ボニュの来栖けいさんが新たに立ち上げた焼肉店。 7人で貸切の予約。 ボニュが営業している時間は基本的に来栖さんはいないのだが、この日はボニュが休みだったようで最初からいらっしゃり全部焼きをやってくれた。ありがたや。 13800円のコースにいくつかさらに追加肉を頼み全部で16種類。 特注の炭火焼きの器具にものすごく厚みのある鉄板など他では見たことない器具が並ぶ。 肉は1つ1つが違うカット。一般的な焼肉店に比べるとかなり厚みなものが多い。なんともみだれはなし。 そして1つ1つを順番に全力で焼き上げる。 片面をかなりしっかり焼き目をつけ、反対側は軽く。 しっかりと火は通しつつ固くならず、口に入れると汁が溢れる。脂ではない力強い旨味。 そして何より香りの良さが素晴らしい。 肉への哲学と理論に満ちたあまりにも贅沢な時間を過ごした。 これまでの焼肉とは全く違ういぶさな式の焼肉。 かつてよろにくの出現が焼肉に革新を与えたが、このいぶさなはその時と同じぐらいターニングポイントになるお店かもしれない。 これから焼肉を語るにはこの店が必須になるかも。