最近のヒット。噂通りの感激でした。 季節のおまかせとお酒ペアリング。 芝士春巻 繊維の太さが違う2種のふかひれが噛むたび食感を変え、上に乗ったキャビアとコンテが塩味を加えて美味。 杏仁豆腐 アサリのスープに鶏のスープ、杏仁豆腐の風味、海苔の磯の香り、もう初めての食感に味。面白くて思わず笑みが溢れてしまう。 酔蘿白高 紹興酒漬けの海老に蕗の薹のソースでいただく大根餅。海老と大根のトロッとした食感が似ているけれど、海老のねっとり感が更に加わり蕗の薹のソースがギュッと味をしめる。 千鍋墨魚 イカの火入れが生からレアの絶妙な加減で優しく繊細。合わせるのはアサリとトマトのソース。 齊灌湯餃 野菜コンソメのコクと味の厚み、カブの餃子を食べ進めるとその旨味がスープに広がってゆき尚更旨味が増す。お野菜だけでこれだけの充実感が得られるとは!奥行きの深さに感激。 等待春天 「季節の春」と「旬(しゅん)」とをかけた春巻。鰤のねっとり感とヤーコンの沢庵の歯応えが相性抜群。 真味干鮑 スペシャリテ。お水と干し鮑だけを2週間に渡り、手間ひまかけ調理した、シンプルでいて壮大なお料理。干したことによる旨味の凝縮さが噛むたび溢れてきて、すごい生命力を感じる。お水に滲み出た鮑のエキスは驚くほど濃厚でいてあっさりしていて旨味の層がいくつも折り重なっているよう、素晴らしい。 麻醤脆鳥 ホロホロ鳥の旨みと香ばしさを里芋のねっとり感が包み込んでこれまた初めてのテクスチャー。皮のカリッと感は中華ならでは! 芫香鮮魚 宮崎ねこや商店の黄太刀魚、お酢とパクチーのソースが格段と味の奥行きを増し、美味、ペアリングの相性は群を抜く。 雲南水煮牛肉 中華と洋の融合。中華のお肉は硬く、噛んで旨味が出てくるイメージでしたが、お肉はとっても柔らかく優しい甘みがあり、そこにソースを足して口に運ぶと、The・水煮牛肉。あの味です。こんな上品な水煮牛肉は初めて。 今天麺飯 イクラの紹興酒漬けに炒飯、坦々麺に熊肉の焼売。特に坦々麺はアサリや太刀魚などで取った出汁の旨味が奥深く、胡麻の味はしっかりあるのにスープは軽く、こんなあっさり上品な坦々麺が存在するとは、もうこれをずっと食べていたいと最後まで卑しくスープを飲み干す。 甜品 食感を変えた5種の柑橘を酒醸のプリンが包み込んでねっとり爽やか。生月餅もシェフのお客様への思いを感じ気持ちが優しくなる。 久しぶりにだんまりコースに集中しました。テクスチャーの組合せが抜群でした。 大変居心地の良い空間で初めての感激を味わえて大満足でした。 ホスピタリティが非常に良く、おかげさまで嫌いなパクチーが食べられました♡