2年前に開店した最初はテイクアウトがメインでスタートした小さなお鮨屋さんです。店名から巻き物メインのテイクアウト鮨かと思ったら、実はちゃんとした江戸前のお鮨屋さんでした。最近は店内で食べる人が増えているそうです。前々から気になっていたのですが、ようやく行く機会に恵まれました。 パーキングが2台分あるお店の入り口はテイクアウト用のカウンターになっていて待合の椅子が2脚置いており、テイクアウトの先客ありでした。今回は中でいただくことにしていたので、4席あるカウンターに案内されます。こちらも先客ありで、ご年配の上品な女性がにぎり単品と小鉢料理を都度オーダーで召し上がっていました。こういうのって超カッコイイ‼︎メニューはテイクアウト用と異なるとのこと、見るとビールや日本酒もあり、休日モード全開(謎)でいくことにしました。 奥の松 650円、アテにイカ納豆 324円、お鮨は店名のついた 小町にぎり 1080円、をカウンター越しにオーダー、大将が女将さんに小声で伝えています。すぐに冷えた奥の松、サービスのポテサラが運ばれ、なんと女将さんから最初の一杯を注いでいただき、恐縮ですm(_ _)m ほどなく大将から小鉢に盛られたざく切りのガリとイカ納豆の小鉢がカウンターに置かれます。イカ納豆は想像したよりも大きな鉢で叩いた納豆と細切りのイカがねっとりと混ざっていて、日本酒と合いますね〜。これで300円って申し訳ないくらいです。小鉢に盛られたガリはゴマが振られていて、酸味もマイルドなのでお酒のアテにも十分いけるもの、これも美味しい‼︎ しばらくするとカウンター越しに五巻盛りの一皿目が出てきます。シャリ小さめ、酢飯はマイルド、ネタはどれも丁寧な仕事がなされているのがわかります。特に一皿目の白身魚と後半の二皿目の海老の尾の処理には感心しました。玉子焼きはもちろんツマミタイプで、大人の鮨はこうでなくてはなりません。マグロの細巻きはシャリが絶妙な巻き具合でこれも大満足。途中、何も言わないのにガリが足され、大将の気配りも素晴らしい‼︎ 食べる進み方に合わせて出されたたっぷりの味噌汁は出汁がしっかり出ている豆腐とワカメのオーソドックスなもので、青ネギの香りが立つシンプルですが完成度の高いものでした。最後にアガリと「あるときだけですけれど」と出された和菓子をいただき、満足な休日ランチとなりました。 アルコールを飲むお客さんはあまり多くはないと思われますが、お通しがわりのポテサラが用意されているのも驚きでした。常に抜かりない準備が行き届いているというのは大変気を遣うことなのです。 店名についている「のり巻き」よりも「江戸前鮨」と言うべきネタの良さが光る本格派鮨屋だったことがわかり、こんな店がある地元でよかったとつくづく思いました。もうお鮨を食べにターミナル駅まで出る必要はないですね‼︎ おまけ:テイクアウトもしました。写真は小町ちらし 450円(税別)、ネタ一つ一つに手がかかっていてテイクアウトのレベルではないと思います。もうスーパーでは買えませんねσ(^_^;) #住宅街のど真ん中 #江戸前鮨 #テイクアウト #季節ものも豊富 #バレンタインキャンペーン