ。ビーツの風味が加わり、肉の旨味を引き出しつつも、癖や臭みを一切感じさせない仕上がりです。ことわざ通りネギとの相性も抜群。素晴らしい一品です(^O^)
そして…なんとメインの肉ではナイフを選べます。フランス ライオール(Laguiole)村のナイフだそうで、「レフェルヴェソンス」(泡の意味)という店と同じ名前のナイフを選びました。
★口直しのドリンク:12枚目
〜ワールドピース〜
ドリンクはピーナッツミルクに「百年の孤独」という焼酎を合わせたもの。ピーナッツの旨さが光りますが、アルコールは強め。これも相方にはキツすぎたようで…
★抹茶:13枚目
最後に抹茶を入れてくれます。
流派は宗和流で、スタッフ全員が東中野の教室に通っているそうです。
★お菓子【帰郷】:3・4枚目
抹茶に合わせるお菓子は
・山葡萄を栗のペーストで包んだもの。林檎ソースを合わせて
・そばほうじ茶のアイスクリーム
・チョコとラズベリーのケーキ
・ガトー マルジョレーヌ
・干し柿を巻いた餅
どれも苦い抹茶によく合います。
でも、やっぱりコーヒーが欲しいかなぁ(^◇^;)
お土産にパウンドケーキをいただきました。手作り感満載のしっとりとした食感で、これまた美味しかったです。
ご馳走さま。
和風アレンジのフレンチというと、横浜「霧笛楼」を思い出します。あちらは親しみ易いテイストで老若男女、家族全員で楽しめるような店でした。こちらはよりモダンな印象で、家族会と言うよりは、フレンチ好きの友人やカップルでの利用に良さそうです。
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