絶叫体験。美味しすぎて気絶するかと思いました。 哲学の詰まったコースに惚れる。 後半の生ハムを良いコンディションで食べるために構成された前半のお料理たちも、醗酵系の調味料(調味料はほぼ自家製)がふんだんに使われ、どれもひと工夫あり、かつ絶品。後半の生ハムは、まるで高級鮨屋のよう。握りのように12品出てくるが、それぞれの個性が最大限に引き出されていて、もう、なんだ、生ハムの美味しさよ。 「サラミなんてピザの上にちょこんと乗ったやつでしょ」くらいにしか思っていなかったサラミに対して誠心誠意をもって謝罪します。大変美味。 コースの中に出てくる山菜とかの食材を「取ってきた木の芽です」的な感じでしれっと最高な調理法で出してくるところもキュン。その辺の山で取った山菜やキノコを霜止出苗のシェフに自慢しちゃうってエピソードもなるほどなと。美味しいお店は繋がっているのですね。 料理も美味しいのだが、とにかくシェフの大らかでいて筋の通った料理への思いや考え方に魅了されたひと時でした。 必ずや絶叫体験をしに再び訪れます。