10月6日は「トロの日」、そして愚妻の誕生日。そこで、成城学園前の「デギスタシオン」さんでお祝いをしてまいりました。 音楽・絵・文章などは芸術とされています。 しかし、音楽は耳から、絵や文章は目から入ってくる抽象的な情報にすぎません。しかし、料理は味覚を刺激しながら物質が体内に入ってくるという具体的情報です。 デギスタシオンで過ごした時間は、料理こそが最高の芸術なのかもしれないと感じさせられたひと時でした。 以下、各料理について、できるだけ客観性を意識しながらレポートします。 「ランチワインテイスティングセット」 グラス1000円以内のワインが三杯¥1400で楽しめるお得なサービスです。 「自家製バター」 秋深しをイメージして、キノコのデザイン 。溶けやすいのでパンに簡単にぬれる。おいしいです。 「キノコのカプチーノ」 キノコのだしがよく効いている。和の風味も感じられる。自家製パン。硬さ、味のバランスが絶妙。日本人好みの味。 ついに来た!!「前菜7種」写真にご注目。12時の方向から時計回りに 「黄色パプリカのムース ホタテ ボタン海老、ウニ、トマトゼリー添え」 〜様々な味が溶けあい、未だかつて体験したことの味が創造されている。 「フォワグラのテリーヌ ブリオッシュ添え」 〜フォワグラは割とあっさりしている。イチジクのソースがフォワグラの味をさらに素晴らしいものにする 「金目鯛のカルパッチョ レモンの泡を添えて」 〜噛めば噛むほど味が出る。 「豚のテリーヌ」 〜口の中で粒粒ができ、それぞれの粒粒から味が発射される快さ。 「秋刀魚とブーダンノワール バルサミコとごま油ソース」 〜ブーダンノワールとは、本来は豚の血で作ったソーセージ。それを秋刀魚でやってみたとのこと。料理は「創造」であり「芸術」であることを感じさせる一品です。 「ツブ貝のブルゴーニュ風」 〜地味なツブ貝の味が、ソースのおかげで壮麗になった。 中央「信州サーモン アボガドのタルタル」 〜サーモンとアボガドが互いの臭みを消し、長所のみを出させる。 以上前菜終わり。 次に「シェフのお任せサラダ」 青森の契約農家から取り寄せているとのこと。味が濃い。 メインは妻とシェアして。 「オマール海老のデギスタシオン風」 ソースは甲殻類から抽出したもの。カボチャは一度揚げて甘みを引き出している。海老好きにはたまらない味。海老ラーメンが恋しくなった。プリン体が多い食材なんだが。 「栗を食べさせて育てたスペイン豚のソテー」 〜ソースは醤油風味か。一口食べるごとに。プシュップシュッと肉汁が口内に噴射される。 「デザート五点盛り」 五種類の甘みの波状攻撃には降参するしかない。 #ランチはお手頃価格 #最高の味