ソファ席の宴は充実感この上無し @読売ランド前 開店以来お世話になっているお店。 内外装ともに年季が入って、これもまた雰囲気が良い。 店内はオープンキッチンを中心に客席が配され、カウンター席、テーブル席、ハイチェア席、ソファ席と多彩。 ドリンクと前菜を仕切るマスターと、チャコールグリル操るシェフの兄弟がこのお店を営んでいて、カウンター内の彼らのパフォーマンスを眺めたり、カウンター越しの会話を楽しみに訪れるお客も多い。 当日は家族一同でソファ席に。 大きなテーブルはいつの間にかワイングラスと彩のある料理で一杯に。 これが賑やかで楽しい。 そして、人数が揃うと料理をシェアしながら多種の味が楽しめる。 旬の素材を活かしたシェフの即興の料理、当日の雰囲気と料理に合わせたワイン。 自分たちの嗜好を知ってくれている安心感と特別感が嬉しく、ご機嫌の宴となった。 ◆真鯛のカルパッチョ ガラスの器に繊細なハーブが盛られ爽やかな装い。 オイルとビネガー、ハーブの絶妙なバランスに包まれて、しなやかでほのかな熟成感のある鯛の旨みが冴える。 ◆生ハム ◆苺のカプレーゼ 水牛のモッツァレラチーズにオリーブオイル。 それらが苺のジューシーさと甘味を引き立てる。 主役をはっきりさせた潔さが気持ちよかった。 ◆インカのめざめのポテトフライ【名物】 このメニューも名物と言っても良いのでは。 ホクホクで香ばしく揚げられたインカのめざめは品のある甘味を伴う。 そこに、森林を思わせるトリュフの香りとエネルギッシュな塩が乗り、ものすごく充実した味わいに。 ◆アスパラと菜の花のグリル ビスマルク風 菜の花とアスパラの緑が冴える。 ほろ苦さと軽快な歯応えに新鮮な春のパワーを頂く感じる。 ◆筍とカラスミのペペロンチーノ 黄金の大皿。 旬の筍は大きめのカットで、コリッコリの食感と地のエネルギーを感じる美味さ。 それがオイルに絡んで、カラスミと合わさり芳醇さを纏う。 豪快にして繊細な旨みの構成だ。 ◆ピッツァマルゲリータ 食欲を掻き立てるイタリアントリコロールカラー。 バジルの香りが立ち昇る。 自家製の生地はしっかりとした厚み。 それがトマトに馴染んで絶妙なバランスだ。 ◆ポルケッタ【名物・絶品】 このお店の名物料理。 様々な香草を大きな豚肉で巻いて炭火でグリル。 脂が多いが、焼き目の香ばしさと薫感で味わう。 レモンを絞って爽やかさを交えるとまた美味。