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k.kimuraさんのMy best 2025

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神奈川県

イタリア料理

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円熟さが織りなす美味 @生田 お世話になること十余年。 シェフとマダムには家族や親族の成長、変化を見守ってもらっている。 当日はクリスマスディナー。 今年も家族と共に素晴らしい味わいとサービスを楽しませていただいた。 メニューはイタリアンのフルコースで、アンティパストとプリモは2種づつという充実した構成だ。 美しい見た目に技巧を凝らしたり、トリックで驚かせてくれたり。 そんな年もあったが、今回は違う。 最上質の素材を丁寧に調理した一つ一つの料理には円熟の美味を感じることができた。 [アンティパスト]冷前菜 ・ローストビーフのサラダ仕立て フレッシュなりんごと濃厚なゴルゴンゾーラソースの対比が印象的。 ローストビーフは素材の旨みを噛み締めて楽しみながら、味覚が覚醒する。 [アンティパスト]温前菜 ・ムツの薄炙り メニューの名前は忘れてしまったが、炙られた皮目の香ばしさとレアな身の甘みが素晴らしい。 まるで絵を描いたような美しさ。 茄子のカプナータとジェノベーゼソースと共に変化を楽しむ。 [プリモ]パスタ 香箱蟹のパスタが素晴らしかった。 クリスマスにこれ?と嬉しい驚き。 緑の皿に盛られた鮮やかなオレンジと赤の外子が雰囲気だ、なるほど。 丁寧に抽出された脚は品のある旨み。 コリコリとした外子の食感楽し。 それらをパスタと交互に味わう。 蟹と帆立だと思われる出汁で作られたソースには海鮮の贅沢さがギッシリ。 それが自家製のタリアテッレととてもよくバランスしていた。 既成概念にとらわれない発想に感心、感謝。 ◇ワイン 前半は白をグラスで。 後半は大好きなプリズナーをいただく。 これがセコンドの蝦夷鹿に良くあってご機嫌。 [プリモ]リゾット ・原木椎茸のリゾット [セコンド] ・蝦夷鹿のロースト ベリーソース [ドルチェ]

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東京都

創作料理

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超一流のひねり技 @外苑前 イノベーティブフレンチと紹介されるけど、 このお店の革新度合いは半端じゃなかった。 例えばその驚きは次の順に展開する。 ・メニューに記された料理の名を見て自分なりに想像。 ・出された料理の美しい出立ちに感動するも、それは想像と全く違った素材や形をしている。 ・素晴らしい味に深いため息をつきつつ「あっ、そういうことね」と。 次から次に訪れる混乱と納得の繰り返しがあらゆる感性や知性を刺激してくる。 それは常識に囚われない、高度な知識や経験に基づく超一流の仕掛け。 しかもユーモアもある。 いつのまにかその虜になり酔いが深まるのだった。 ◆ほうれん草の胡麻和え【絶品】 胡瓜かな?と思わせる出立ち。 味わい深い胡麻のソースにシャキシャキのほうれん草が見事にマッチ。 そこに煎り胡麻の香ばしさと歯応え加わる。 ◆鰹のたたき 焼き茄子のソースは青みを漂わせたまったり感あり。それが鰹と高度にバランス。 蕪のピクルスで気分転換を。 ◆カプレーゼ【革新】 確かに赤と白と緑だけど、赤蕪と鯛と大葉。 ◆きんぴらごぼう【革新】 牛蒡はサクサクのフライに、人参はムースに。 ムースの味わいが品よく、牛蒡の土と香りと合っていた。 ◆海鮮水餃子 具材はアサリなど。 もっちりした食感、追いかける旨み。 サクッとしたトッピングの食感が心地よいアクセントに。 クラムチャウダーのソースとの相性が抜群だ。 ◆キャラメルコーン【革新】 確かにね。 ◆花ズッキーニの天麩羅【超絶】 貝柱や海老、チーズが具材として包まれていた。 その旨みが口いっぱいに広がる充実感がたまらない。 白ワインベースのマッシュルームソース。   ◆白子の天麩羅 白子だが黒い衣を纏う。 ◆牛ステーキ 香ばしくグリルされた舞茸が絶妙な調味料となっているような。 ◆ドランケンカモ ◆雲丹おにぎり【超絶】 雲丹を練り込んで薄い三角形に整形されたおにぎり。 それを鮑の出汁と一緒にいただく贅沢。 後半は混ぜ合わせてリゾットのように。 芳醇ながら驚くほど上品な旨味。 ◆デザート ・キャラメルポップコーンアイス ・ ジェラート グレープフルーツ

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冬の夜シャンティは優しく温かく @初台 住宅街にひょこっと顔を出すお店。 ランチタイムに何度かお世話なっていたが、仕事仲間と夜にお邪魔した。 空いていたのでゆったりとテーブル席に。 ややおっとりとしたサービスに家庭的な癒しを感じたり。 一つ一つ、丁寧に作られた料理はどれも優しい味付け。 ポルティーニ茸のリゾットとブイヤベースが絶品の美味さだった。