焙煎濃厚煮干 ¥850 和え玉 ¥250 今回の上京は、ニボニボ分の補給が不充分なので、福岡に戻る前にこちらへ。 月曜日の昼前ながら、常連さんらしきお客さんたちで店内はほぼ満席。ギリギリ待ちなしで入れました。 茶濁してトロッとしたスープは、しっかりニボニボですが、ガツンと来るジャンクなインパクトはなく、まろやかで優しい味わい。 濃厚煮干しは鶏白湯ベースのお店が多いですけど、おそらくここは豚骨がベースで、豚骨特有の乳化した油の甘みがまろやかさの秘訣ですかね。 麺は細めのストレートでポキポキした食感。豚骨スープにこの麺なので、かなり博多っぽい取り合わせ。 和え玉は打って変わってジャンキー。ニンニク、醤油だれ、背脂かな?これ単体でももちろん美味。残ったスープでつけ麺風にしたり、最後はラーメン丼に投入してスープをしっかり絡めて余す所なくいただきました。 流行りのセメント系は、煮干しの苦味、えぐ味、塩気の強さが魅力ですけど、それらとはまた違った濃厚さですね。 美味しかったです。
どろ煮干ZERO ¥1000 +小ライスセット ¥60 調味料を全く使わず、煮干等の塩分だけで仕上げたという土日限定「どろ煮干ZERO」。 麺はパツンとした歯切れの良いストレート麺。 スープを一口飲むと、煮干の旨味と油感が強い。えぐみや苦味は全くと言っていいほど感じられず、塩分もかなり控えめなので、ニボニボなのにパンチはないという不思議なバランス。 ただ、低温調理のチャーシューにしっかり醤油系の味がついており、岩のり、紫蘇、刻み玉ねぎも乗っているので、食べ進んでいくと徐々に塩加減もちょうど良くなってくるかな。 間違いなく美味しい。1,000円という値段も頷ける丁寧な作りでクオリティも高い。たぶんまたすぐに食べたくなる。今年のベストにも当然入る。 ……ただ、どろっとした煮干には、ガツンと濃い味を求めちゃうのもまた事実なんよなあ。この濃さなら小ライスは蛇足だった。 ※お店には駐車場がないのでご注意を。道路向かいに20分100円のパーキングがあります。