正に東京人の「粋」を感じさせるラーメンです。 江戸っ子は粋を競った。着物の生地で競い合い、極めた人は、裏地で競い、それも極めると、今度は裏地の色で競った、そして色が二極化して行った、色を足して行くと黒、引いて行くと透明、透明は色にならないので紫に落ち着いたと言う。 出汁を飲むとそれぞれの素材の味を隠し、旨味を引き出している。引き算です。 麺は細麺、中太麺流行りの中で、雑味の出やすい細麺で勝負している。そして完勝している。独特の出汁の旨味と麺の旨味で、特有の旨味を出している。正に、粋の領域まで昇華している。これじゃあ、平日13:45に行ったのに、30人の行列も頷ける。ご馳走様。丼に向かって自然に手を合わせていました。 #マイベスト2013