四規七則。千利休が説いた茶の心。 旬の食材を用いたフレンチと日本茶を組み合わせることができる神楽坂らしいお店がHASABON。 カウンターの左隅にはコポコポと湯釜が静かに音を立て、微かに御香が漂います。 約一月半でメニューの入れ替えがあるとか。 長月の今宵は、重陽の節句を感じさせる月見の皿にて始まります。ワインペアリングでコースを堪能。日本茶のペアリングもあるのでご希望で。 甘鯛の鱗焼きの皿には金木犀が散らされていたり、 焼き芋のキャラメリゼはりんごチップを合わせて、焚き火をイメージした季節の先取り。 一皿一皿に物語があり、豊かな気持ちになれます。 最後はお抹茶を点てていただき、爽やかに。 カウンターを挟み、客と店主が、料理人が和して敬い合うそんなお店です。 隠れ家デートでの利用に、オススメ。