{町の愛され続けるおそば屋さん・岡沢そば店さん} {七種のきのこそばを頂いた日} 信州そばを愛する者として、町のおそば屋さんは貴重な存在である。こちらのテーブル席や雰囲気が1970年代後半、友人と大晦日、東京は千駄ヶ谷で年越しそばを頂いた時と何故か似ている。 岡沢そば店さんには昔ながらの風情のあるメニューがたくさんある、おかめそば、親子そば、夫婦そば、玉子とじそば等、、卓袱そばの代わりに“おかめそば“がある事が珍しい。 卓袱そばがお品書きから消えた理由の一つは”おかめそば“が登場したからだと言われている。 因みに長野市では、卓袱そばの復刻版として複数のおそば屋さんで「信州寺町そば」が堪能できる。 更に、卓袱そばをおそば屋さんの小上がり席の卓袱台で味わうのも実に風情があると思う、何故なら卓袱(しっぽく)に台をつけると、ちゃぶ台(卓袱台)になるから。 [レコメンドのお料理] ☆☆七種のきのこそば 1000円 2014年から、ソースカツ丼、鴨せいろそば、おかめそば、夫婦そばと来て、今回は七種のきのこそばとなる、全国には様々なきのこそばがあるが、これ程多くのきのこが入るそれは貴重ではないだろうか。信州そばガイドブック等では紹介されてないから、地元では初のレビューになるだろう。 登場の瞬間、その気持ちの高まりはスゴイ、具沢山の卓袱そばも良いが、このやうに器に溢れるきのこの数々、色合いも鮮やかにドンピシャりと決まる!其々のきのこの香りが漂っている。 マイタケ、エリンギ、エノキ、ナメコ、ブナシメジ、本シメジ、ヒラタケ(以上は私の推測)に満ち溢れ、全て体に良く効能がある。 あらためて信州は長寿の県だと認識する。 キノコの他には豚肉、玉ねぎが入り、より一層味わいを高めてくれ、沢山のエキスが混ざり合う。 特に玉ねぎの甘々効果が上手く発揮され、濃い目のつゆを引き立ててくれる。きのこそばに玉ねぎを入れる、これは大いに勉強になった。 北信濃はきのこ栽培の宝庫だ、本シメジ、エリンギ、ブナシメジ、エノキは家の近くの工場でも大量に栽培出荷されている。家でも1日に必ずキノコは味わうようにしている、様々な素晴らしい効能があるから尚更だ。 そして、自慢のおそば、コシがあり長さも太さもちょうど良く食べやすい、この様に具沢山になればなるほど茹で方も技ありだ、テーブルに運ぶ等、タイミングが必要になる、その期待通りドンピシャりと着そばになった。 岡沢そば店流の豪快な七種のきのこそば、これがオレ流の答えだ!って、、主張して下さってるようで、厨房のご主人さんに届くように、心地良くツルツルツルツルって応えた。 写真後半には以前頂いた「夫婦そば」と「おかめそば」の写真を久しぶりに載せさせて頂いた、信州そばガイドブック等には登場しないので、是非是非ご参考にして頂ければと思ふ。 #きのこそば #メニューも豊富