k.kimura

k.kimuraさんのMy best 2024

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神奈川県

イタリア料理

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変わらない美味さ 毎回の発見 @生田 10年以上もお世話になっているお店。 家族や親戚の大切な集まりは必ずここで美味しい料理を頂く。 勝手ながら、我が家の歴史をここに刻んで過ごした気がするな。 当日は親族一同でディナーを。 いつもの前菜は賑やかで彩り美しい。 中央のハムの薫感に新しさを感じたり。 7種の美味をつまみつつ、から白ワインへと繋げる。 「綺麗だね」とか「美味しいね」とか。 そんな声を聞きながらの会話はとても暖かで楽しい。 定番メニューは保証付の絶品の旨さ。 多種を頼んでも同じタイミングで出してくれるところ、こういう宴にはとてもありがたい。 夏を感じさせるジェノーベーゼに加え、季節限定の嶽きみのパスタはペペロンチーノで頂く。 シンプルながら、活き活きプチプチとした食感や深い甘味がしっかりと印象に残る。 味覚の神経が少し敏感になるのか、パスタの粉の美味さを覚えたり。 食い意地の寿命が続く限り通いたいと思うお店だ。

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神奈川県

日本料理

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祝12周年! @新百合ヶ丘 「もう少し上手く出来ないかな?」 「こうすれば喜んでもくれるのではないかな?」 12年の歴史を持つ地域トップの日本料理店となってもあぐらをかかずにその姿勢を貫こうとする精神に感心。 業種を問わずとても大事なことだな。 当日は周年記念イベントの日。 季節を感じさせる上質な素材を集めた特別な献立を店主が仕立てて大将が素晴らしい作品へと仕上げる。 地元で採れた野菜もふんだんに使われている。魚介や肉料理はそれぞれの料理ごとにその骨や頭等を炊いて出汁を引いているとのこと。 そして、提供される地酒は神奈川県の蔵元によるもの。 ガストロノミーやフードロス抑制といった思想にもこだわったということかな。 培った歴史に支えられた特別料理を応援し続けて来たお仲間と一緒に楽しめる幸せな時間を過ごさせて頂いた。 [一菜] ・甘鯛松笠揚げ【絶品】 大好物の一つ。鱗の香ばしさと身の深くて甘い美味さ。それが甘鯛の出汁に絡んで超絶に美味い。 ・甘海老の塩辛 芳醇さと塩辛さの加減が絶妙。 ・煮穴子山芋千切り山葵添え 雑味のない美味さが冴える。 ・林檎の白和え 食感のコントラストの妙。 ・胡麻豆腐 鉄火味噌 特製味噌の深く鋭い味わい。 [二菜]鰻の吸物【超絶】 上品さと力強さを残した鰻は同じ形に整えられた豆腐の上に一体として乗せられていた。 鰻の骨の出汁はしっかりとした味わい。 鮪の脂の旨みと豆腐の上品で淡白な旨みを合わせて頂く。 [三菜]島寿司 程よくタレが沁みて、素材の特徴が申し分なく引き出されている。 山葵ではなく和辛子、なるほどな。 [口直し]変わり鉄火巻き 細巻きだが、海苔の内側に巻かれているのは鯛だ。 舌先を刺激する野菜達。 脂の乗った鯛と海苔の磯感が一体化し、そこに梅肉のアクセントが。 さっぱりと味覚をリセット。 [四菜]和牛ステーキ【絶品】 鮮やかな赤の肉にキラキラと光るジュレ。 上質な和牛はしなやかな食感で、それだけで深い味わい。 それは脂ではなく最上質な赤身の美味さ。 それに牛骨や肉でとった出汁によるジュレのソースを絡めて頂く。 「一味足りないソース」と献立に記されたのはお客の好みで何かを加えてこの一品を完成させて欲しいとの店主からのメッセージ。 ほう、塩とわさびが添えられている。 自分にはわさびが良かった。 [五菜]地鶏の水炊き 治部煮風【超絶】 紅葉が始まった野山を思わせる風情ある盛り付けだ。 一瞬、柚子の香りを感じつつスープを啜る。 ほっこりと、しっかりと鶏の旨みあり。 照り焼きされた地鶏の美味さ素晴らしく、スープとの対比が最高に美味。 [食事]生姜ご飯と鮪 鮪の赤みに黄身を合えてユッケのように。 生姜の香りと味は優しい刺激。 気持ちよく酔いが覚める感じだ。 海老の殻で出汁を取った味噌汁はそれらと比較してインパクトとあり。 蕪の葉の漬物が添えられた。 [甘味]南瓜のカステラ ほうじ茶ソース 甘さを抑えた大人の甘味。 沢山お酒を頂いた後、後味が優しい。

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神奈川県

イタリア料理

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台風の隙をついて美味にありつく @読売ランド前 来るか来ないか分からない迷走台風。 電車は安全のために各駅停車に。 そんな時に閃いた。 今日だったら入れるのではないか。 大人気につき敷居が高くなっていたこのお店。 台風の影響が読めない中で予約キャンセルが続いてらしく、すんなりと入ることができた。 いつもなら鈴なりのカウンターに1人、なんという贅沢。 久しぶりにマスターと話が出来て良かった。 シェフも即興を加えた美味い料理を作ってくれる。 あー、懐かしいな。 ◆前菜 ・鯛のカルパッチョ【絶品】 トマトとガーリックが絶妙に効く。 ・生ハム ◆い ち じ く【超絶】 フライにした衣の香ばしさとジャムのようにとろけるイチジク。 そして、ゴルゴンゾーラの風味 そして、燻製したアーモンドの食感のアクセント そして、香り高い生ハム 見事な多重奏。 ◆ポルケッタ【定番・超絶】 7年の歴史を積んだ逸品。 今日の焼き具合と風味のコンディションは最高。 カリッとした表層。 立ち上るハーブの香り。 付け合わせのポテトにローズマリーが品よく香る。 レモンを絞って味変。 厳選されたマスタードは酸味抑えめで甘味を感じる。  ◆まさかのラーメン 丁寧に仕込んだ白湯スープは低温ではコラーゲンのおかげでプリンプリン。 いつの間にかこの領域まで研究の幅を広げていたのか。 感心しつつ、スープを啜る。 雑味なし。それが第一印象だ。 具材はポルケッタ。 トッピングにトマトや玉ねぎ。 日本を知るイタリア人シェフが作るラーメンが話題を呼ぶが、イタリアを知った日本人のシェフが作るラーメンがこれだ。 なんとなく、そう感じる。 まあ理屈はさて置き、奇を衒うことなく個性を持った ◆ピスタチオのジェラートとエスプレッソ お決まりの〆。 至福の時間、感謝。

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東京都

フランス料理

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最上質のガストロノミー! @虎ノ門 虎ノ門ヒルズに新しく出来たホテル、アンバウンド コレクション by HYATT のレストラン。 長年ミシュランの星に輝くオランダのセルジオ・ハーマン氏がシェフを務める。 天井の高い上質なインテリアデザインが施された店内から家路に着く人達の歩く歩道を眺めつつ。 日常と非日常との境にいる事を思う。 因みにインテリアデザインはデンマークのスペース・コペンハーゲンによるものだ。 メニューはコースからの選択。 その盛り付けや演出はまるでアートのよう。 美しい花や緑と共に全体で絵画のように盛り付けて見せた後に個々に取り分けてもらったり、目の前でその形の変化を見せて料理の柔らかさや偶然生まれた形を楽しませてくれたり。 この演出は見た目だけではなく、味にまで凝らされていた。 出汁を感じたり、素材の特徴を緩急織り交ぜてしっかり味合わせてくれる。 多角的に、複層的に感性を刺激する楽しい仕掛けが楽しい。 日本の文化と食材を研究して世界的に名のあるシェフがアレンジするとこうなるのか。 それは最上質に洗練されたガストロノミー。 素晴らしい展開に感想を交えたり、そこから派生する話に花を咲かせたり。 とても充実感のある楽しい会食となった。

5

神奈川県

イタリア料理

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郊外にある好感度イタリアン @海老名 ランチタイムに伺う。 ここは物流倉庫などが立ち並ぶ郊外。 そんな大きなスケールの街区にひょこっと顔を出すこのお店。 赤のテントと看板を見逃してはならぬ。 予約必須の人気店で、当日も駐車場は満車。 隣の敷地のビニールハウスの横に停めさせていただく。 自家菜園で育てた野菜をバーニャカウダで味わうのが人気。 それを含むコースにアラカルトでいくつか追加をして、楽しんだ。 明るい店内。 客席のスペースにゆとりがあり穏やかな雰囲気の中で時間を過ごせるのが嬉しい。 バーニャカウダの野菜はどれも美しく新鮮だ。 アンチョビの効いたソースにディップして個性のある野菜の味と歯応えを楽しむ。イイね。 自家製のサルシッチャは風味あり絶品の美味さだ。 最後に摘んだパルメジャーノレッジャーノは只者ではない。 きっとセンスのある人が選び抜いたのだろう。 特筆すべきはホスピタリティ溢れるサービス。 こちらの意を捉えて、こちらの思う以上の提案や対応をしてくれる。これ一流。 退店時に女性シェフと共に見送って頂いた。 その笑顔を瞼に焼き付け再訪を誓う。

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東京都

焼き鳥

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豊富な風の森のラインナップが嬉しい @初台 2度目の訪問はカウンターに。 スポットライトに照らされたキッチンは焼き台から立ち上る煙の演出もあって劇場舞台のようだ。 このお店の鶏は何を食べても絶品の美味さ。 しかも、新鮮で上質な素材のカットや盛りの美しさに照りや焼き目の効果が加わって目でも楽しめる。 そして何よりも個人的に注目しているのは奈良の油長酒造で造られた「風の森」のラインナップが多いところ。 当日は3種。 そして、「酒直し薬」なるスピリッツも。 大将がこれをスポイトで酒の入ったグラスにチョロっと垂らしてくれる。 幸せなる味変。 大将がこのスピリッツの相性を様々な酒で試した結果、これが合いますよと勧めてくれたのが高知の「美丈夫」だ。 キケンなほどイケる。 楽し美味しの至福の時間。

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文化と素材の個性をミックスさせた美味 @六本木一丁目 麻布台に出来た新しいホテルのスペシャリティレストラン。 大好きなホテル、AMANの姉妹分と聞き一日も早く体感したいと思っていた。 メインエントランスは分かりにくく,広場からオールデイダイニングを経由してエントランスロビーに。 カウンター背面のセピア色のアート、林の中のような情景を壁一面に描いたタペストリー雰囲気、良いな。 4Fまでエレベーターで上がる。 やや分かりにくい動線、スタッフのサービスもない状態でこのレストランに至るにはやや不安あり。 ワインセラーを抜けた先のウェイティングバーで冷たいシャンパンを飲みながら仲間を待つ。 この時間がなかなか贅沢だ。 集合しつつ一通り雑談をしてテーブルに。ワインを頼んで料理のオーダーを。 アラカルトでお願いした。 さて、待ちに待ったJANUの体験の始まりだ。 ◆ブロッコリーのロースト ◆信州サーモンのコンフィ ◆鰆のグリル ◆近江牛リブアイ ◆黒樺牛ランプ ◆ガーリックマッシュポテト ◆たけのこのロースト ◆ホットキャラメルファッジサンデー シンプルな白い皿にアートのような盛り付け。 最初のブロッコリーは枯山水の岩のような見事な造形だ。皿を回して色々な角度からその景を楽しむ。 ソースで味変をしながらナッツの歯応えをアクセント 素材の美味さを引き出すスタイル。 メインの肉は超一流の上等さを感じる。 様々なソースを選択できるのだが、下味の塩だけでとびきりの味が楽しめる。 サービスのスタッフ達は研修中の様子で初々しさと同時に不安さを感じる。 取り分けの皿も温かい皿と冷たい皿を使いわけるなどの気遣いはありがたい。 たっぷりとワインを飲みながら会話も弾み、デザートとダブルエスプレッソで至福。

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東京都

イタリア料理

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美味さとデザインの洗練された調和とは @代々木公園 昨年オープンしたライフスタイル型ホテルのメインレストラン。  デザインは建築家の芹沢啓治氏とデンマークのノームアーキテクツも協業によるもの。 寛ぎを感じさせつつも洗練されたデザイン。 視察を兼ねてここで食事をしたいという夢が叶う機会を得た。 料理はピッツァとパスタのコースにイタリア産牛のタリアータを注文した。 素材の美味さや彩りを生かしてシンプルな白色の丸皿に美しく盛り付けられる。 進行に合わせてワインを変えながらこの世界にハマる心地よさは体験しないと分からないもの。 空間デザインと料理との関係の大切さを再認識。

9

神奈川県

居酒屋

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日本酒呑みの楽園 @淵野辺 ここは淵野辺、今まで足を踏み入れたことない土地だ。 お店は駅から徒歩で15分弱。 道中を楽しもう。 広い公園では夏祭りが始まろうとしている。 酷暑の夕方、暑さ知らずの子供達がはしゃいで飛び回っている。 それを眺める親御さんの苦笑いに愛を感じるのは自分だけではないだろう。 地形は平坦で、幹線道路の間は区画整理された住宅街が広がる。 建ち並ぶ住宅は比較的新しく、若いファミリーのエネルギーを感じるな。 さて、到着。 平屋のお店の上に建屋が覆っているような造り。 ピロティのような空間から店内に入る。 いよいよ、今年一番の日本酒体験が始まる。 ◆お通し ・冷奴 ・ばくれん 超辛口大吟醸 出羽の里33% 希少美味の酒と冷奴のセットでお通しだとは、洒落ている。 ◆刺身三点盛り シラウオのコンディション抜群。 ピンピンとした生きの良い舌触りを生姜と共に。 ◆茄子の梅肉和え 酷暑にありがたい爽快さ。 ◆アボカドの天ぷら【絶品】 サクッと軽快な歯応えと香ばしさの衣と熱々でトロリとしたアボカドのマッチがとても良かった。 ◆胡瓜の一本漬け 見事に一本、一直線。 ◆枝豆のニンニク焼き【絶品】 小越醤油とニンニクの香りに誘われてお酒が進む。 コリコリの歯応え楽し。 ◆牛筋の煮込み【絶品】 筋のもっちりとした歯応えとトロリとした肉の舌触りがとても対比的。 これだけ煮込んだのにも関わらず味の加減が絶妙。 充実感ありながらしつこすぎず。 お酒が美味い。 ◆焼売 大きめ。形を保ちながら餡は柔らかくフワフワに。 ◇竹の園 パンダ出没注意(佐賀)きたしずく 山廃純米吟醸火入れ  ◇而今(三重)朝日 純米吟醸 ◇名倉山夏詣酒(福島)純米吟醸一回火入れ ◇無想 心静 夏(新潟)純米吟醸生原酒 ◇群緑 クラフトジン(宮城)

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温かい心遣いと美味い出汁が沁みる @初台 心身を癒す居場所。 そんな場所だと勝手に思っているお店。 辛い時も楽しい時も、一人の時もグループの時も、いつも必ず一緒になってくれる。 なかなか出会えないありがたい大切な場所。 最近は外国のお客にもよくお目にかかる。 若い人でカウンターが一杯になることも。 お邪魔をしないように長く楽しませて頂きたいな。 ◆雲丹2種 ネタケースの中にあった3つの箱のうち上等なもの2種を頂く。 少しだけ醤油をつけて味覚を研ぎ澄ませてトゥルンと。 広がる上質な芳醇さ。 海苔をもらって小さかった海苔巻きにしてもまた美味。 これに合わせてもらったのは群馬の「あきの聖 」大吟醸だ。いいね。 ◆鮪のつみれと秋の食材の炊き合わせ  温まりたいなと呟いていたらたらこの一品が。 小ネギと一緒に練られたつみれはふんわり食感でとても上品。 真っ直ぐで深い鮪の旨みが出汁と共に身体に沁み込んでくる。 そこにネギの心地よい苦さと柚子の香りが追いかけてくる。 ふー、いいね。 お供は紫と黄色の菊、白のかきの木茸で、出汁が良い加減で沁みていた。 ネギと柚子と合わせてとても綺麗な彩り。 秋を表現したとのこと。 こんな優しい心遣い、身も心も温まる。