銀座のモダンスパニッシュ グッと来る印象的な皿が何枚かあり、ここは大当たりでした。 ■花愁子豚のサラダ カシューナッツを主食に育てられた子豚のサラダ 葉物に包まれており、上には三種類のジュレやソースなどがかけられている。焼肉のサンチュの様にサラダ菜で包んで手にとって食べる。 見た目にも美しく、豚肉の香ばしさとジュレの甘酸っぱさやスパイスの香りとよく合ってました。続く料理の期待値を上げてくれる料理でした。 ■ペドロヒネス香るフォアグラ 甘酸っぱいシェリービネガーのジュレを添えて スペシャリテの一品目ですが、抜群でした。フォアグラのムース単品で食べると少しモッタリし過ぎた味かな?とも思いましたが、甘酸っぱいシェリービネガーのジュレとあわせて食べると抜群のバランスでした。 手前のカンパーニュ、これも単品で食べてもかなり美味い、香り高いもの。 ■軽く燻したキャビアのラビオリ スペシャリテの二品目 こちらのお店に入ると少し燻製くさいのですが(それはそれでどうなんだって話ですが)、一つの要因がこちらのキャビアの燻製作りだったんでしょう。 ラビオリをナイフで割るとお皿に濃厚なスープが出てきます。このスープとラビオリ、燻製キャビアを合わせて頂く。樽香の効いた白ワインと合わせる。合わないわけないですよね。 ■クエのオーブン焼き ここまででだいぶ満足してたので、そこまで期待せずに口に運んだのですが、このクエが脂が乗りまくっていて、塩加減も抜群で非常に美味しかったです。抜かりがないなあと。 と印象に残った料理のみ抜粋で振り返りでした。 ワインペアリングも4杯で5800円は良心的に過ぎると思いました。 お肉とデザートは凡庸 サービスは、この価格帯のお店、かつミシュランで星二つ取ってる割には、そこまできめ細かくなく(例えば、脱いだジャケットを椅子に掛けておいたんですけど、預かってはくれず) これらを補ってあまりある満足度だったので、また再訪したいと思います。