「オーグードゥジュール ヌーヴェルエール」、「アジュール45」でミシュランスターシェフだった宮崎慎太郎シェフが満を持して2021年10月にオープンしたお店です。 右腕だった宮島由香里シェフもいらっしゃいます…宮島シェフの料理はヌーヴェルエールを辞められる間際の頃に頂いたことがあります。 あの当時ミシュランの☆を取り続けていたシェフの後任で、人気だった大箱のレストラン、しかもまだまだ認知されづらかった女性のフレンチシェフ…大変なプレッシャーの中で厨房に立ち続けていたはずです。 「雲丹とシラスのフィンガーフード」のアミューズから始まって、食べてビックリの「焼とうもろこし」、手間暇をかけた「鮎」や「リードヴォー」、両シェフのスペシャリテであるパン代わりの「シフォンケーキ」、美し過ぎるビジュアルの「野菜」、食べ応えあるポーションの「クロムツ」や「花悠仔豚」、パティシエ出身シェフの真骨頂である「デセール」…。 宮崎シェフの圧倒的なセンスと技術でただただ感嘆するばかりです。 ペアリングのワインも白主体で美味しかった。 ソムリエとセルヴーズのお二人も感じのいい方々でチームワーク抜群でした。 この店はカウンター主体ですが、そうであるからこそミシュランスターシェフである宮崎シェフの技術を間近で見ることができます。料理の勉強をされている方なら格好の教材になるんじゃないかな…。 直接、シェフから料理の説明を聞き、お話しもさせて頂けてとても嬉しかったです。 どうして一流ホテルで大箱のレストランからカウンター主体のレストランとして独立されたのかお聞きしました…「料理を作ってからお客様の元に運ばれるまでに時間のかかるホテルのレストランよりも、作って直ぐにお客様にお出しできるカウンターの小さなレストランにしたかった」とのことでした。 宮崎シェフの料理人としての意志と覚悟を感じます。 記憶に残る素晴らしい料理とレストランでした。 客観的評価はいずれ付いてくるでしょう。 いずれは予約困難な店にもなると思いますし、そうなってほしいと心から願います。 こういう意志のある料理人達のチャレンジは成功しなければならないのです。 応援しています…客観的な評価が決まった際にお祝いの再訪できたら最高ですね。 #マイベスト2022 #フレンチ #私が応援したいお店 ※Rettyでは最寄り駅が国会議事堂前駅になっていますが溜池山王駅が最寄り駅になります。