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Masaki Kobayashiさんの My best 2023

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東京都

フランス料理

Masaki Kobayashi

6月30日…東麻布から "アークヒルズ仙石山森タワー1階" に移転された8年目の『Restaurant L'aube』です。たくさんのお祝いの胡蝶蘭が飾られて華やかなファサードでした。 東麻布のお店ではゲストから舞台のように見えるキッチンが大好きでしたが、移転後はその雰囲気がより近く、ライブ感覚でシェフやスタッフの方々を見ることができました…私にとってこの空間と距離感はこの上なく楽しい!テーブルのセットもセンスいいよなぁ。 今晩はフラッグシップのコースにペアリングをオーダーしています。 ミシュランスターシェフである今橋シェフの料理はコンテンポラリーな皿でありながら奇を衒わないオーセンティックなフレンチだと思います。 毎度私が楽しみなのはメニューには掲載されていないこの店のアミューズです。手間のかかった小品が5品程出されますが、どれも抜群に美味いので感心します。アミューズが適当だったりハズレの店のコースってその後で逆転することってありませんでしょ? 前菜群は「北海シマエビ/雲丹/和歌山の鮎/アーモンド/フォアグラ/長崎産鮑」を擁した3品…素材が美味いのは当たり前なんですが、私はこの前菜群にかかる今橋シェフのソースがいつも楽しみなのです。今回もどのソースも秀逸。特に「フォアグラ/鮑」にかかったソースはセップ茸で作られたとのこと…これがまたメチャメチャ美味かったなぁ。 "もったり" としたソースを今橋シェフはお得意なのです。 ポワソンの『長崎五島のクエ』やヴィアンドの『土佐あかうしのサーロイン』も言わずもがなの逸品…メインの2品はよりオーセンティック色の強いフレンチの王道のような料理だったと思います。 平瀬シェフのデセールが出される前にはテーブルクロスを交換されます。この店のパティシエは他とは違うんだ…ということがゲストに強烈に意識される瞬間です。 一品目は『メロンとジュンサイ』…ジュンサイ??ってあの "じゅんさい"?って感じなんですけど、センスが飛び抜けてる人が作ると結局メチャメチャ美味しくなるのです。 『桃とレモンヴァーベナ』は平瀬シェフらしい皿のビジュアルです。味は相変わらず素晴らしいのひと言…レモンヴァーベナの香りが効いた夏らしい逸品でした。 平瀬シェフは私の周囲の催事好き、スイーツ好き女史達からはまるでアイドルのような人気です。三越伊勢丹が主催するフランス展では『Laboratoire L'aube SHOKO HIRASE』の出すアシェットデセールは全て制覇して「やっぱりショウコヒラセは裏切らない」というのが合い言葉になっています…秋のフランス展が今から楽しみなのです。 決して堅苦しい雰囲気でなく、レストランが持つ多くの魅力を極めて高い次元で体験させてくれる都内有数の "カッコいい" レストランだと思います。 全力でオススメします。 #フレンチ #マイベスト2023 #私が応援したいお店

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神奈川県

イタリア料理

Masaki Kobayashi

私の自宅からほど近い "中川" なんてマイナーな駅にある小さくて可愛くて素敵なレストラン…今年のマイベストです。 2月にランチに伺って以来、3ヶ月振りにディナーで再訪しました。 ランチの際はその費用対効果に驚きました…若いご夫婦がオーナーの小さなレストランですが、レストランとしての理想がギュッと詰まったようなお店です。 アラカルトで… 『前菜の盛合せ』 『ゴルゴンゾーラのクリームパスタ』 『馬肉肩ロースの炭火焼』 『ティラミス』 ワインも3杯飲んでとにかく腹がはち切れそうなくらいひとりでよく食べました。 小さな黒板にビッシリと書かれたアラカルトのメニュー…これだけではなくデフォルトのメニューもたくさんあるんです。 シェフはこれだけの種類の料理をひとりでこなしています。 仕込みをどうやってるんだろう?って素人でも不思議に思います。 色んな仕掛けのある料理出してるのに…。 出される料理はこんなマイナーな街にあることが奇跡のようなレベルにあります。 都内の世間一般的に "美味しい" と評されるイタリアンと比べても何の遜色もありません。 若いマダムは元気で明るくて可愛らしい方…彼女がひとりでホールを仕切っています。 二人とも一生懸命で何だか胸が熱くなるのです。 レストランってこういうものなんだなぁ…グランメゾンやミシュランもいいんだけど、その空間や時間、見るものや感じるものに感動がないとね…レストランってそういう場所ですから。 お二人とも頑張り過ぎて身体壊さないようにね。 これからも食べて飲んで応援させて頂きます。 #マイベスト2023 #イタリアン #私が応援したいお店

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静岡県

フランス料理

Masaki Kobayashi

フランスミシュランガイドで★★★を獲得したパリ『Restaurant KEI』の小林 圭シェフと「とらや」が2021年1月にコラボしてオープンしたレストランです。 コロナ真っ只中でありながらチャレンジするも全く予約が取れずにほぼ諦めていましたが、2年過ぎてやっと伺うことができました。 せっかくなのでフラッグシップのコースをオーダーして、メインはパリでもスペシャリテとして出されている「ランド産 仔鳩」に変更しています。 今日のコースは当然ながらどれも美味しかったのですが、特に印象に残った皿は3皿ありました。 前菜の「庭園風季節のサラダ」…スペシャリテだそうですが、野菜を30種類前後盛り込んだサラダで、食べるときの注意点はよ〜く混ぜること。白い泡(レモン風味)とトマトのソースなど4種が混ざって、緑色に変化します。ひと口ごとに違う味に変わる、素晴らしい一皿でした。 もう一皿はやはり前菜として出された「キノコのリゾット」…これまたリゾットにソテーしたキノコを混ぜ合わせるのですが、これが単純にメチャメチャ美味しかったです。私、リゾットは好んで食べないのですが、他と何が違うんだろう? 最後の一皿はポワソンとして出された「金目鯛の鱗焼き」…正確にはその皿に添えられた「マスカット」と "漬物" ?のような強めの塩気の効いたソースとの調和が素晴らしかったな。マスカットの"甘さ"とソースの"塩気"や"酸味"、鱗焼き独特の"香り"が相まって、思わず「おおっ!」と声が出る程。このソースはいい意味で複雑怪奇な逸品でした…日本人じゃないとこの調和は創造できないかもね。 「蝦夷鮑とイカ墨のソース」、「ランド産 仔鳩」は料理というより素材の良さが先行しているもののとても美味しく頂きました。 デセール3種も素晴らしかったと思います…「とらや」の"餡こ"を擁した「ヴァシュラン」は流石のひと言。 それと、当店のパンはあの『ブーランジュリー・アダチ』のパンでした…久し振りにアダチのパンを食べたけど相変わらず美味しかったです。 今日は平日のランチでしたが満席でした…リピートのお客様もいらっしゃるようですが、私含めて車で来ているゲストがほとんどなのでワイン等のアルコール類があまり回転されていないように思われます。それ故でしょうか…コースの中に通常は含まれる最後のコーヒー・紅茶も有料のオプションになっています。 それでも、料理の内容、サービスや店の雰囲気、晴れれば目の前に富士山が美しく見えるロケーション等、この店が持つ付加価値を考えると、料金は破格だと思います。 文句なく今年のマイベストです。 次回はワインが飲めたらいいなぁ…。 #マイベスト2023 #フレンチ

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東京都

フランス料理

Masaki Kobayashi

シェフの華麗なる経歴で話題先行のお店です。佐藤佑樹さんやyoko satoさんがオススメされているので間違いないことは確信していましたが、その期待を上回る素晴らしい料理を堪能しました。 6席のカウンターと4席の個室があるようです。レストランとして小さな箱ですが、カウンターの席間を含め狭さは感じません。 シェフとの距離は極めて近く、ライブ感があって楽しいです…私は料理人の料理をしている際の所作を見るのが大好きなのでこのカウンターは特等席です。 席につくとカトラリーのセットは箸だけで、前菜の数品まで和食に近い料理が出されます。シェフが直近まで日本料理のお店にいらっしゃったからこそです。私自身、フレンチと日本料理のフュージョンはなかなか難しいと感じているのですが、「味噌と銘打っているものの実は味噌は使っていない」アミューズだったり、前菜の「白子の天ぷらとトリュフ」の組合せの"妙"や、「穴子と九条葱」の穴子の食べさせ方が私には初めてで、これがメチャメチャ美味しかったり…陣内シェフの試みは見事に成功していると思いました。 「鰆のロースト」は嫌でもシェフの経歴を思い出させてしまいますし、比較もしてしまうのですが、火入れも絶妙でとても美味しかったですね。 宮崎のご出身ということで宮崎愛の強い食材が出されましたが、鶏・豚・牛も問答無用に美味しかったです。 ソムリエール女史のサービスも素晴らしく、2時間超、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。今晩もカウンター6席は満席でした。これからもきっと人気のお店になられるに違いないものと確信します。 陣内シェフのとても誠実に料理とゲストに向き合っている姿が印象的でした…また伺わせていただきます。 #フレンチ #フュージョン #マイベスト2023

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東京都

フランス料理

Masaki Kobayashi

" ダイナースクラブ フランスレストランウィーク" が9/22~10/15まで開催しています。 今回、運良く5,000円のクーポン券が当選したので、ちょっと早い私の誕生日で当店のランチを利用させてもらいました。 当店はGSIXの13階にある【THE GRAND GINZA】のメインダイニング【THE GRAND 47】が正しい店名のようです。 ダイニングの大きな窓から望む景色はランチ時よりもディナーの方が映えるかな…建物が明るくなってからの方がムードがあるように思えます。 レストランウィークのメニューは「アミューズ~前菜~スープ~ポワソン~ヴィアンド~デセール~コーヒー/紅茶」のフルコースになります。一皿毎のポーションも大きくて食べ応えがありました。 今日の印象的だった皿はヴィアンドの「金華豚のシャンヴァロン」です。金華豚の厚みがビックリ…それでいて柔らかくてとても美味しかったなぁ。オーブンで焼いてパサっとした肉に金華豚の脂身が合わさって何とも美味でした。 もう一皿は、この店に来た目的のひとつ…デセールにオプションでオーダーした「銀座 マキシム・ド・パリのナポレオンパイ(苺のミルフィーユ)」です。これまたなかなか大層なポーションで出されるので食べ終わると超満腹になります。ただ、このデセールは流石に必食ですね。通常のランチコースのデセールに700円で追加できるなら、パイが嫌いでなければオーダーすべきです。大変美味しかった。 けど、この店で一番感心したのはフロアのサービス陣です。ギャルソンやセルヴーズの方々の接客やすれ違うスタッフの方々は皆さん笑顔で「お誕生日おめでとうございます」と声をかけてくれます…これ、なかなかできないですよ…嬉しかったな。 とてもいいレストランでした…この店、もっと評価されていいと思います。 若いカップルのちょっとした記念日なんかにオススメです。 #フレンチ #誕生日 #マイベスト2023

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東京都

フランス料理

Masaki Kobayashi

昨年4月にオープンし、既にミシュランの "NEWセレクション" にも掲載されているレストランです。 ブティックかジュエリー店のようなファサードで、知らないとここがフランス料理のレストランだとは気づかないかもしれません。カウンター10席にテーブル/個室もあるようです。2名〜の予約ですが、無理を言って "おひとり様" で予約させて頂きました…ありがとうございます。 着席すると、円型の器には鴨川の農園で採れたハーブや花々が詰まった中に単語帳が隠れています…これに今日のメニューが書かれているのです…オリジナリティのある小さなサプライズで面白い。 今晩は目の前でシェフやスタッフの方々の動きを見ることができる席でした。私にとっては特等席にいる気分です。 手の込んだアミューズ3種から始まり全11品のコースでしたが、出されるタイミングも絶妙で國長シェフの技術と手際の良さに感心しきりでした。 最も印象に残ったのはポワソンとしてラインナップされた『真鱈のボンファム』です。國長シェフは「ル・マンジュ・トゥー」で学ばれたということですから、技術としてオーセンティックなフレンチがベースになっているのでしょうが、今時ボンファムをコース料理として出してくれるのは青山「モノリス」の石井シェフ以来…椅子からずり落ちるほど美味かった! 前菜で出された『帆立のポアレ』も極めて秀逸…小松菜のフランと帆立の相性が抜群で、そこに貝のエキュームが合わさると何とも美味の極みです。 ソムリエがチョイスしてくれたペアリングのワインもアンリ・ジローから始まり全6種でしたがとてもいいチョイスをしてくれました。セルヴーズの方の気配りや目配りも大感謝。スタッフ全員がゲストを出来る限りもてなそうとする心意気が伝わってきます。 國長シェフは料理を絵として見せる技術も一流です。カップルなんかで来られたら話も弾むんじゃないかな。今年出会った記憶に残るレストランだったと思います。 #フレンチ #マイベスト2023

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東京都

フランス料理

Masaki Kobayashi

開店当初から注目していましたが、やっと伺うことができました。 安達晃一シェフの素晴らしい経歴に惹かれるというよりも、ロブションやアサヒナガストロノームで学んだであろう"流派"とは「まるで違うんだなぁ…」という "店のコンセプト" と "オーセンティックな料理" に最も興味がありました。 シャンパンをオーダーした後にシェフから素材のプレゼンがあります。そこから自分の好きな素材の組み合わせで本日食べるオーダーメードができるのです。とてもユニークでゲストは楽しいですよね。 4品のアミューズ〜パテアンクルート〜パン〜フォアグラのクレームブリュレ〜1/2真鯛のポアレ〜リードヴォーをオーダーしました。 「パテアンクルート」はこの難しい料理が見事な出来栄え。安達シェフの技術の高さがよくわかります…味も当たり前に美味しかった。 「フォアグラのクレームブリュレ」はパンに塗る為にオーダーしましたが正解でした。これはメチャメチャ美味しかった。 「真鯛のポアレ」は潔い塩がバッチリ決まった逸品…ソースをゲスト自身がテーブルでかけますが、これが素晴らしく美味しいソースでした。今日一番のお皿です。 久し振りに食べた「リードヴォー」は口の中で溶けるような柔らかさ…酸味のあるソースはリードヴォーの脂を中和してくれます。 残念だったのは真鯛とリードヴォーに目が眩みスペシャリテである『サカエヤ』の肉を食べなかったことと、腹が膨れてデザートに届かなかったことです。 隣の席の方がオーダーしてたサカエヤの肉は赤身で美味しそうだったなぁ…次回はリターンマッチしなくちゃですね。 #フレンチ #マイベスト2023

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東京都

スイーツ

Masaki Kobayashi

日本橋三越の "teal" には伺っています。今年食べたケーキではNo.1でしたが、やっと本店にやって来ました。 土曜日の開店50分前に到着してイートインの一番乗りでした。開店時には10人以上の列になっていましたからパフェのイートインがお目当てでしたらなるべく早く到着されることをオススメします。 オーダーしたのはインスタグラムで印象的だった「チョコレートティラミス」・「和栗とチョコレートのモンブラン」・「カカオ」・「カフェラテ」です。 おじさんがイートインで一番乗りして大きなケーキを3個立て続けに食べてますから、他のお客様に注目されます。けど、私は慣れていますので全く気にしませんよ。 チョコレートティラミスはチョコのアイスが鎮座して、その下にティラミスが控えています。甘さを全く感じない生クリームに別添えのチョコレートをかけて食べると絶妙に美味です。 モンブランは男性の拳ぐらいあります…和栗とチョコレートのモンブランなんですが、一番下にはチョコレートのメレンゲが敷かれています…珍しいですね。冷たい洋梨も隠れていてとても凝った作りになっています。 カカオは美味しいですねぇ…ビジュアルはツヤツヤです。コーティングはオリジナルブレンドのチョコレート、その下にはバニラクリーム、スパイシーなティムットペッパー入りチョコクリーム、ふわりとしたパン・ド・ジェーヌ・ショコラが続きます。カカオ味は濃厚だけど見た目よりあっさりしたムースです。う~ん、これは傑作。 今年最も気に入ったパティスリーでしたが、それは間違っていませんでしたね。 メチャメチャ美味しかった…また伺わせてください。 #スイーツ #ケーキ屋 #マイベスト2023

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石川県

スイーツ

Masaki Kobayashi

【この投稿は2023年10月4日〜9日 日本橋三越本店でのフランス展Part2出店のものです】 楽しみにしていた「pâtisserie L’aube SHOKO HIRASE」の秋のフランス展は、『pâtisserie L’aube 花鏡庵』としてこれまでのアシェットデセールだけでなく、東京では食べることのできないプチガトーも販売されるという嬉しい出店になりました。 今回のフランス展Part2のお客様の数はこれまで以上に半端なく、プチガトーは午前中には完売してしまうほどの人気振り…そんな中、何とか期間中2日間に亘り催事に行くことができました。 1.シュシュ キャラメルソースを加えたチョコレートムースの下にパッションマンゴーのクリーム…厚めのサブレの食感がエクセレント!ビジュアルもインパクトがあって印象的。 平瀬さんの技術とセンスがスゴい! 2.ミミ ラズベリーのムースの上にラズベリーとホワイトチョコレートのクリームを絞って中にはクランベリーのジャム…ムースは酸味が強すぎず優しい味わい。 3.マロンパイ 利平栗とアーモンドクリームに⽩⽟と⼩⾖ をサクサクのパイで包む…という複雑なパイ。 これは美味い…超ハイテクなマロンパイ…ちょっとビックリ。 4.抹茶ショコラ 濃茶のまろやかな旨味をショコラに仕立て、ミディアムレアに焼き上げたねっとりと滑らかな食感…メッチャ美味い。 平瀬さんらしい生真面目な挨拶文と丁寧でセンスのいい包装も印象的。 今回はアシェットデセールを食べる時間がなかったのが堪らなく残念でしたが、金沢に行かなくては食べることのできない「花鏡庵」のプチガトーを食べることができて嬉しかったなぁ。 平瀬さんのアシェットデセールは次回の『レストラン ローブ』までお預けです。 また楽しみにしています。 #スイーツ #ケーキ #フランス展 #マイベスト2023