Daisuke Hori

Daisuke Horiさんの My best 2018

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滋賀県

日本料理

Daisuke Hori

滋賀県北部・余呉にある悶絶級の世界的オーベルジュ。 この日は複数の要人とのお約束がございました。今回同席の要人、全員食に造詣が極めて深く、またご一緒させて戴いて大変に楽しい聖人揃い、平素華のないシケシケとした生活を日々送っている一介の乙参の私にお声掛け賜り天にまで昇ってしまいそうでございました… しかも今回お誘い賜りましたお店は地産地消のジビエと熟成の凄店で予約も相当に困難、以前から突き指しそうな程に行きたいを押しまくっていたコチラ…日本、いや世界屈指の名店と申し上げても過言ではない徳山鮓さんでございます! 新幹線で米原まで、その後在来線・北陸本線に乗り換えて琵琶湖北端の町・余呉へ向かいます。新幹線・在来線車内でも既にビールを飲み散らかし、既に猛烈なお馬鹿さん状態でございます… 余呉駅には徳山鮓さんから送迎のお車が!感動しつつ車に揺られること数分、お店に到着でございます!正に大自然の中の1軒宿、日頃薄汚れた私の身体が既に浄化されていく様な気さえ致します…深呼吸しつつ何時もの様にお店の外観を激写した後に入店と相成りました… お任せのコースでお料理を頂戴致します。まずは先付的に餅米と生姜餡を合わせた鰻をお給仕していただきました。余呉湖で捕れた天然の鰻、旨味がハンパございません!上質な脂分と引き締まった鰻の身の美味しさが地元産の餅米と実に優しくマッチ、更に丁寧に出汁を取られた生姜餡が全体を引き締めて素晴らしいお品に昇華しています…これは美味い… 鹿肉を香茸と共に頂戴致します。これまた地元で捕れた臭みなど一切感じない旨味の塊の鹿肉を超入手困難・松茸を超える幻のキノコといわれるその名の通り香り満点の香茸と合わされた素晴らし過ぎるお品、食する程に飲酒に対する欲求が高まって仕方がございません… チーズを巻いた鯖の熟鮓を2種類のトマトベースのソースで頂戴致します。熟鮓というとハードなお食事の印象が強うございますがコチラの熟鮓は正に芸術品、鯖そのものの旨味が上手に生かされた優しいお味に仕上がっております!日本食文化のレベルの高さを心から痛感致します…更には一つのソースには胃を練り込んである手の込み様、しかしこれがまた滅茶苦茶美味しゅうございます… ここで見るも贅沢なワンプレートをお給仕していただきます。猪をハムと生ハムで楽しむことができ、山葵漬と香茸がアクセントとして盛り込まれているお品…更には煎り胡麻と琵琶鱒の松風風・熊と猪と鹿のテリーヌまで頂戴できる正に地元のザ・ジビエ的なプレート…一口頂戴しては昂ぶった気持ちを抑えるために飲酒→また一口頂戴しては飲酒→…イケナイ無限ループに急速進行性に突入でございます! 香茸の餡で仕立てられた頭から尻尾までイケるこれでもかという程に卵が詰まった子持ち鮎と熊肉のしゃぶしゃぶ、鮒寿司を頂戴致します。赤と白の綺麗なコントラストの熊肉、これをキッチリと極まった出汁にくぐらせるとその身がきゅーっと小さくなりこれをおもむろにポイッと口に放り込みますと…んんんー、これは雲上のお味でございますぞ!ジビエ的な臭みは全くゼロ、熊の大変に美味しい脂分と滋味溢れる旨味がグッと凝縮された正に旨味爆弾、白眼昇天を堪えるのに必死でございました… このお店の名物の一つと言っても過言ではない鮒寿司、独自の技術で臭みも匂いもごく僅かに仕上がっており酸味・旨味・甘み・塩気が融合された究極のお食事と申し上げても過言ではございません!一同旨い旨いの連発で飲酒のピッチが上昇の一途を辿り、気が付けば以下の品々をシバき上げておりました… 七本槍・特別純米・減農薬栽培玉栄・限定醸造 七本槍・純米・紫霞の湖 七本槍・純米・低精白80% これらのお酒を何度もおかわりしつつ赤ワインまでシバき上げていますので車中のビールの鯨飲も相まって相当にフラフラして参りましたぞ…話す内容は同じことの繰り返し、徐々にその声も大きくなってきている様な気が…いかーん、このままでは入寂してしまう!何とか残された力を振り絞ってお会計後退店と相成りました… 実に素晴らしいお店でございます!極上の素材に乾坤一擲のお料理がなされた正に雲上のお料理…またお酒は地元栽培米を使用した地酒七本槍…究極の超贅沢な地産地消がここにはございます! 親しい友人と楽しく訪れるもよし、ハレの日的な意匠で訪れるもよし、勿論異性と㊙︎的に訪れても負ける気が致しません!お食事よし、お酒よし、居心地よしと母なる余呉の大地に抱かれる様な錯覚さえ覚えてしまいました…ここは間違いなくマイベストのお店でございます!…しかしながらこのような名店であるにも関わらず相変わらずのこの所業、嗚呼、堕ちてゆく… #日本食文化の究極 #もう何も言えねえ

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大阪府

料亭

Daisuke Hori

大阪・西天満にある凄腕の割烹。 この日は複数の要人との会合がございました。全員食に造詣が極めて深く、飲酒容量無限大の魔人揃い、またご一緒させて戴いて楽しい方ばかり、この様な席に私の様なシケシケの乙参がお邪魔してもよろしいのでしょうか… 今回大変に幸せなことに要人のお一人から最近お知り合いになったコチラのお店にご一緒しませんか?というお優しいお声掛けを頂戴することができました!ええ、欠席する理由など微塵もございません… お店は大阪地方裁判所に程近い西天満にあり、飲食店が多く建ち並ぶエリアからは少し外れた場所にあり隠れ家感満点でございます。店内は数寄屋風で細部にまでこだわって造り込んでおられる実に雰囲気のよい感じ、カウンター6席と個室が2室ございます… 今回はカウンター席を貸し切り状態でお手配賜りまずは鎮座、ご挨拶代わりにビールをお願いしこれを瞬殺致します…流石皆様魔人揃い、手品を見ているかの様にグラスが空になって参ります… コース仕立てでお料理を頂戴、まず先付的に佐賀のプレミアム牡蠣と汲み上げ湯葉を白味噌とカチョカバロチーズで仕立てたお椀をお給仕していただきました。ミルクの旨味が凝縮したカチョカバロチーズ、火を通すとべらぼうに美味しくなる侮れないお品に白味噌を合わせる発想…身厚でプリンプリンの極上牡蠣からほとばしる極旨エキス…関西人は先付を相当に重視致しますがこのお料理は私の経験上でも過去最高レベル、イキナリ心をガッチリと鷲掴みにされてしまいました… お刺身として氷見のヨコワ・明石の針烏賊をお給仕していただきました。見るも綺麗に盛りつけられたお刺身、素材の良さは勿論のこときめ細やかな包丁技が特に秀逸、更にこれを一手間も二手間も加えた青森産のニンニク醤油や金目鯛の肝醤油で頂戴する愉悦…この時点で既にテンションMAXでございます… 椀物を頂戴致します。中には岐阜産のツキノワグマ・聖護院大根・箕面の水菜・山形のうるい・能勢の天然のクレソンが入っております。一切の臭みのないジビエの旨味が凝縮されたツキノワグマ、噛みしめる程に上質な脂分と滋味溢れるお肉の味わいが渾然一体となって口内で爆発致します…聖護院大根や葉物野菜の数々、更にはキッチリと効かせた出汁が綺麗にまとまって雲上の逸品となっております…これは滅茶苦茶美味しゅうございますぞ… 鯖寿司・北海道の白子とお給仕していただきます。見るも惚れ惚れする程の身厚で脂が乗りまくった鯖、粒マスタードを忍ばせたやや甘めのシャリが正にジャストフィット、ゆっくり食さないとイケナイところ脳が次々に食することを命令、餓鬼の様にガツガツ食してしまう始末でございました…また小麦やトウモロコシ等を用いて極細麺状に仕立てられたガダイフを巻き付けて揚げられた白子、マジこれヤバ過ぎの旨さで飲酒がすすんで仕方がございません… 銚子の一本釣りの金目鯛を和歌山産のハンパなく糖度の高いトマト・赤糖房と合わせて頂戴致します。火の通し加減も勿論パーフェクト、金目鯛の持ち味である身の甘みと上品な脂分が渾然一体となって口内を暴れ回りそのまま脳髄を直撃致します…更には神戸牛A5のカツサンド!この波状攻撃に白眼昇天を堪えるのに必死でございました… 素晴らしいお食事、またこれらがお給仕される器も超一流、目も舌も心も満足、こうなると飲酒に歯止めをかけることができません!このお店、日本酒の品揃えも侮れず、気が付けば以下の品々をシバき上げておりました… 横山五十・純米大吟醸 醴泉・純米吟醸生・酒無垢・雄山錦 雑賀・純米吟醸生・しぼりたて 寫楽・純米吟醸・おりがらみ 正雪・純米吟醸生貯蔵酒・吟ぎんが ゆきの美人・純米吟醸・美郷錦 庭のうぐいす・特別純米生・しぼりたて 麓井・生酛純米 これだけ飲めば泥酔確定です!尻に根が生えつつあり意識が若干朦朧として参りましたぞ…いかーん、このままではお店と同化して入寂してしまう!次に参りましょうとなり残された力を振り絞ってお会計後退店と相成りました… 実に素晴らしいお店でございます!大将は和食を中心にフレンチの修行経験もあるハイブリッド、キッチリとした軸をお持ちでありながら自由闊達な発想で造り出されるお食事は大阪トップクラスと申し上げても過言ではございません… 親しい友人と楽しく訪れるもよし、ハレの日的に訪れるもよし、勿論異性と㊙︎的に訪れても負ける気が致しません!器の拘りもハンパなく、お食事以外の細部にまで楽しむことができる…再訪間違いなしの名店でございます!しかしながらこのような凄店であるにもかかわらず相変わらずのこの所業、嗚呼、堕ちてゆく… #悶絶級の凄店 #マイベスト2018

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大阪府

寿司

Daisuke Hori

大阪・心斎橋にあるお寿司の至宝店。 この日は要人からお誘いがございました。食に造詣が極めて深く飲酒容量無限大の魔人、私如きの未熟舌がご一緒させて戴いてもよろしいのでしょうか…大阪にとどまらず日本全国、いや世界各国のお店を渡り歩いている達人に是非是非!とお声掛け賜りましたお店がこちらのお店、鮨 樋口さんでございます! 大阪では知らぬ者なし、至宝と言っても過言ではないお料理やお寿司が楽しめる凄店、実は昨年中にお誘い賜っておりましたが私の都合がつかず未訪の状態が続いておりました。長年夢にまで見続けた樋口さん、前日はワクワク感がたかぶりすぎて中々寝付くことが出来ず寝酒を敢行、飲み過ぎてしまっていたことは秘密でございます… 店内はこぢんまりとした造りでシュッとしたL字のカウンター席とテーブル席あり、緊張を強いる感じでもなく清潔感溢れる私好みの内装でございます。要人のお手配でアリーナシート・大将のお仕事が丁度目の前で楽しめるカウンター席に陣取らせて戴きました… 要人は既に到着済、軽〜くスタートしておられます。丁重にご挨拶申し上げまずは瓶ビールを数杯、グイグイッと胃袋に叩き込みホッと一息つきます。高尚な黄金色の液体が全身の隅々にまで浸透していく陶酔感にも似た感覚に危うくイッてしまいそうになりました… まずは食してみたい小鉢を好きなだけチョイスするシステム、蛍烏賊・蛸の煮物・筍を頂戴致します。何れのお料理も素材の良さは勿論のこと出汁がキッチリ極まった絶品揃い、イキナリ飲酒がすすんで仕方がございません!特に出色なのが蛸の煮物!歯がなくても噛み切れてしまう程に柔らかく煮込まれているのですが全く型崩れしていない…しかも噛みしめる程に蛸の地味溢れる旨味と出汁が渾然一体となって口内に広がり、上品な蛸の香りがフッと鼻腔をくすぐります!あまりの美味しさに失禁してしまうところでございました… お楽しみ、ニギリの登場です。のどぐろ・和歌山の鯵・石垣鯛のカワハギ肝乗せをお給仕していただきました。のどぐろは調理前の原体を見せて戴きましたが大変な大物、これをサッと炙って頂戴するこのお品、しっかりとした身の旨味と脂の乗りまくった味わいが脳髄を直撃、飲酒に対する欲求が指数関数的に更に急上昇致します… 続いて石川の首折れ鰯・コハダ・カスゴ(小鯛)を頂戴致します。この首折れ鰯のハンパないビジュアル!獲った鰯をその場で活〆の状態にしている鮮度抜群のお品、通常の鰯とは鮮度・味わいが正に別格でございます!大将自ら市場で全ての首折れ鰯を直に触って厳選して揃えておられる雲上のお品、パクッと頬張りますと…んんんー、滅茶苦茶美味しゅうございますぞ!旨味爆弾と申し上げて過言ではないハンパないミルフィーユ状態の鰯の深い味わいとこれまた官能的な脂分が噛みしめる程に口内を暴れ回ります…嗚呼、ここは天国か… シャリは赤酢と白酢の独自ブレンドで甘さ控えめ、口に入れた瞬間にホロホロっと解けていく握りのテクニックは正に秀逸!ネタとのバランスも絶妙でこれほどのお寿司を頂戴出来る機会はそうないのではないでしょうか… 更に鰯と沢庵を巻物にして頂戴する通称イワタク・雲丹・わさび巻レベル9とお寿司は進んで参ります。何れのお寿司も正に芸術品、一ついただいては悶絶、その乱れた心を落ち着けるかの様に飲酒、次のお寿司→飲酒→…急速進行性にイケナイ無限ループに突入でございます!こちらのお店、日本酒の品揃えも秀逸で調子に乗って次々に飲みまくり、気が付けば以下の品々をシバき上げておりました… 錦蔵舞・斗瓶取り・①-s。2016 旭蔵舞・斗瓶取り・f・2016 秀鳳・純米大吟醸生・出羽燦々・磨き三割三分 作・純米大吟醸・Sake Nouveau 而今・純米吟醸無濾過生・八反錦 複数回シバき上げている銘柄もございますのでこれだけ飲めば泥酔確定です!徐々に声が大きくなっていきラリってきておりますぞ…いかーん、このままでは入寂してしまう!ここで次に参りましょうとなりお会計後退店と相成りました… 実に素晴らしいお店でございます!雲上のお食事・お寿司にモンスタークラスの日本酒、大将のお人柄もよくこれらが肩肘張らずに楽しく頂戴できる…正しく大阪、いや関西の至宝でございます! 一人でシュッと訪れるもよし、親しい友人と楽しく訪れるもよし、勿論異性と㊙︎的に訪れても負ける気が致しません!予約必至の悶絶店、経験値が少ない私で恐縮ではございますが正にマイベスト、必ずや再訪しとうございます…しかしながらこのような名店であるにもかかわらず相変わらずのこの所業、嗚呼、堕ちてゆく… #悶絶級の凄店 #マイベスト2018