【コロナ後のいま、 人と人の直接な触れ合いを楽しみながら、 最高の鮨と和食とワインと日本酒を贅沢に楽しむ】 【前置き】 コロナ以降の久しぶりの投稿である。 コロナで変わったことといえば、 Web会議などに代表される、 人と人との直接の触れ合い が減ったこと。 しかしながら、コロナが終結したいま、 やはり一番大切なことは、 人と人の直接の触れ合いではないかと思うことが多々ある。 外食の楽しみ方のひとつもまた、 人と人の直接な触れ合いができることである。 このお店には、 とある人の紹介により、 自分1人ではなく5人で伺い 客側5人だけではなく、 お店の人と一体で最高の時間を過ごすことができた ということで、 久しぶりに「人と人の直接な触れ合い」という外食の楽しみを実感できたので、 久しぶりに投稿してみたいと思い、 久しぶりに【前置き】を書いてみた。 【本題】 六本木ミッドタウンの目の前にある雑居ビル、 その階段を降ると「鮨 今福」の看板が目に入る。 さらに進み、系列のワインバー(Vinotheque Azur)の横の扉をあけると、 オフホワイトをベースにしたシックで清潔感溢れる大人な空間が出迎えてくれる。 白くて綺麗な厚板のカウンターに腰をかけると、 大将をはじめお店の方からの元気よい挨拶で出迎えられて、 それだけで、これからの時間が最高になることを実感できる。 大将は、天皇陛下の御前での料理経験を持つ凄腕であり、 巧みな手さばきで供してくれる料理は絶品のひとことである。 今日は23品のお任せ。 和食と鮨の繰り返しがなんとも興味深い(下記メニュー参照)。 ただ、1品ずつ感想を書いていくとキリがないので、 全体の感想を簡単に。 各素材がバラバラではなく一体不可分となり一つの作品を作り出しており、 「美味しい」の一言につきる。 これは料理単体だけではなくメニュー全体を通じても同様であり、 大将の思いが込められた一つのストーリーが作り出されたといっても過言ではない。 大将の思いといえば、例えば、 マグロ専門仲卸「やま幸」から買い付けた 青森県の大間マグロを使用という凄いこだわりのみならず、 提供順番も、シンプルに美味しいものから順に味わってほしいという思いからの 「トロ→中トロ→赤身」という順番のこだわりよう。 このような思いのおかげで、とても幸福な時間を過ごすことができる。 さらに言えば、マグロとあわせたペアリングの ジュヴレ・シャンベルタン(赤ワイン)との相性も抜群であった。 ペアリング(ドリンク)は、 系列のワインバーのソムリエさんがチョイスしてくれたものだが、 このペアリングも料理とうまく融合し、 まさにマリアージュとはこのことであると実感できた。 書き出すときりがないので (これだけでも簡単ではなくなったので) この辺にするが、ともかく、 最初に扉を開けた瞬間に感じた 「これから最高の時間になる」 というのが本当に実現できた、 そんな素敵なお店であった。 【メニュー】 白甘鯛 聖護院蕪蒸し フグ白子春巻き (寿司) トロタク スミイカ ウニ フグ刺し セイコガニの醬油漬け ブリしゃぶしゃぶ (寿司) サヨリ 黒ムツ キャビア 蝦夷アワビバター焼き フグ唐揚げ (寿司) トロ 中トロ 赤身 松葉ガニ土佐酢 (寿司) 小肌 穴子 胡瓜巻 玉子 しじみ汁 ルレクチェ わらび餅 【ペアリング】 ・アルガブランカ クラレーゼ ディスティンタメンテ(白) 2023 勝沼醸造 辛口(シュールリー) 甲州 ・黒龍 いっちょらい ・プイイ フュイッセ プルミエ クリュ ラ マレショード レ バ 2022 ドメーヌ バロー(白) POUILLY‐FUISSEE 1erCRU La Marechaude DOMAINE BARRAUD 2022 ・ジュヴレ・シャンベルタン ラ・ジブリオット 2019(赤) GEVREY-CHAMBERTIN LA GIBRYOTTE 2019 ・満寿泉 純米