これはスゴイお店に出会いました!! 所用で出かけた初めての土地 飯能でランチタイムになったので、Retty で探した中からかなり高評価のイタリアンがあることを発見し、行ってみることにしました。南欧風の一軒家のレストランで、裏側に専用駐車場が2箇所あります。エントランスも良さそうな雰囲気で期待できる感じです。 ランチは1300円のコースのみ、+300円でドルチェがオプションとしてつけられます。連れとそれぞれピザコース、パスタコースを選び、シェアしました。壁にはワインセレクションが貼ってありランチタイムは1杯550円、こうなると赤のグラスワインも追加せざるを得ません。ゴメンね、連れ! ピザ、パスタそれぞれ3種類の中から、ボルペッティとマッシュルームのマリナーラ、牛テールワイン煮のほうれん草練り込みスパッツレーをチョイスしました。前菜盛り合わせはキノコと野菜のマリネ、ミラノサラミ、ハムなどが練りこまれたパンで、甘くないパネトーネのような生地のパンが美味しく、この店は只者ではない気配を感じ取れます。続くのはナポリ風ピザ、マリナーラなのでチーズは入っていませんが、肉団子の肉としての主張をうまく引き出すマリナーラソースであるが故に、チーズの必要性がなくなったことが理解できます。次は牛テールのスパッツレー、モチモチ感たっぷりのパスタが絶妙な塩加減の牛テールワイン煮に絡まり、至福の一皿です。スパッツレーというのはドイツ発祥のパスタの流れをくみ、パスタ生地をトマトソース攪拌器で大き目の粒状に細かくして茹で上げたもので、こちらで初めていただきました。パスタの奥の深さを実感できます。ワインは重めのテイストを伝えたところ、スーパートスカーナのセカンドブランド ルチェンテが出てきてビックリ、サンジョベーゼとメルローの深紅のワインはとくに牛テールのパスタと素晴らしいマリアージュでした。最後にエスプレッソで〆て素晴らしいランチコースを終えました。 三十代後半の店長は地元の方で、シェフ、パティシエを始めスタッフは東京で修行した仲間で全員二十代後半というフレッシュなお店です。シェアすることを伝えなくても小皿が用意され、メイン料理も順序をつけて供されるなど、素晴らしい気配りに感心しました。どの方に料理やワインを訪ねても熱い想いとともに説明される様は、聞いていて思わず応援したくなります。東京で出店とは言いませんが、ぜひ私の地元に来て欲しいと切に願ってしまったくらい、料理、スタッフ、雰囲気、そしてワインと、全方位スキ無しの良店に巡り会えました。次回はディナータイムで再訪です(^_^) #バレンタイン