神戸太郎
祇園四条駅
うどん
久々に「うどんを女性の太ももに例える」シリーズ書いちゃうかな。 暮れ押し迫る肌寒さと紅葉の京都。 祇園の小径にこの名店があります。 「萬屋」 舞妓や芸妓、祇園の旦那衆が愛するこちらはここ数年ミシュランビブグルマンに選ばれ続けており、10席あるかないかのお店ゆえ、普段は行列必至。小径に溢れ出る出汁のかおりが次々とお客さんを行列に加えます。 15時過ぎと時間をずらしたけどやっぱり30分ほど並びました。 冷えた身体。 温まるうどんは何よりの贈り物。 九条ネギたっぷりのネギうどんをベースに卵とじ餡、通称「太陽」のトッピング。 餡とはいえ、サラサラしてたっぷりの卵が程よく解けています。餡には生姜が入っていて体を温めてくれます。卵とじの下にはこれまたたっぷりのネギ、そして、うどん。 おぉ、これは、、、 例えるなら髪を結い着物を凛と着た後ろ姿の京都美人の若妻が、着物の裾から覗かせる細い足首から勝手に男子が想像する白いつるんとした太もも。 筋肉などないけど、細く、無駄のない程よい柔らかさ。 冷たい冬もぬくもりがあり、次第に情熱的に温まる。ネギの甘さ、黒胡椒の風味を卵とじという着物で隠し、ああ、隠すからこその魅力ってありますよね。※注 あくまでうどんの話です。 日本を代表する京うどんの名店と言ってよいでしょう。並んでも食べたい。オススメします。