Retty福岡会の二次会を失礼させていただいて、吾輩こう見えて生涯初の「一人飲み」的なことをやってきました。 しかも、寿司屋です、susiyaなんです、すしや、鮨屋とも書くなぁ。 一次会の店からほんの3分ほど歩いた住吉橋のたもとにひっそりと、まことにそそと夕方6時から朝方の4時まで営業している小さな寿司屋です。 昔、吾輩が30歳になりたての頃だから20年ちょっと前には福岡市南区の寺塚、本当に野間大池の近くにありました。 その時、そこで食べた様々な寿司・お通し・お造り・酢の物・そして茶碗蒸し等々の味と品格、様々教えていただいた作法や食に対峙する心構えの教えなどが忘れられなくて、20数年前大分に転勤して以来、ママ様と「いつかまた行きたいねぇ、でも風の噂じゃあ店が南区から引っ越したみたいだねぇ…」てなわけで、20年来のご無沙汰をしておりましたところに移転先が判明し、更にはなんと今回の福岡会場からすぐ近くだったではあぁ~りませんかぁ! こりゃあ、行かねば! ってことで、楽しそうな二次会に行きたい気持ちを懸命に振り払い、勇気を振り絞って一人で入店した次第です。 そう、午後11時半は過ぎてましたねぇ… 20数年前の吾輩のことは正直覚えていてくれませんでした(w)けども、他に客が居なかったのでゆっくり午前1時過ぎまでご亭主とお話ができて本当によかった。感激でした。 一次会の後の今の吾輩の腹具合・酔い具合などをおもんぱかっていただいたご亭主の薦める処に沿って少しのお酒と少しのお料理をいただきました。 お通しをいただいた後、当時特に印象深かった「イカ」を一貫、さらに吾輩の好物であり当店リスペクトの象徴の「茶碗蒸し」を「一合のぬる燗」のお酒と共にいただきました。 お通しは、白身魚とキノコをカニ味噌の座布団の上に誂えた一品。 このカニ味噌と一緒にいただきます。 お酒をいただく前に、ぐい飲みを選びます。 本日は2個選んでしまいました。 お酒はぬる燗で純米酒かな?ほのかに麹の香りがします。 イカは細く飾り包丁を縦に入れて食べやすくしてくれています。女性には更に半分に切ってくれます。 イカ自体が適度な甘味・粘度と歯応えで至高です、なかなか出会えませんぞ、この味わいは。 少し大きめの器でいただく茶碗蒸し。 甘海老のリクエストにこたえていただきました。 ほのかに海老の脂を感じて美味いですにゃ~ 吾輩大好物なんです、茶碗蒸し。 東日本の寿司屋には茶碗蒸しの無い店がありますな、驚きと共に残念です。 おしゃべりと共にゆっくりこれらをいただいて、お会計は2600円。 高いか安いかは気持ちの問題ですが、コスパは超絶上等だとおもいます。 それなり、方言で言えば「値段がと」であり、満足です。 やっと大人になれた気がします。 「次は奥さんを連れて是非おいでください」とのことで、店先まで送っていただいて感涙でした。 雰囲気と味は至高のお店、優良品質のお店ですが、お品書き・メニューの類がない店ですので、もしもおいでの方は心しておいでくださいませ。 但し、高い位置で食とおしゃべりを楽しみたい方は深夜帯においでなされ。 重ねて言いますがコスパは超一級です。 #131 #食事の原点 #イカがお造りより握った方が美味い店